⚠今回の記事は
石川県能登半島地震発生時の
私の体験した出来事を書いています。
思い出すのが辛くなる方や、フラッシュバックに苦しんでいる方がおられましたら、
無理はせず、読む事を控えて頂ければと思います。
話合いは途中でしたが、
緊急地震速報の音と同時に
家がグラっと大きく揺れました。
私は一瞬にして
涼太のお母さんに預けた子どもたちの事が
頭をよぎりました。
息子、大丈夫やな?
息子
『うん、大丈夫、』
しっかり自分の身を守って。
ママは、
◯ーちゃんと◯っちゃんのところに行ってくる、、
まだ揺れが続いてる中、
私は実家を飛び出し、涼太の実家へと走りました。
地震なんて経験したことのない下の子どもたち、
「きっと怖い思いをしいてるに違いない」
そう思うと私は無我夢中で走り、
自分が妊娠している事さえ頭から飛んでいました。
涼太の実家の前に着くと、
一番下の三女の鳴き声が聞こえてきました。
急いで家のドアを開けると
玄関には
涼太のお母さんが次女を抱きしめ
涼太が三女を抱き抱えてくれていました。
おばちゃん、ごめん…!
子どもたち二人ともが
私にしがみついて泣き出しました。
◯っちゃんが、パニック起こしてもうて…
それを聞いて
私は次女、三女の二人に何度も謝りました。
その時には揺れもおさまり、
「大丈夫、大丈夫」と二人を抱きしめて
背中を擦りました。
涼太母
『石川県で地震やって、、』
石川県!?
ここまで揺れたん?
あっちはもっとヤバいと思う。
想像しただけで恐ろしくなりました。
おばちゃん、涼太、ごめんね、
子どもたちを守ってくれてありがとう…
災害はいつ起こるかわかりません。
だけど、
子どもたちが一番一緒に居て欲しいときに
居てあげられなくて、
とても申し訳ない気持ちになりました。
危ないからまなつの実家まで送る
そう言ってくれた涼太と共に
涼太の実家を出た時でした…、、
大丈夫か…?
目の前には
さっきまで実家で話合いをしていた元夫が
立っていました。