稽古は楽し | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

台本を前にあーだこーだ話し合い、「んじゃ、やってみようか。よーい、ハイ」で実演する。

芝居の稽古は本当に楽しい。純粋に、掛け値無しに楽しい。あっという間に時間が過ぎてしまう。

 

今日は祝日ということもあって、午後からの4時間を稽古に当てました。

読みあわせして、あれこれ話し合い確認し、実際に演じてみる。これの繰り返し。

二人だけでやってる稽古なのですが、相手がちゃんとした人なのできっちり稽古が成立するんですね。自分でもいろいろ読解してくれるし、私のオーダーにも応えてくれます。なんとありがたい。私も自分の役をしっかりつかまえなきゃいけないんですけども。

自分で書いて出演して演出するって、境界線がぐだぐだになりがちなのでとても難しいです。

脚本を書いた自分と演出する自分は別人格、と言う人もいるんですが、私にはちょっと無理かも。どうしても脚本書いたときの思い入れが外せなくてね。

でも、私が想像していた演技以上のものが出てきたら、ちゃんとそちらを採用するつもりではいます。あー、そっちの方が面白いね、とか、あー、そのやり方の方が効果的だよね、っていう演技が出てきたらね。素直に脱帽してそちらを採用します。

 

いよいよ来週の週末に迫ってきた藤枝ノ演劇祭。

ということは来週末は3月なんですね。どひゃ。

天気が2月っぽくないので、季節感が混乱します。今は冬の終わり?春の始まり?

それとも菜種梅雨? いったいいつなんだい。

今日くらいの気温がたぶんいつもの2月なんでしょうが、最近の暖かい日のせいでいっそう寒く感じてしまいます。雨が続くから、花もどんより曇っています。

河津桜があちこちで満開なんですよね。ソメイヨシノよりも色が濃いので、「ピンク!」という主張が強いです。根元に菜の花が揺れてたりすると、ピンクと黄色の取り合わせが春めいています。これ、ソメイヨシノだとちょっと色が薄いんですよねえ。白、まではいかないけど、淡い淡い色あいで。

今はもう、天に祈るしかない気持ちです。来週末、なんとか雨を回避できますように。

野外イベントはね。雨がくせものですよ。