やっと
元夫との子どもである事を認めた彼女真顔




あさみさんの旦那さんが
自分の子どもだと信じて育てているということも
私は知ってます。

全部知ってるんですよ、
だからここからはもう
否定も嘘もナシでお願いしますね?



彼女
「はい…」




私は今回、
二人の関係を暴きにきたわけでも
あさみさんの旦那さんに
真実を暴露しにきたわけでもありません。



彼女
「じゃあなんの為に?」



「二人の本当の関係」が
リオにとっての弱みだって気付いたからです。



彼女
「リオの弱み?」




あさみさんはご存知かどうかは知りませんが

元夫は離婚後も
私に何度も付き纏いや待ち伏せなどをして
何度も警察沙汰になりました。

関わりを絶ちたくても
何かにつけて関わろうとする。

今回もそうでした。

「子どものため」「子どもの意思を尊重して」
そう言っているにも関わらず

私と会うことを要求してきました。



彼女
「なんでそこまでして…」




それはリオ本人に聞いてください。
私にはわかりません。

私も新たな人生をスタートさせました。

私はもうリオと縁を切りたいんです。



俺は別に邪魔なんてしてない



リオが向井さんに何て言ったか
私が知らないとでも?



そんなん、証拠…



証拠がなくても
私は向井さんの言ってる事を信じる。

ね?リオとやり取りしてたら
こうして堂々巡りなんですよ、

だから
どんな汚い手を使ってでも
リオと縁を切る方法を考えたんです。



彼女
「話がよくわかりません」













でしょうねニヤニヤ






要は、


これ以上私にたちに関わるのなら
二人の秘密を
知られたくない人に知らせちゃうよってこと。

縁を切ってくれるのなら
私は誰にも何も言わない。




交換条件ってこと?
ってかそれって脅しやんな?



脅し?
リオたちにとってはそうかもしれんね。
でもこんな脅しの内容
普通の人ならないけどね。

健全に生きてたら
そんな事で脅されることないのにね…?

誰が悪いのか
無い頭使って考えたら?






元夫の言う事全てが腹立たしく
最後は冷静ではいられませんでした真顔むかっ





二人でよく考えなよ?
主導権は全部こっちやから。

リオがもう関わらないのなら
私も一切関わらん。

でも少しでもいらんことしようもんなら
こっちはいつでも準備してるから。


じゃ、さいなら。







病室に二人を残し、
私は面会を終了真顔




汚いやり方ですが
元夫と縁を切るには
他に方法はありませんでした。


私自身、真実を知っていて
あさみさんの旦那さんに何もできないのは
心苦しいのが本音でした。


脅すことでしか
元夫を抑制できないなんて情けないとも思いました。


だけど、これで
「めんどい事から解放される」

そう信じていました…


















この時まではですが…真顔






いずれ嘘はバレる

悪い奴には天罰がくだる





改めてそう思い知る出来事が
この後の私たちにやってきました真顔






病院を出て
駐車場で待つ向井さんの元へ戻った時ニコ



お疲れ様、
生きた心地がしなかったよガーン



私は無言で
グッジョブニコニコグッ



すると…




あれ?あさみさんが出てきたキョロキョロ




向井さんの言葉で振り返るとそこには
あさみさんの姿キョロキョロ




私を見つけて近づいてきましたキョロキョロ



向井さんは慌てて車を降りて私の前でガードニコ




彼女
「少し話したいことが…」




攻撃性は感じられませんでしたキョロキョロ







これが、





あさみさんの旦那さんに
真実がバレる糸口になるとは



この時の私は
思ってもみませんでした。





だけど、





私が元夫と面会を決めた時点で



もうすでに
ソレは始まっていたのかもしれません真顔