リオの性格を知り尽くしていたので、


リオからの質問は手に取るようにわかり、

おもしろいぐらいに
予想通りの展開で
事は進んでいきました。



向井と一緒に住んでる?



正直この時の私は
メンタルがボロボロで
リオを目の前に質問に応えている間、
ずっと手が震えていました。


本当に完璧に隠せるなら
嘘でもなんでもつけたと思います。


ですが、
向井さん関係の人となんだかんだあった後でしたし、
リオは全てを知っているかもしれないことを前提に

「正直に応えれることは応えよう」

そう心に決めていました。


嘘がバレたり、変に隠すと
事がややこしくなると踏んでいましたから。



…一緒に住んでる。



やっぱりそうやったんや…笑
向井のやつ、嘘ついてたんやな…笑



あの時はそのつもりじゃなかったから。
(そのつもりでしたけど…)



なんやー、てことは、やっぱりこのままいくと
再婚…?笑



先のことはわからんよ。
(だいぶ堪えた…)



まぁ、どこのどいつかわからん奴よりは
子どもらの事考えたらマシやな…笑




突っ込みたいところは山ほどありましたが
「子どもたちのために穏便に進める」
と唇をグッと噛み締めましたニコ



訴状取り下げてくれたんやんな?
ありがとう。
でも、どういうつもりで?笑



子どもたちのため。



私弁:
そのことですが、取り下げても
裁判がチャラになるわけではありませんからね。
そちら様次第でまた再度手続きを踏んで
再開させることもできますから。



それは、わかってます。



ここで

「もうそろそろお時間です」と
リオの方から聞こえてきました。



たった15分。


私には
とてつもなく長い時間に感じました。