D男先輩
彼女のためって…
俺別にお前の彼女になにもしてへんやんけ!



確かにオレの彼女は何もされていません。

でも他人だからってそれを蔑ろにしたら
その先に自分の彼女が
そうなる未来があるかもしれないのが
嫌なんです。

止めなかったら調子にのって、
どんどんエスカレートする
バカな男もいますからね。

されてからじゃ遅いんですよ、
オレはそうなる小さな可能性を
なくしておきたいだけです。


D男先輩
バカな男って俺のことか?


セクハラされて声に出せない女性もいる
それを良いことにセクハラする側は調子にのる
守る側の人間も権力に負けて守れない

それじゃエンドレスですよね?

オレは彼女がそんな目に遭ってほしくない。
オレが守りたい。
でも常に守ることは現実的に無理。

じゃあ何ができるのか。

できることは目の前で起きてることを止めて
嫌だと言いやすい環境を作る。
そんなバカなセクハラ男相手でも本気で注意して
やめさせる方にもっていく。

そんな小さな積み重ねが
彼女を守っていくことに繋がると思って
オレは言ってます。




A男先輩
なるほどな…向井すごいなねー




A男先輩に知らせに言ったのも
止めに入ったのも


A子さんを守るためではなく
私のためだったと言う向井さんキョロキョロ



だけど…わかりにくくない?キョロキョロ


その説明を聞けば納得やけど、

ただ単にそんな行動を起こすだけなら
守られた女性は勘違いする…よね…?ニコ




A子さん
向井さん、ありがとう。
私も嫌だったけど、嫌だって言いにくし…
A男は全然守ってくれないし…
向井さんが助けてくれて終わらせてくれて
感謝してます。




ほいでほいで?真顔



A子さん
A男も向井さん見習ってよ?



ほいでほいで?真顔



A子さん
まなつちゃんもありがとうね、
あと、さっき私だけ逃げてごめんなさいね。


















今回は受け取る側の人が
まともな人だった笑い泣きよかった~!!









そして私たちは
逃げるように上司宅を脱出したのですニコ