今年2本目の映画(劇場で)


組のカラオケ大会に向けてヤクザが合唱部の真面目な中学生にレッスンを受けるうちに奇妙な友情が芽生えていく、という話



映画は暇を元気に変える魔法の娯楽
そういう意味では満点の映画

毒にも薬にもならない映画だけど起承転結がしっかりしており最後はきちんと胸熱に落としてくれる


全編に渡って 綾野剛 が好演

刑事とヤクザの違いはあれど 「MIU404」 とキャラが似ているので、たぶん脚本の 野木亜紀子 のご指名では?と思う
(反面、芳根京子 がもったいない使われ方)




ところでこの映画は漫画が原作

野木亜紀子 と言えば今や脚本家の第一人者でオリジナル作品もありますが、 「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」 など原作のドラマ化で売れっ子になりました


だから人一倍 「セクシー田中さん」 の芦原妃名子さんのことは思うことがあるのでしょう
的を射たコメントを出していました


https://news.yahoo.co.jp/articles/adf588f4944021177ef01b9245042db04c241119 



「セクシー田中さん」 は見ていなかったので何とも言えない部分はありますが、漫画をドラマ化すると必ずと言って良いほど読者から「イメージが違う」と言う声が上がります
(最近では「ミステリと言う勿れ」もそうでした)


でも原作を知らない視聴者は先入観がないので、ただ楽しいドラマを観たい


原作者は忠実に作って欲しいに決まっている
しかし脚本家は腕の見せ所なので爪痕を残したいし、何よりテレビ局は視聴率を取りたいので行きすぎとも言える改編を要求する構図になっている


どうすれば良いのかはわかりませんが、最近はオリジナルより漫画の実写化がとても多い

人気の漫画はテレビ局の争奪戦になっているとも聞きますが、少なくとも未完の原作は実写化するべきではないと思います


何とかならなかったのかたいへん残念です