あなたの笑顔がもう1度だけ観たいよ…
美彩…あなたの笑顔が


ーーーーーーー半年前ーーーーーーー


美彩「玲香!今日どうする?」
私と美彩は、幼馴染でめっちゃ仲が良い!
ななみんとまいやんみたいに!多分
みんなに、ぽんこつ!ぽんこつ言われるけど、美彩は玲香のそういうところが良いんだよ!って言ってくれる美彩が大好き!
玲香「うーん美彩の好きなところで良いよ!」
美彩「いっつもそう言うから今日ぐらいは、玲香が決めてよ!」
美彩が好きそうなところ…
玲香「わかった!じゃあ…いつもの場所ぶらぶらしよ〜!」
美彩「良いよ!じゃあ今からいこ!」

美彩と一緒に居られるんだったらどこでも良いよ!
美彩「どうする?」
玲香「何が?」
美彩「いつもの場所で何する?」
玲香「うーん」
何しよう…
美彩「玲香!危ない!」
キーーーー
美彩「玲香…ありがとう……ばい…ばい」


ーーーーーーー現在ーーーーーーー


美彩…いつもこの時間に話しかけてくれるのは、美彩だったよね…
?「玲香!玲香!」
玲香「あっ!まいやん!」
麻衣「また、美彩のこと考えてたの?」
玲香「うん…」
麻衣「話聞くよ…玲香まで死んだら嫌だから…」
玲香「大丈夫」
まいやんには、心配かけたくないから…
そこから沈黙が続いた…
麻衣「美彩は、玲香のことずっと心配してたの」
玲香「何で?」
麻衣「美彩…病気だったんだよ」
えっ!聞いてない…何で
麻衣「美彩ね、玲香に心配かけたくなかったんだよ…玲香のことを守って死ねたら後悔しないって言ってた」
玲香「美彩…美彩の笑顔がもう1度、もう1度だけで良いから見たい!」
麻衣「美彩が死んだら玲香に言っといてって言われて、全然言えてなかったんだけど、美彩が死んだら美彩の家に行ってって言われた」
玲香「まいやんごめん!」
バタン!
はぁはぁはぁはぁ
ピーポーン
「はーい」
玲香「桜井です!桜井玲香です!」
「玲香ちゃん!待ってたわよ!入って入って!」
玲香「お邪魔します!」
「玲香ちゃんはい!美彩から玲香ちゃんに!」
玲香「ありがとうございます!」
美彩のお母さんからもらったらのは、分厚い袋。その中には、アルバムと数枚の手紙が入っていた。
「美彩が、家で見てって」
玲香「ありがとうございました!」

早く見たい!早く見たいけどアルバムが重い!
やっと着いた!
バッグを投げてアルバムを開くと美彩の字で「幼稚園の運動会!」と書いてあり、その上には、私と美彩の写真が撮れ貼ってある。美彩は、出会ってから美彩が死ぬまでの写真を貼っていた
そして手紙には、
『玲香!多分美彩が死ぬまで玲香が病気のことを知ることがなかったと思う。美彩は、玲香に心配かけたくなかったから…
って言っても怒るよね。でも、美彩は玲香に笑っててほしい!だって、怒ってる顔よりも笑ってる顔の方が可愛いから!後、玲香が笑ってたらみんなも笑顔になるから!
もう1度玲香の笑顔が見たいな!
美彩は、玲香が死ぬまで待ってるから。だからまた天国で一緒遊ぼ!笑顔も見せて!
でも、急がなくて良いよ!急いだら玲香のこと嫌いになるよ!w
玲香!これだけ約束して!信号をちゃんと見て、いつまでも笑顔でいて!
美彩は、いつでも玲香のそばに居るから!
   玲香のことが大好きな美彩より』
美彩!私も大好きだよ!
ーーーーーーー28年後ーーーーーーー

玲香「美彩!お待たせ!」
美彩「大丈夫だよ!これからは、ずっと一緒だよ!」
玲香「うん!美彩の笑顔が大好き!」


私は、病気で死んだ。まいやん達が見守る前で!
そして、親友に、会えた!
みんな!美彩と一緒に待ってるよ!
                      大好き!