無事終演いたしました | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

モノローグ公演「穴の会」vol.5 全5回公演無事終演いたしました。

梅雨時ということもあり、雨やら蒸し暑さやらが心配でしたし、他の公演とも重なっていたので、お客様来てくださるかどうか不安でした。

ところがありがたいことに、当日来てくれる方もいて、思っていた以上にお客様が足を運んでくださいました。本当にありがたいことです。

 

今回は、今までになく、自分たちの公演について考える時間となりました。

なにを目的にするのか、どういうことをやりたいのか。

ただ単にテキストの文字を覚えて口に出していくというだけではなく、それぞれが作りたい世界観を追求していく回となったように思います。

私も、自分の芝居の方向性が少し見えたような気がしました。

前々から思っていたことではありますが、私はやはりテキストを最優先したい。

台本至上主義だなと思いました。

他人が書いた他人の言葉だからこそ、一字一句をゆるがせにせず、その言葉の連なりから立ち上がるものをきちんと把握して表現したいのです。

今回、他のメンバーの作品を観て改めて、表現の仕方によっていくらでも違う解釈が生まれるということに気づきました。セリフはまったく同じなのに、全然違う内容、全然違う印象が生まれるのです。

自分だけの狭い了見にとらわれず、いろんな方法を試してみることが大事なんだなと思いました。

 

また半年後くらいに次の公演があると思うので、それに向けてまたがんばろうと思います。

なんかねー、今回は今までになくお褒めの言葉をいただけたのですごく嬉しいのです。もうちょっとやっててもいいのかな、って思っています。

 

そして次はこちら。