兵庫県篠山(ささやま)市で購入した野菜、真珠豆(いんげん)。
一般的に流通している丸さやのサヤインゲンと
さやが幅広く平ぺったいモロッコインゲンの中間のようなふくらみがある莢(さや)で、
長さは10cmほどです。

 

青果のサヤインゲンは、
乾燥して穀物となるいんげん豆を若採りにして莢ごと食べる野菜です。
中央アメリカが原産で旬は夏。
漢字で書くと「莢隠元」、
日本には16世紀終わりに
中国からの帰化僧の隠元禅師によって伝来したといわれています。

篠山で採れる真珠豆は真珠のように透明感のある白い豆になり、
高級和菓子の白あんの材料にも使用されます。
(正月・お節料理に使用される丹波黒豆・黒大豆はすでに有名です。)

 

野菜として食するには少しマメが大きくなっている感も否めませんが、
茹でて、胡麻和えにしていただきました。
莢はやわらかで肉厚な分食べ応えがあります。
 
 

揚げ物や煮物、和え物、炒めても美味しそうです。

主な栄養成分は、
ベータカロテン、食物繊維、カリウム、葉酸。
そして、
アスパラガスにも含まれているアミノ酸の一種アスパラギン酸も含まれています。

お出かけの際には、
直売所や道の駅などで探してみてくださいね。


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