父の葬儀も終わった数日後。


色々な手続きに追われている最中、
私の実家に一本の電話がかかってきましたキョロキョロ


最初に出たのは
私の母でした。



はい、〇〇です。



いつも通りの母の電話対応。

ですが、その一言の後から
長い無言が続いていたことに
なんだか嫌な予感がしましたキョロキョロ


私は母の近くに寄り
母の顔を見ました。

私に気づいた母は
眉間にシワを寄せてしかめっ面真顔

ため息交じりに首をかしげて
明らかに怒っている様子でした。


受話器越しに聞こえてくる声は
女性だということはわかりました。


すると母、



あのね、まだ葬儀が終わって
2日しか経ってないんよ!むかっ
こっちはクっソ忙しいのに、
何をくだらんこの言うてますの!?むかっ



唐突に怒鳴る母。



言いたいことあるんやったら
弁護士通してから物言うてくれるか!?むかっ



私は、この母の言葉と態度で
リオ関係の人間だと言う事を察しました。



母は
まだ向こうが何かを話している途中でしたが
電話が壊れるんじゃないかというぐらいの勢いで
受話器を置き強制終了。



誰からの電話?



私は恐る恐る母に聞きました。



リオの母親からやった



それを聞いて色々な事が
頭をよぎりました。


父の葬儀の時に
リオの母親が弔問にきました。

私はリオの母親だとわかり
逃げるように隠れました。

その時の私の精神状態では対応できる余力が
残っていませんでした。

私の代わりに母が対応してくれました。

母は、リオの母親からの香典は受け取らず
追い返してくれました。


そんな出来事があってからの
リオ母からの電話だったのです。



なんの電話やったん?


しょーもないことやで。


どんなこと?


香典受け取るの拒否ったことを
リオから文句言われたらしいわ。


こっちが文句言われてるってこと?


知らん。
あのオカン、語彙力なさすぎやねん、
何が言いたいんかさっぱりわからんわむかっ
だから
文句あるんやったら弁護士通せ言ったわむかっ



リオなら、自分の立場も考えず
拒否ったことに
文句を言いそうだと思いました。

考えたら腹が立ちましたが
母が強く言ってくれたので
その時はあまり深くは考えないことにしました。



その電話からしばらくして
母が用事で家を出ました。


私は父の役所関係の書類の記入などに
追われていました。


そんな時、
またしても実家の電話が鳴りましたキョロキョロ


その時実家には
私と子どもたちしかいませんでした。



はい、〇〇です。



母が不在の時は
私がいつも電話に出ますが、


この時は、出なければよかったと
後になって後悔したのです。。