つたない備忘録ブログにお越しいただき、ありがとうございます!
10月8日(金)
仮住まい: 255日
着工: 45日目
上棟: 4日目
お陰様をもちまして・・・
無事上棟しました!
とは言い難い状況でございます
色んな惨劇に合われているブロガーの方々からすると、致命的じゃない!ぬるい!と言われるかもしれませんが、注文住宅初心者からすると、すったもんだ(古い)しております・・・
細かいことは省略して、それはどうなの!という事案が5つありました。
(すみません、長くなります・・・)
①廻り階段の木組み
これが一番現地で見たときにびっくりした事案です・・・
我が家は、二階リビングで廻り階段にしているため、抜け感を出すべく腰壁ではなくスチール手摺(ウッドワン製)を採用する予定です。
お手間でなければ、こちらをご参照下さい!
二階の階段廻りの間取り図ですが・・
ブルーのラインに上の手摺を付ける設計にして貰ってますが・・・
「MD型手すり」としっかり書いてあります!
実際の上棟した階段廻りの写真がこちら!
これは階段エリアを一階横から見た写真です。
本来、赤線のようにひな壇階段が来て、腰壁の代わりに青線のような手摺が来ることになってますが・・・
ガッチリ木の柱が組まれて壁の予定になっている!!
あれ、、階段だけで結構設計段階から拘りもって時間かけましたよね・・
代替案も探して貰って、少なくとも腰壁にはならないことは分かってますよね・・・
横にいた現場監督にはフォローいただきましたが、明らかにこれ柱切らないとダメですよね。
棟梁さんからは、
「柱をここから切って、親柱(笠木と書いてある柱)と支柱を止める梁を付けてってやれば、なんとかなるかな・・」
おぉぉ、、、なんとかなりますか!?
「親柱をなるべく目立たないように、こんな写真(リンクご参照)を設計士さんに渡したんですが、、、」
「ん~、聞いてないですねぇ」
「!!!」
設計士さ~~~~ん、折角写真送ったのに、現場に伝わってないですよ。現場どころか監督も知らないって・・・
棟梁さんは、いけそうとのことですが、構造計算上大丈夫なのかな・・・という不安を残しております・・・
②バルコニーの腰壁高さ
つづきまして、バルコニーの腰壁の高さです。
我が家は、比較的広めにバルコニーを取っているので、外からなるべく視線を遮るように腰壁を高めに設定して貰ってます。
設計図では、「笠木手摺 H=1100」と書いてあったので、なんでだろうと設計士さんに聞いてみたら、、
「一般的な基準の高さが1100㎜なので、こう記載してあるだけです。立面図にある1350㎜の方が正しいです」
だったら、間取り図も1350に直してくださいよ・・・ということで手書き修正してもらった図です。
しかし、前日取ったこの写真見ていて、なんとな~~く
「この手摺、1.35メートルもあるかな・・・」
と不安に思ったんです・・・ほんとなんとなーく低いなっていうだけ・・・
そして余りに気になったので棟梁に聞いてみたら・・
「あ~、それですね、私も気づいて気になってました。現状は1100㎜ですね。」
「・・・・・!」
「あ、しかし継ぎ足しで1350㎜に修正することは可能です。聞いておいて良かったです」
そして翌日・・・
「ほんとは一からやり直した方がいいんだろうけど、頑丈に足しておきましたから。ガンガン蹴っても全く問題ないくらい丈夫にしておきました」
棟梁さん、仕事早すぎです、そして良く気づいていただきました!!
素敵・・・惚れそう・・
③玄関土間断熱の設計図ミス
続きましてこちら!
下のブログで少し気になっていた、土間断熱材の厚さ問題です。
土間というのは、昔は無断熱が多く、室内なのか室外なのか、曖昧な領域だったようで・・・
しかしこの高断熱時代、土間もしっかり断熱ラインとして処理すべきかなと思います。
我が家の基礎伏せ図はこちら!
オレンジのラインが土間部分で、一応断熱処理を施す計画になっております。
玄関土間といえど、室内ですから!
土間の断熱仕様設計図はこちら!
一番上に、「A種硬質ウレタンフォーム厚40」とあります。
土間コンに埋まっている断熱材も40厚で、基礎断熱と同じ仕様と思っておりました。
しかし、実際の施工は床は40mmですが、立ち上がりは15㎜です
営業担当さんに聞いてみると
「ウレタンフォーム40厚は記載間違いです。正式には15となります。大変失礼致しました」
とのこと・・・
確かに、図面では、床の40に比べて立ち上がりの断熱材が少し薄い図になっているけど・・・
まぁ、仕様なら仕方ないです・・・
ただ、契約時にミスがないようこちらはしっかり確認して、ドキドキしながら押印したのに、「設計士の記載ミスでした」で終わるのはどうなのでしょう・・・
まぁ、私も営業担当さんに無理を言ってお願いしたものがありますので、ここはご破算という事で!!
