先日、名古屋へ友人のお見舞いに出かけた。
彼女は、先月私が骨折したと同じ時期に事故に遭い、今も入院生活を送っている。
彼女とは知り合ってまだ2年ほど、mont-bellの山のツアーで一緒になってから
意気投合、今年の冬に長野へニホンザルの写真を一緒に撮りにいった仲でもある。
Facebokでやりとりしながら、「どちらか先に治った方がお見舞いに行く」という変な賭をして
負けず嫌いな私は、ギブスが取れた事をいい事に名古屋へと乗り込んだ。
未だ車椅子で、退院の目処が立っていない彼女、山好きで病室には雑誌「山と渓谷」が置いてあった。
それでも、今年秋のmont-bell「辰野勇と行く春日山トレッキング」には参加申し込みをしたらしい。
それまでには、治すという意気込みと、彼女の「生」への執念を感じた。
帰りがけ、「大丈夫?」って聞くと「心は元気だから」っと明るく答えた彼女の笑顔が印象的だった。
山に魅せられた人間とか、かくもあるものなのか?
かつて、ライダー冒険家の風間 深志さんにお会いいたとき、2004年のパリダカールの事故で
腰から下を持って行かれ、杖で歩行されていた。
当時、私も仕事で膝を壊し杖をついていた。そんな杖をついた者同士が、膝つき合わせて富士山へ登ろうという話をしていた事を思い出した。
また、2年前冬季訓練中、富士山で遭難した片山右京さん。彼もまた遭難以上に、長年のザイルパートナーをこのときに亡くしているが、それでもなお、その先を目指している。
(過去ご縁があって右京さんと亡くなられたUさんとは、一度山をご一緒したことがあった)
彼らは、決してあきらめる事なく、常に前へ進もうとしてる。
かつて、スティーブ・ジョブズは言った、成功した人間と失敗した人間の差とは、最期まであきらめない意志、あきらめなっかた人間が成功をおさめるのだと。
この日、怪我をして以来書く事のなかった、MOLESKINEのページに「心は元気です」と記して帰路、近鉄アーバンライナーに乗った。