彼の言った「もうダメ」の意味。




もう…ダメやな…




ダメって…




リオさんとこんなことになるんやったら
折れるんじゃなかったな、、





明らかに後悔している言葉でした。





ごめんなさい…




何がごめんなさいなのかわかりませんが
気づいたら謝っていました。




謝らんといてや…
傷つくから。


………




ただ黙るしかありませんでした。




オレはまなつちゃんと結婚するまで
ずっと不安がつきまとうんかな…



………



オレが安心できるのは…
もう結婚しかない、




この言葉に違和感を感じてしまいました。




安心するための結婚?
私が言うのはお門違いかもしれんけど…
安心のためだけに結婚するのって…



もちろん、それだけじゃないで?
まなつちゃんや子どもたちを
幸せにしたいと思うし、背負う覚悟もある。

結婚することでより、守らないとって
心が強くなる。




彼からのその言葉を聞いても
「結婚したい」とは思えませんでした。

なぜなら散々話し合ってきたからです。

彼が思い描く夢や未来を、

私では叶えられないと言って
私が身を引くという選択も
これまでの話し合いで出してきました。

だけど最終的に彼は
傍に居れるだけでいい
そう言ってくれました。


自分自身ずるいとわかっていました。

自分のことばかりで
彼の気持ちを蔑ろにしてます。

だけど、
彼を苦しめているとわかっていても
再婚を決めることはできませんでした。





ごめんなさい、
それでも…




結婚しよう?

電話でなんて言いたくなかったけど、
もう無理…



ちょっと待って、、



もう待てない、



今はリオと息子の話しをしてる時やん?



次の週末、2日間の休みで
一時帰国するから話はまたその時に



帰る予定なんてなかったやんね?



なかったけど今できた。



仕事に差し支えるから…



とにかく、時間空けててね?








私が彼の気持ちを
抑圧してきた結果だと思います。



彼からのプロポーズは
全然彼らしくありませんでした。


焦る気持ちが抑えられず
勢いで言っているかのようでした。





彼が一旦帰国すると言っていた日は
クリスマス前のことでした。




私はその日まで
毎日、自問自答の日々でした。



彼との再婚のこと
元夫とのこと
子どもたちのこと




必死になって考え悩んでいました。





ですが、


彼が一時帰国したその時の話し合いで



私は




真剣に彼との別れを考えることになりました。