家に入り、向井さんと諒太は
ダイニングテーブルに対面して座りましたニコ



私はキッチンで飲み物を準備しながらも
カウンターの向こうに座る二人の様子が
気になって仕方ありませんキョロキョロ



諒太からしたら完全なるアウェイな状況ガーン


この気まずい空気をなんとかせねばと
私は向井さんに話しかけました。




向井さん、お腹減ってる?
飲み物と軽く何か食べる?



いや、今は大丈夫。



今日、仕事忙しかったんや?
全然連絡こないから。



うん、今日は会議とか色々重なって
忙しかった。




別に普通の会話に聞こえるかもしれませんが
私たちからしたら普通ではありませんでしたキョロキョロ


この時の向井さん、
めちゃくちゃ塩対応でしたガーン


会話が続かず撃沈し
私は何も話せなくなりました無気力


私が話さなくなったからか
向井さんが諒太に話しかけ始めましたキョロキョロ



諒太くん、まなつちゃんから前に聞いたけど
消防士なんやって?キョロキョロ


はい。


大変な仕事してるんやな〜


いえ、とんでもない。


でも危険が伴う仕事やん?


まぁ…でも自分は救助メインなので…


救助?火を消す仕事じゃなくて?キョロキョロ


消火活動も場合によってはいきますが、
自分の場合、最前線で消火活動はしないですね。


消防士って色んな仕事があるんやなーびっくり




意外にも普通に会話していたので
少し安心しておりました。


飲み物を持って二人のところまで運び、
私は向井さんの隣に座りましたニコ


さっきまで話していた二人でしたが
私が座ると二人とも話さなくなりました…泣くうさぎ


しばし沈黙が流れたのち、




まなつちゃん、諒太くんに何貰ったん?




この時、手汗がハンパなかったです驚き




これ。




紙袋から出して
あのシャンプーを見せました。




これなに?キョロキョロ



それ、炭酸シャンプーなんですよ、
自分が行ってる美容室で買ったんですよ。


シャンプーか…
チョイスがセンスいいな…


まなつは昔から髪のケアに関する物あげたら
喜んでくれてたんで、選ぶのに困りませんね…笑


確かに…笑
でもそんなプレゼントができる諒太くんて
モテそうキョロキョロ


いや、全然ですよ…笑


諒太くんは、好きな人とかおらんの?


今はいないですね…
この仕事してると出会いもないですし…笑


好きな人、今はいないけど前はいたんや?
その人とは付き合わんかった?



初対面やのにグイグイ踏み込んだ事聞くなんて
向井さんらしくありませんでした。



ね、ちょっと話しストップしてくれる?



すると
止めようとする私の発言を遮るかのように
諒太がいいました。




向井さん、本当にまなつ大好きなんですね…笑
間違いだったらすみませんが、
もしかして俺のこと疑ってます?





諒太は全てを察したのか
向井さんにそういいました。