続きです。

母は、「来年帰ってくる時までに子どもができていなければ二度とここには帰ってくるな。勘当だ。」と祖父母(母からすると両親)に言われたそうです。

勘当とは親子の縁を切る事だと説明されました。

小学校低学年の私にはあまりにも衝撃的でした。

私が驚いてポカンとしていると、何を聞いたわけでもないのに母は次々と色んな事を話してくれました。

「お母さんねぇ、お父さんと2人で居たかったの。ほら、お母さん子どもが苦手でしょ?だから産むにしてもそんなに急がなくていいかなーと思ってたけど、おばあちゃん達に勘当って言われちゃってね。そのタイミングしか無かったわけ。」

色んな事を知れば知るほどモヤモヤした感情が込み上げてきました。

そうか、わたしはお母さんとおじいちゃん達の仲裁役として生まれたんだ。

知りたくなかったなぁ。小学生ながらそんなことを思ったのを覚えています。