ところで、何故断熱性能にこだわっているヤマト住建が、土間の立ち上がりを15㎜にしているのかは気になります。
ちょいと調べると、、「付框」の収まり具合なんですかね・・・
土間の廻りは、付框を付けるんだと思いますが、立ち上がりに厚い断熱材をつけると、こうなりますよね・・・
(画像はお借りしています)
こうなると、付框が既存品と違って厚くする必要がありますし、玄関が少し狭くなります。
私はこんな玄関でも断熱性が高い方がいいですけどね・・・
とはいえ、基礎断熱に40㎜厚しか使ってない私が言っても説得力無いですね・・・
④外断熱の部材間違い
我が家は、エネージュNEWという仕様で契約しています。
それよりは、付加断熱を強化しましたが、外張り断熱は、本来はアキレスボード50㎜なのです。
しかし、営業担当さんが、「これからはアキレスボードではなくキューワンボードになります。但し50㎜でなく40㎜厚になりますが」ということですが、キューワンボードの方が断熱性能が良いので、いいグレードアップ仕様だな、と思いました
(あとで調べると、アキレスボードPE50mmよりキューワンボード40㎜の方が熱抵抗が低いので、もしかしたら断熱性能だけでいえば、アキレスボード50㎜の方が良かったかも・・?)
そして、断熱仕様書はこちら!
赤ラインが、外張り断熱仕様で、40㎜に変更になってます。
ただ、記載はアキレスボードのままなんですよね。キューワンボードもアキレス社の製品だからアキレスボードと記載しているのかと当時は勝手に解釈して、一応最終時にも
「これ、アキレスボードってありますけど、キューワンボードでいいんですよね」と設計士さんに確認し、「そうですね~」という返事でした。
一昨日、↑3つのミスが発覚したので、設計士さんだけでは不安なので監督にも聞いてみようと思いメールをしたところ、「キューワンボードで間違いありません」とのこと。
良かった~と思い、今日棟梁のところに尋ねたら、
「断熱材でもすったもんだあったみたいですね~」
「ん・・・?」
何だろうと聞いてみると、直前までキューワンボードでなくアキレスボードを準備してたとの事。
あ、危ない、、、メールしておいてほんと良かった・・
キューワンボードへの変更は、社内的にキューワンに切り替えるよ~とアナウンスしただけで、営業店が先走ってキューワンボード仕様をお客様に伝えてしまっている模様・・・
確かに、そんな先走り、私の勤めている会社でもあるけど、それは会社の責任よね・・
しっかりキューワンボード仕様で進められていますが、棟梁さんとしてはキューワンは受注生産のため納期が遅れているとの事・・・・
断熱材でちょっと不安になったので、
二階に置いてあったこの断熱材は何かと伺うと・・・
「屋根とかで使わず余った断熱材ですね。傷とかついちゃうとやり直しなので余分に買っておくんです。あと隙間用です。」
「余ったやつを使って、他も断熱強化しましょうか。トイレの防音用、こっちの壁も入れたいですよね・・あとこの辺ももう一枚断熱強化として入れちゃいましょうか。もったいないですから」
「棟梁・・・・・(うっとり)、、、ありがとうございます!」
ヤマトさん、これくらい良いですよね!余って捨てるのは勿体ないですから!
ダメだというならバルコニーの壁やりなおしてくだs
⑤バルコニー水栓位置の伝達不足
長くなってしまったので最後です!
バルコニーで娘用のプールを(恐らく)やる予定なので、水栓を付けて貰ってます。
なんてことはないように思いますが、できれば水栓は家の壁側につけずバルコニーの壁側に付けたいと設計士さんにお伝えしておきました。
家壁側につけると水道管を通すために、断熱材に穴開けないといけないかな~と思ったためです。
その時、設計士さんからは、「う~~ん、こっち側に付けないと取り回しが何とかかんとか・・・、取り合えず現場にはお伝えしておきますね」
という事でしたが、丁度バルコニーの腰壁問題の話の時に、これまた棟梁さんが水栓の事を聞いてくれて・・・・
「ヤマトさんからは、水栓の事は聞いてないですねぇ・・・ここに付けていいか気になってたんですけどね。バルコニー側につければ、玄関上の隙間から(水道管を)通して回せますよ。こっちにしましょうか」
「棟梁・・・・」
あれ、棟梁さん・・・・
この方・・
すごくないですか・・・
神ですか・・・
注文住宅をする上での重要ポイント:
①棟梁さんと仲良くなる(現場が最強)
②足しげく通う(在宅勤務の昼休みを活用)
③設計士さんの「伝えておく」は信じるな(社内伝達ミス)
④設計図に気になる数字・文言があったら、口頭だけでなくしっかり修正したものを再取得する (図面の使いまわしに注意)
来週は雨模様もあるようなので心配ですが、この方ならきっとなんとかする・・
そう思わせてくれる棟梁でした・・
長くなりましたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
つづく