先日の マツコの知らない世界 は 「JUJUが語る昭和歌謡の世界」で、そりゃもう自分としてはこの上ない楽しい気分で拝見しました
JUJU さんのような実力者が昭和歌謡をこよなく愛し歌い継いでくれるのはホントに喜ばしいことです
ご自身にとって昭和歌謡は
「人間の本性がむき出しになった大人の教科書」だと熱弁をふるってくれました
ちょうど、ドラマ「不適切にもほどがある!」をやっているのもタイムリーでした
同じTBSですから仕掛けましたね(笑)
今回は番組の内容を僭越ながらワタクシの見解を添えて振り返りたいと思います
JUJU さんは昭和歌謡の良さを大きく3つ挙げてくれました
①1つ目は
言葉が少なく行間が多い
心に刺さる昭和の名曲
例えば 「喝采」(ちあきなおみ)はたった220文字
対して令和の曲の平均文字数は660文字なんだとか
【チューの見解】
以前、中島みゆき が著書の中で言っていました
「例えば歌詞にポストが出てきたとするじゃない?聴く人は駅前のポストを想像するかもしれない。それを、いやそれは角のポストなのよ、と言ってもしょうがない」 と
聴く人のその時の感情に任せるところが大きく、だからこそ想像を掻き立て心に沁みるのです
その点、現代の曲はあまりに説明がましいと感じています
作り手は俳句や短歌の世界を学んでほしい
また、洋楽のように 1音符1文字が1音符1word になってきたので聴いていて脳が咀嚼しきれない
②2つ目は
昭和ラブソング ダメ男ダメ女ランキング
1位は 「勝手にしやがれ」(沢田研二)でした
彼女が出ていったのに、
♪ 朝までふざけよう ワンマンショーで
とはどんだけダメ男なんだと(笑)
そして、ここで部屋を出て行ったのは 「プレイバック Part2」(山口百恵)の女ではないか…
♪勝手にしやがれ 出ていくんだろう
♪これは夕べのあなたのセリフ
確かにそうかも💡
つまりアンサーソングになっているという全くの新見解でした
【チューの見解】
最後に独自のランキングを発表します!
③ 3つ目は
一瞬で歌の世界に引き込まれる
想像力をかきたてられる神イントロ
例えばスナックのカラオケでイントロが流れると「誰がこの曲を?」と客がザワつく感じが良いと
「北酒場」「恋におちて」など4曲挙げていました
【チューの見解】
Z世代はタイパ重視
配信で聴くときイントロをスキップするため(そんな野暮な機能付けるな!)、プロデュース側もイントロの短い曲を求めるそうです
だから米津玄師なんていきなり歌い出す曲ばかりじゃないですか
実につまんねーの
イントロ当てクイズが得意な自分が好きなイントロ
「長い夜」(松山千春)
このギターソロ(ギターは松原正樹)がカッコいい!
いいかー、始まるぞー、って感じがしてワクワクします
他にも例えば強烈なインパクトのある 異邦人(久保田早紀) とかたくさんあります
【チューのかつてない独自ランキング】
昭和歌謡には 救いようのない不幸な貧乏人 が登場する曲がよくありました
そのBEST3を発表します!
第3位 赤色エレジー(あがた森魚)
♪裸伝統舞踏会
♪踊りし日々は走馬灯
♪幸子の幸はどこにある
第2位 赤ちょうちん(かぐや姫)
♪雨が続くと仕事もせずに
♪キャベツばかりをかじってた
第1位 はダントツで
昭和枯れすすき(さくらと一郎)
♪貧しさに負けた
♪いえ 世間に負けた
♪この町も追われた
♪いっそきれいに死のうか
今、こんな歌を歌ったらコミックソングと思われそうな(笑)
でも、昭和歌謡好き = 懐古趣味 ということではないのだよ
例えばビートルズを聴く人をそうは言いませんよね
単に良いものは時代を超えて良いということなのです
毎度、70~80年代の音楽の記事はアクセス数がいつもの半分くらいになります
でも、好きなことを書けて満足だからこれでいいのだ!
ちなみにアクセス数がグンと上がるのは書きたくて書くわけではない健康や病気の話題
なんだかなあ…