病院の受付の人の言葉に思考停止寸前でした。



受付👩‍💼
入口前のあの車ですか?




車椅子を押す受付の人の言葉で
ハッと我に返りました。




はい、そうです。


受付
息子さん降ろしましたら、
お車を駐車場まで移動お願いします。



わかりました。




受付の人が息子を車椅子に誘導し、
そのタイミングで私は息子に確認しました。



息子、もしかしてパパに連絡した?



息子
…ラインだけした、、



終わってからにしてって言ったやん?



息子
今でも終わってからでも
どっちでも一緒じゃない?
心配する時間が長くなったら、パパ可哀想やん、




息子は反抗期というものが
この時まで一度もありませんでした。

ですが、この時の息子の態度は明らかに
私への反抗のようでした。


病院の人がいる手前もあり
私はそれ以上は何も言えませんでした。


車椅子を押す受付の人の後に付いて
病院内に入り、診察室へと向かいました。


すると、

診察室の前にある待合室に元夫が座っていて、
息子の姿が見えた瞬間に立ち上がりました。




受付👩‍💼
先生が来たらお呼びしますので、
こちらでしばらくお待ちください。



待合室は
元夫と息子と私だけになりました。




息子、大丈夫か?



息子
大丈夫やけど、頭痛い、



地面で相当強く打ってたぞ?



息子
あんまり覚えてないけど、
足蹴られたのは覚えてる、



息子がマークされてるのは見ててわかった。
息子にボールが回らないように相手は必死やった、
それだけマークされる選手ってことや、
すごいぞ!




素人の私には
全然わかりませんでした。


ですが元夫にそう言われた息子は
とても嬉しそうでした。



それだけの選手なんやから
もっと自分の体大切にしなあかん、
コーチが言う事はもちろんのこと、
ママの言うこともちゃんと聞かなアカンぞ?



息子
ママは心配性やからめんどくさいとこある…笑




冗談半分で言っていましたが、
結構ショックでした…




パパ、心配でたまらんかったわ、、
でもママなんてもっとたまらんと思う。



息子
ママもパパも、心配かけてごめんな、、
次こそはパパにもママにも良いところ見せたい。




サッカーを頑張る息子と歩んできた道のりを
改めて思い出し、涙が出そうになりました。



それと同時に


大人になりつつある息子の行動を
私がコントロールすることに

限界を感じた瞬間でもありました。