私が妊娠したと言う事実を
なんとしてでも元夫に知られたくなかった私は、
息子にも
念押ししておかなければなりませんでした。




息子
パパのことやんな?




息子もわかっていたようで、
私が言う前に
息子から元夫の話しが出てきましたニコ





ママに赤ちゃんができたことは
パパには絶対に知られたくないねん、



息子
ややこしいもんな、




息子が唯一パパと連絡取り合ってるから…
あ、でも息子がパパに言うんじゃないかとか
疑ってるとかじゃないからね!
パパは普通じゃないからさ…



息子
確かに。でもなんかモヤるな…



モヤる…?



息子
自分だって彼女と幸せにやってるくせに
ママに赤ちゃんができたら文句?
どの口が言ってんねんって話やわ、
ママはお前がいなくて今幸せやねんって
むしろ言って撃沈さしてやりたいわ!




アカンアカン、言ったらアカンで?

文句で済んだらまだいい方、
パパはそんなんじゃ済まんから。

もしかしたら何も言わないかもしれんけど、
それに賭けるのは無謀すぎる、
だから知られないことが最善やねん。

パパに知られたら
赤ちゃんが危険になると思っててもいいぐらい、
それぐらい慎重にならないと、



息子
わかった、パパには絶対に言わん。
それにまぁ、今はまだ入院してるしな…





元夫が救急搬送されてから
その後の病状などは
息子以外誰も知りませんでした。





息子は面会行って会ってるやんな…?



息子
部活がオフの時、行ける時に行ってるぐらい。
明後日面会に行くことになってる。



そっか…



息子
今は一般病棟にうつって会話できる、
でも、言わんから安心して。





元夫の病状が回復しているのだと
複雑な気持ちになりました…。


息子の言った
「言わんから安心して」
その言葉を信じるしかありませんでした。



息子
明後日パパの面会が終わった後、
そっちに寄るわ






そしてその電話の2日後。




息子は約束通り
元夫の面会が終わった後に家に帰ってきました。



だけど帰ってきた息子の様子が
明らかにいつもと違っていましたキョロキョロ




どうしたん?
なんかあった?




息子
ごめん…、






嫌な予感がしました。





え?なんの「ごめん」?

















息子
パパにバレてしまったかもしれん…