既に優秀賞(ノミネート)が発表されていますが、今週8日(金)に日本アカデミー賞最優秀賞 が発表になります


そこで、受賞作品、受賞者を予想したいと思います


前もって知っていただきたいのは 日本アカデミー賞 は 強烈な大人の事情 があり、大手(東宝・東映・松竹)に票が集まる仕組みになっていまして、それを踏まえた上での予想です



◎ は本命
ー は未見のため評価不可


作品賞

     怪物
◎ ゴジラ-1.0
     こんにちは、母さん
ー 福田村事件
     PARFCT DAYS

世界的に大ヒットを飛ばし、内容も良かった「ゴジラ-1.0」で順当
でも、本当に賞に相応しいのは 「PARFCT DAYS」





主演男優賞

     阿部サダヲ(シャイロックの子供たち)
     神木隆之介(ゴジラ-1.0)
ー 鈴木亮平(エゴイスト)
◎ 役所広司(PARFCT DAYS)
ー 水上恒司(あの花が咲く丘で、また君と出会えたら)(以下、「あの花…」と略します)

この映画の 役所広司 の演技は別格



主演女優賞

ー 綾瀬はるか(リホルバー・リリー)
     安藤サクラ(怪物)
◎ 杉咲花(市子)
     浜辺美波(ゴジラ-1.0)
     吉永小百合(こんにちは、母さん)

とにかく毎年、吉永小百合への忖度が目に余る
唯一、大手以外から入賞した 杉咲花 を推す



助演男優賞

◎ 磯村勇斗(月)
ー 伊藤健太郎(あの花…)
     大泉洋(こんにちは、母さん)
ー 加瀬亮(首)
     菅田将暉(銀河鉄道の父)

仕事し過ぎの 磯村勇斗 に敢闘賞


助演女優賞

◎ 安藤サクラ(ゴジラ-1.0)
     上戸彩(シャイロックの子供たち)
     永野芽郁(こんにちは、母さん)
ー 浜辺美波(シン・仮面ライダー)
ー 松坂慶子(あの花…)

賞レースを独占している  二階堂ふみ(月) をガン無視であります
であれば安定の 安藤サクラ しかいないか(はっきり言ってたいした役どころではなかった)



以上なんですけど、伝統と格式の雑誌 「キネマ旬報」 のBEST10 と比較してみます

① せかいのおきく
② PARFCT DAYS(役所広司が主演男優賞)
③ ほかげ(趣里が主演女優賞)
④ 福田村事件
⑤ 月(磯村勇斗と二階堂ふみが助演賞)
⑥ 花腐し
⑦ 怪物
⑧ ゴジラ-1.0
⑨ 君たちはどう生きるか
⑩ 春画先生


1位の 「せかいのおきく」 はアカデミー賞各賞にまったく入賞しておりませんし、
逆に アカデミー賞部門で軒並み入賞している「こんにちは、母さん」「あの花…」はキネ旬に名前がありません
ちなみにどちらも松竹です


本家のアカデミー賞と違い 日本アカデミー賞 とはそんな程度の賞ですが、まあ、大手映画会社の壮大な余興と思って楽しみます