京都三日目最終日の記録←今頃^^;


チェックアウトして
そのまま京阪の墨染(すみぞめ)駅へ
墨染・・何故この駅名になったのだろう?

平安時代前期の歌人
上野岑雄(かみつけのみねお)が
亡くなった友人を想い
  『深草の野辺の桜し 心あらば
  今年ばかりは 墨染に咲け
と詠んだところ、一体の桜が墨色に咲いた
との伝承から墨染駅となったらしい




源氏物語を思う
主人公光源氏の
禁断の恋人藤壺の宮が亡くなった時


源氏は宮とのさまざまなことを

思い出しながら、庭先の桜に目をやり

古今集の哀傷の歌を口ずさむ

深草の野辺の桜し 心あらば

今年ばかりは 墨染に咲け

桜が墨染に咲くことなどあり得ない

しかし、源氏の思いは

「私だけでなく、桜よ

お前も私とともに泣いておくれ」と

口ずさまずにいられなかったのだ

(お借りしました)


桜に黒く咲けという程の悲しさ

光源氏の藤壺の宮への愛を思う


歴史は繋がっている🤭



こじんまりとした駅を降りて
向かったのは小野小町に恋をした深草少将の
元邸宅今は欣浄寺(ごんじょう)になっています

着いたけど一戸建てにしか見えない
「え~ここ?どこから入るの?」
と迷うこと1分
「ここから入ったら不法侵入かな?」
とさらにうろうろすること1分
「えーい、行ってしまえ〜」
と家の横道を、勢いでズンズン進む😆

裏側にいたみたいです
表に回って、これじゃわからん🤔




「百夜(ももよ)通い伝説」
深草少将の求愛に
数多くの男性から恋文が届いていた小町は
「百夜訪ねて来てくれたら、お心に従いましょう」
と返事をしました
それで諦めてくれるだろうと思っていましたが
深草少将は毎夜、伏見から山科まで約6Kmの
道のりを通い、来た証に榧(かや)の実を一つ
小町の邸宅の門口に置いて行きました


雨の日も雪の日も小町に振り向いて欲しくて
通い続けた深草少将は
九十九日目に疲労と大雪で凍死してしまいます
その手には榧の実を一つ握りしめていました





深草少将が使用した井戸が残っていました

小野小町と並んで供養塔がありました


お写真拝借

後ろがお墓だったので写真撮るのやめた😅



次に東西線 小野駅に行きました




小野小町元邸宅 随心院









素敵な色合いでした



小町が朝夕ここの水で顔を洗っていた

水に顔を映してお化粧をしていた

化粧の井戸



告白


想いをよせてくれたあの人は

今 どうしているのだろう?


小野小町を思う


初めは鬱陶しいと思っていた深草少将の愛

お相手の情熱で想いの深さを知り

小町の心も変化していった

門口に置かれた榧の実を毎夜数えて

一緒になれる百日を

いつしか待つようになっていた


絶世の美女と言われた小野小町

なのに・・

恋が叶う百日目を目前にして

その恋は成就できなかった

・・何ともせつない


小町目線の私の勝手な捉え方です😆



榧の実、初めて見たかも





小町の生涯を描いた襖絵

きれいでした






小町に届いた1000程の恋文が

埋まっているという、小町文塚がありました

せ・せ・せ・せ・千通?すごっ😳


お写真かりてます



はなのいろは うつりにけりな
いたづらに わがみよにふる
ながめせしまに

花の色はすっかり 色あせてしまいました
私の容姿もむなしく 長雨の間に衰えてしまった
物思いにふけっている間に


小野小町

恋のことを思っている間に
時が過ぎて自分の容姿もあせてしまった
と言うような意味みたいですよ
違ってても笑って許して〜



鶴屋吉信 IRODORIさん

濃厚な抹茶ラテも

琥珀糖も美味です

京都に来ると必ず寄ります




いつも思う

もう少しいたいなって

でもね

名残惜しいくらいがいい

また来たいな・・また来るね・・って

思いを持って帰るくらいがちょうど良い


とても楽しい京都旅でした

京都の街にはどこにでも伝承や伝説がある

それがとても面白い〜🤭


路線を乗り間違えたり←アホ

反対方向に乗ったり←なんで?

帽子を無くしたり←やってもうた

それも、いと楽しい🤭

(強がり)


今年は母が空に旅立ったり

息子の結婚で家族が増えたり

来年は小さな家族が増えているといいな🤭


「結婚したい人がいるの」との娘の言葉が

あるといいな

どうなんだかね🤔


慌ただしい一年でしたが

振り返れば・・

今こうして穏やかにブログが書けている

    よきよき〜♪


令和五年ありがとうございました

皆様との繋がりに感謝です


文字と文字のお付き合いですが

文字の先には人がいる

だから

人と人

心と心

と思うのです

ブログタイトルのお疲れ様〜は

来て下さった方への

労いの意味を込めて😊


ご自愛下さいませね

来年も元気にお会いしましょう


良いお年をお迎えくださいませ


令和五年師走 はる