面会が終わり
帰る時に元夫の彼女が追いかけてきましたキョロキョロ




彼女
「少し話したいことがあります…」



彼女の言動から
攻撃性は感じられなかったのですが

「元夫に指示されて来たのかもしれない」と
身構えながら話を聞くことに真顔





話ってなんですか?
リオに行けって言われた?



彼女
「違います、」




すぐに終わる話ですか?



彼女
「いや…まぁ…、はい、
もしかして、あなたが向井さんですか?」




はい、オレが向井です、



彼女
「はじめまして。」



挨拶は必要ありません。
話ってリオさんのこと?



人に優しい向井さんですが
この時ばかりは殺気立っていましたニコ




彼女
「はい…」




こんなところでできる話の内容じゃないのなら
別の場所に移動して話しますか?




彼女は向井さんの言葉に無言で頷きましたキョロキョロ


向井さんは私に相づちしてきたので
向井さんに任せる事にしましたニコ




確か、
この病院の近くにカフェがあったはずなので
そこで話ましょう。




それぞれの車でそのカフェに移動ニコ



移動中の車内で向井さんは言いましたキョロキョロ




彼女、こんな状況で挨拶できるなんて余裕やな。

もしかしたら、
リオさんと通話を繋げたまま
話すつもりかもしれんな…

さっきのオレたちみたいに。



うん…



リオさんが聞いていると思って
くれぐれも慎重に話さないとな…




そしてあっという間にカフェに到着ニコ



先に到着した私と向井さんは並んで座り
対面に彼女一人を座らせることにしました。



数分経ってから彼女が来て
私達の前に座りましたキョロキョロ




話ってなんですか?


彼女
「あの…さっきの病院での話なのですが
本当に旦那には言わないんですよね…?」


リオがいらんことせんかったらね。
あさみさんがちゃんと止めてくれたらいいんだよ。


彼女
「それは、絶対、何としてでも止めます。」


で?話ってそれだけ?


彼女
「あの…言いにいんですけど…」





元夫の彼女はそう言うと
ソワソワし始めましたキョロキョロ




何ですか?




彼女
「あの…














ライン交換して貰えませんか?









は?真顔むかっ






誰と誰が?



彼女
「私とまなつさんです…」



え、なんの為に?



彼女
「旦那にバラされるんじゃないかって
不安で不安で…」






やっぱり不倫する人間の思考は
到底理解できません真顔むかっ


もしかしたら
元夫が裏で糸を引いている
という可能性も視野に入っていましたが



ここでまたしても閃いてしまった私ニヒヒひらめき電球




いいですよ、
ライン交換だけなら。



彼女
「本当ですか!?」





私のその返事で
向井さんは青ざめていましたが…ニコ


それとは裏腹に



彼女の顔は見る見る明るくなっていきました真顔