「レンタル世界」は面白かったな。


「ままならないから私とあなた」は

ほんとにねぇ、ままならないねぇ、と

言ってしまいたくなる。


どう言えば伝わるのか、

どうすればしっくりくるのか、

ちがうんだちがうんだ、

そういうことじゃなくて、と

もやもや。


でもね

正直

腹が立ってしまったな。


(※ただの個人的な感想です)

自己陶酔に浸ってるようにしかみえない薫にも、

そんな薫に大切な物(夢)を台無しにされてしまったユッコにも。


自分や自分の夢を、

どうして守り抜けなかった?


ままならなさすぎて、腹が立つ。




「アグア」とは「水」


水のように大事なもの。


「無難に生きて行くのが幸せ」

と育てられたひとりの女性が


職を失い

恋人を失い


フラメンコにすがるようにして

スペインに旅立つところから

本格的なお話が始まります。


「ままならないから私とあなた」を

わたしの頭がちょっと引きずっているのか、

ときどき彼女がユッコに思えてしょうがない。


ままならないねぇ、と声をかけたくなる。


だけど彼女はしっかりと「アグア」を見つけることができた。


彼女の「アグア」探しは大成功。


彼女の「アグア」はきっと

どのひとにも共通する「アグア」


「アグア」は本来

そうじゃなきゃいけないのでしょう。


わたしにとっての「アグア」


それはいま

自信を持って

「子供達」

と言うけれど。


果たしてずっと

それが通用するかといえば

きっと違うんだろうと思う。


子供達が自立したとき

わたし自身が崩れてしまわないように

わたしもしっかりと「アグア」探しをしないとね。