建築家を決めるにあたって、何が1番だったのか、いろいろな要因はあるのですが、この建築家さんは、建主を工事に参加させるということでした。これまでの建主さんもみんな板塀の外壁を塗装したり、中には、部屋の珪藻土をすべて施主工事してしまう方もいました。
 感想を聞くと、「大変だったけど、やってよかったと思います。」と必ず同じ返事が返ってきます。果たして自分にもできるのか?体力には自身があったけどどうだろう?とね。
 でも、これって逆を返せば、自分も家作りに参加できる、自分の家の一部を自分で作れるって考えると、挑戦心が燃え上がってきました。
 で、我が家でどんなことをやったかというと、外壁の杉板塀の塗装、内部板壁・柱の塗装、付加断熱としてウール断熱材の屋根・壁への充填、基礎断熱の内側にスタイロ貼り付け、気密を取る為のコーキング、ガルバリウム壁下端部のさび止め塗装などなどいろいろやりました。
 特に断熱材を自分で入れられたのは、見えない部分ではありますが、暖房、冷房が必要な時期にその効果が感じられます。外張りと充填のダブル断熱になりました。
 自分でやるので、材料代だけで済ませる事もでき、経済的とこれまたメリットがありました。
 当然、何をいつどうするかは、建築家の指導がありましたので、それに従ってやったのですが、現場の職人さん達に、明日・あさっての工程を聞いて、その前に作業を終えるようにしたりと自分で考えながら作業できたのも、結構楽しかったです。 
 一般的な作業・量ではなかったようですが、主に塗装職人として毎日仕事前、仕事後に現場に行って作業をしたのが、懐かしいです。
 今朝何の気なしにデッキを見たら塗装がはげかかっていました。近いうちに自分で塗装をやり直そうと思っています。自分でメンテナンスできる家に住めて、とっても幸せです。