気になる人 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

もはやこれは現実逃避ではなく、台本のネタさがし、ヒント探しだと思うことにした。

 

中村義洋監督つながりで、今日は「フィッシュストーリー」を見た。

やっぱり面白かった。

 

最近有名になってきた滝藤賢一さんという俳優さんがいる。

私はこの人をこの「フィッシュストーリー」で初めて知った。

ちらっとしか出てないんだけど、役がなんと「強姦魔」

顔が映るのも一瞬なんだけど、やけに印象的だった。

次に彼に気づいたのは「ゴールデンスランバー」だった。

冒頭とラストに出てるんだけど、映画を見たときに「あれ?この人は」と思ったのだ。

それからしばらくして、「踊る大捜査線」を見たときに、「あーー!」と思った。

私にとって滝藤賢一さんはそういう俳優さんだった。

現在の活躍ぶりはみなさんご存じのとおり。

 

エンディングロールを観てわかったんだけど、この「フィッシュストーリー」には眞島秀和さんも出てる。

1975年パートのプロデューサー役だった。まだ若くてしゅっとしててかっこよかった。

でも私が眞島さんを初めて認識したのは「SP 革命篇」だった。テロリストの役で出てる。

出演作を見るといろいろ出てらっしゃるので、気が付かないうちに目にしてるんだとは思う。

 

波岡一喜さんも気になる俳優さんである。「ゴールデンスランバー」にも「フィッシュストーリー」にも出てる。渋川清彦さんもそう。

同じ俳優さんが出てるとなんで嬉しいんだろうな。

あ、こっちではこんな役をやってる、こっちではこんな関係性なんだ、と思うのが楽しいのかな。

役者だから、全然違う人物になってる。そこもまたわくわくする。

濱田岳さんだって、「ゴールデンスランバー」のときはキルオだけど、「フィッシュストーリー」ではさえない大学生の役なのだ。ついでにいえば「アヒルと鴨のコインロッカー」にも出てる。

 

映画そのものも面白いんだけど、こうやって気になる俳優さんを見つけるのも楽しい。

そういえば「ポテチ」という映画には、竹内結子さんが一瞬だけすっぴんで登場してる、なんていう話題もあったなあ。DVDで一時停止してまで見てしまったよ(笑)

 

宮部みゆきさんの「朽ちていくまで」を読み返したり(ついでに「鳩鳴草」も読んだ)、「夢にも思わない」を読み返したり。

なにか突破口がないか、なにかヒントはないか、ずっと探してる。

頭の中にある、心の中にあるモヤモヤをどんどん追い詰めて、煮詰めて、芯にあるものを見つけないといけない。なにかひとつでも具体的なエピソードを見つけられたら、それをきっかけにして書けるはずなんだけどなあ。

 

希望の光はまだ見えない。