12月だよ | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

何気なく12月が始まっている。

 

「12月の雨」になるかと思いきや、朝のうちにあがってしまい、案外暖かい12月の始まりだった。

今年もあと1か月。たぶん、ドタバタしているうちに終わってしまうのだろう。

23日に、劇団の公演があって(10月に上演したものを場所を変えて上演)、それが終わるといよいよ本格的に今年が終わる。

 

今年は、芝居に始まって芝居に終わる1年だった。

読み聞かせも、ストリーテリングも、またちょっと深く掘り下げることができた。

自分なりのスタイルみたいなものが見えてきたような気がする。

今年を漢字一文字で表すとするなら、「演」かもな。

そんなふうに思えたのは初めてだ。

 

前に進めば進むほど、新しい課題が出てきて、どんどん難しくなる。

 

来年はどんな年になるんだろう。すでに3月まで予定が入っている。

とりあえずは2月の舞台かな。

 

昔から、先のことがうまくイメージできなかったんだけど、このごろはさらに五里霧中な感じになってる。「死」が現実的な姿を見せ始めてて、終点の存在を強く感じる。

とかいいつつ、長生きしてしまうのかもしれないが、それはそれで恐ろしいことだと思ってしまう。こんな世の中で、こんな情勢の中で、長く生きていくことにどんな希望を持てばいいというのだろう。

 

やっぱり、一日一日をよおく咀嚼して楽しんでいくしかないのかもな。

そういう意味では、今日はいい日だった。

気の合う人とたくさんおしゃべりできたから。

芝居の稽古も、そこそこできたから、それもよかったのかもな。

 

パレアナのいいこと探し。そんなふうにして生きていこう。