古都奈良の秋の伝統行事「鹿の角切り」(10/10,11,12開催)を見物の後、
春日大社境内にある庭園喫茶「万葉粥 春日荷(にない)茶屋」で昼食。

 

万葉粥、柿の葉寿司、葛餅が入った「名物大和膳」をいただきました。
柿の葉寿司の魚は鯖、香の物には奈良漬も。
油脂の少ないさっぱり味のお料理ですが、ボリュームはあります。

 
 
メインはもちろん万葉粥。
万葉集にちなんだ四季折々の旬の野菜などが添えられ、
昆布だし、白味噌仕立ての風流な味わい。

この日は、栗、サツマイモ、白ごまが添えられていました。
ちょうど10月13日は「さつまいもの日」ですね。
※栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)、
 江戸から13里(約52m)離れた川越のサツマイモがおいしかったことから
 生まれた言葉という説があります。

ちなみに他の月は、
・1月(正月) 七草(紅白餅は7日から)
・2月(節分) 大豆
・3月(桃節句) 菜の花
・4月 桜、黒米餅(桜の咲いている期間、その後は5月の粥)
・5月 よもぎ、筍(筍終了後は6月の粥)
・6月(夏越の祓) 赤米、小豆
・7・8月 うす茶(冷やし粥、7月第2週目ごろから)
・9月(月見) 小芋(9月第2週目ごろから)
・10月 栗、さつまいも
・11月 きのこ
・12月(長寿) 山芋
・12月16日・17日のみ・・・「おん祭」の日の郷土料理付「のっぺい付粥」

 

柿の葉寿司は2つとも鯖だったので、
お土産には、平宗の柿の葉寿司「鯖、鮭入り」を購入しました。

 
 
香の物には、しば漬け、奈良漬、梅干しです。
お粥がしっかりと白味噌でお味が付いているので、
少量で大丈夫です。 

 

デザートの葛餅、上部は柿の果肉です。
奈良らしいお料理、ごちそうさまでした。
 
 

春日大社の参道横にあるお店なので、
参拝後のひと休みにもどうぞ。
 
 


万葉粥 春日荷(にない)茶屋
〒630-8212
奈良県奈良市春日野町160
tel 0742-22-7788
営業時間:10:00~16:00
定休日:月曜日


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