私は、
妊娠してからの自分の気持ちや、
考えていた「これから先の事」を
話すことにしました
まず、妊娠がわかった時、
私は向井さんには言わないつもりでいた、、
ん…それはなんで？
私たちは色々な理由で別れを選らんだわけで…
妊娠したからって
全てが解決できるわけじゃないやん…？
うん、そうやな
それに、、赤ちゃんが順調に育つとも限らない。
オレに言ってからもしダメだった時のことを
考えたんやな…
バカな考えかもしれませんが、この時の私は
「ダメだった時」のことばかりを
考えてしまっていました…
でも、赤ちゃんが順調に成長していく中で
安心できる時期になった時に
「向井さんに伝えるべきか」「伝えないか」
その葛藤は出てきた。
うん。
「向井さんに伝える」ってことは、同時に
関係を「やり直す」か「やり直さないか」
の選択が出てくるって事やん？
うん、まぁ…
そう言うってことは
まなつちゃんの中で「オレとやり直す」って選択は
なかったってことやんな？
うん…、だから伝えずに
一人で産むって決めた。
そっか…
向井さんは黙って俯きました。
だけど、今こうして伝えたのには
理由があって…
あ、そうやんな…
なんで？何かあったん？
先週、出血しちゃって…
え？大丈夫なん？！
今外に出ていいん？仕事は？してていいん？！
焦った向井さんから
矢継ぎ早に質問が出てきました
うん、今は大丈夫。
病院で診てもらって赤ちゃんも元気やった。
アカン、心臓持たん…
オレでこんなんやねんから…
一人で怖かったやろ…？
「それも自分が選んだ道やから…」
って思ってたんやけど、、、
いいよ、言って？
「オレは何でも受け入れる」って言ったやろ？
…これから先、
入院になる事も視野に入れておいてって
病院の先生に言われてて…
何でも力になる、
オレができることは何でもする、
オレに伝えてくれた今、
もうまなつちゃん一人の問題じゃないから。
詳しいことを話さずとも
私がして欲しい事に気づいてくれた向井さん。
「都合の良い時だけ使って」
「見返りを求められるかもしれない」
向井さんに対して
そんな酷い事ばかりを考えていた自分と
わかってはいましたが、
それでも
大事な事を言わなくてはなりませんでした。
私と向井さんがやり直す選択は
今こうなっても、
私の中にはないって事をわかってほしい。
あくまで、「子どもの親」として
協力し合っていきたいと思ってる。
勝手なこと言ってるってわかってるけど、
許してほしい…
人生のパートナーとしてではなく、
子どもの親としてのパートナーとして
歩んでいきたい、
(パートナーとしての具体的な内容は
後ほどの話合いの中で行われますが)
それが、
私が考えていた「これから先の事」でした。
わかった、それも含めて全部受け入れる。
それにもう一つ、
確認しなければならない事がありました。
もし、向井さんが、
新しい「誰か」との未来が始まっていたら…
向井さんに一つ聞きたいんやけど…
うん…？
一ヶ月前ぐらいに
向井さんの元義母が私の店に来て…
え…
向井さんの様子からして、
やはり知らないようでした