案の定、
ケータイの電源は切られていました。
ケータイの電源を切ると言うことは
切らなければならない理由が
あったからなのでしょう。
リオが私を監視するために入れていた
ケータイのGPS。
自分は監視するが、監視されるのは
バツが悪かったのでしょう。
そこで私は計画していたことを
実行することに決めました。
飲み会の現場に乗り込んだところで
なんとでも言い逃れできる。
逃げ場なんて、作らせない。
夫と女がやり取りしていた内容。
飲み会後の行為の約束
そのやり取りが事実なら…
飲み会の後かならずラブホテルに行くと
確信していた私は
夫の飲み会の場所から
近いラブホテルをピックアップ。
2つのラブホテルが挙がりました。
リオの性格、思考を熟知していた私は、
一つのホテルに狙いを定め、
飲み会が終わるであろう時間に
ホテルの前で張り込むことにしたのです。