福岡散策2日目、太宰府天満宮を参拝した後は、南へ約1km先にある石穴稲荷神社へ向かいました。
一緒に同行した嵐雪さんには、楊貴妃様より石穴神社の神境へ案内するよう申し入れがあったそうです。
このため、石穴神社の参拝に至りました。
一人で移動していたら石穴神社には参拝していなかったです。
閑静な住宅街を抜けると鳥居が見えてきます。
この先が石穴神社です。
太宰府天満宮とは違って、観光客がおらず閑静な場所です。
この静かな環境がそもそもの神社の在り方であると、嵐雪さんと会話をしました。
この鳥居から先がご神域だと思いますが、体感温度が2度下がったような感覚を受けました。
ご神域に入ると空気がガラッと変わります。
階段を昇った先に神社があります。
こちらで僕は祝詞を奏上しました。
凛とした空間です。
ご神気を感じます。
岩が多い地帯で、磐座なのでしょう。
この神社の右側には朱色の鳥居があり、中宮・奥宮へ続く参道(階段)があります。
本来はこの参道を通るには靴からスリッパに履き替えるそうですが、
嵐雪さんに教えてもらった通り靴のまま上がってしまいました。
中宮では、嵐雪さんに持参いただいたお神酒を奏上し、まずは僕が祝詞を奏上しました。
凛として張りつめた空気を感じます。
中宮の周りは岩が多く、磐座だと思うのですが穴もありました。
神秘的な空間であることが分かります。
今度は嵐雪さんが祝詞を奏上しました。
嵐雪さんの参拝方法がたいへん参考になりました。
嵐雪さんの柏手は四拍です。
嵐雪さんの祝詞が始まると、風は一瞬やみました。
嵐雪さんの声が杜に共鳴します。
すると風が舞い始め、上空の木々がざわめきます。
「ザーーーッ」「ゴォーーーッ」「ザワーーーッ」と音を立てて、杜に風が吹き続けます。
祝詞が終わるまで風はやむことなく吹き続けました。
「ザーーーッ」「ゴォーーーッ」「ザワーーーッ」
僕は嵐雪さんの後ろで、他の参拝客が来ないように見張りをしていたのですが
その時に杜のざわめきは、まるで杜のオーケストラです。
僕は両手を広げ全身で風を受け止め、360度杜を見渡しながらオーケストラを楽しみました。
「ザーーーッ」「ゴォーーーッ」「ザワーーーッ」
複数の神々が上空を舞っていたと想像します。
僕も一緒に祝詞を奏上しました。
このすごい光景を見て、笑顔になってしまいました。
さすがにほっこりしますよ。
清祓は3回×3セット=計9回
清祓のイントネーションが僕と違ったので参考になりました。
続いて龍神祝詞。
素戔嗚尊様の詞の奏上の仕方はたいへん参考になりました。
すごくゆっくりと間を取って奏上されていて、且つ声が杜に共鳴していたのが神秘的でした。
あーー まーー つーー つーー みーー
くーー にーー つーー つーー みーー
と言った感じです。
祝詞の奏上後は、すっきりとした感じになりました。
さすが師匠です。
嵐雪さんの祝詞には感服しました。
皆様にも杜のオーケストラは見て欲しかったです。
楊貴妃様を始め神々の皆様の粋な計らいに感謝申し上げます。