お兄さんの作戦が決行され
その報告の連絡だと思っていましたが、
お兄さんの口から出た言葉は
想像もしていなかった言葉でした
兄
「今から出てこれる、？」
今からですか…？
兄
「決着つけるよ、」
何がどうなってそうなったのか
状況が全く読めません
え、今リオもいるんですよね？
兄
「いるよ、まだ話し合い終わってない」
いや、待ってください
状況が全然わからなくて…
今日はリオの相談に乗って
終わりじゃなかったんですか？
兄
「最初はそのつもりだったよ、」
もしかして…、全部話したんですか？
兄
「話したよ」
この言葉に愕然としました
だって全部ですよ、全部！
あさみさんの旦那さんが全てを知ったことも
旦那さんのお兄さんが全てを知ったことも
私たちとあさみさんの旦那さんが
協力し合っているということも…
お兄さん、失礼ですが
リオさんに何か吹き込まれたりしていませんか？
兄
「あぁ、そーゆーことか…！
大丈夫、その心配はないよ、
だって俺まで裏切ってた奴だぞ？」
信じていいんですね？
兄
「大丈夫、なんなら弟に電話代わろうか？」
え・・・
「ｵﾄｳﾄﾆﾃﾞﾝﾜｶﾜﾛｳｶ」…？
？え、弟さんもその場にいるんですか？
兄
「いるよ、俺が呼んだ」
え、じゃああさみさんは…？
兄
「もちろん居るよ、」
え？
え？
え？
どーなってそーなるん?!(二回目)
(二回目)「思ってたんとちゃう」のオンパレード
ですが、この時点で
わかっていたことはただ一つ
リオ
あさみ
あさみ旦那
あさみ旦那兄(親友)
このメンツが揃っている時点で
今その場所は…
間違いなく…
The・修羅場
これだけは間違いない
向井さん、どうする？
俺だけで行ってこようか…
私たちは本当に行っていいのか
すぐに決断できませんでした…
ですが…
兄
「ダメダメ、まなつちゃんが来ないと意味ないよ？
向井君と一緒においで…？」
でも…
兄
「怖がらなくても大丈夫、
まなつちゃんたちを守ってくれる人は
他にもいるから。」
お兄さんの意図が全く不明でしたが
私と向井さんは意を決して
話し合いの場という名の修羅場に
向かうこととなりました