茅の輪くぐって | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

今日で6月も終わり。
なんと半分過ぎちゃったんですねえ。
半年なんてあっという間だなあ。

お正月に初日の出を見に行って、そのあとコメダでお茶したんだった。この半年でぐっと親しくなれた気がしてとても嬉しい。
いくつになっても、気の合う人に出会えるチャンスって少ないし、出会えてほんとに仲良くなれるってことも実はとても稀有なことだから。
「有り難い」っていうのは、こういうことに使う言葉なんだなと実感している。

2月に劇団MUSESの「赤鬼」を観に行った。
まさかそのあと自分がMUSESに入るとは、その時には思ってなかったなあ。
でも3月の「春なのに」を手伝ったことで、たくさんの芝居関係者と知り合いになれた。
そこから、「やってみようかな」っていう気持ちが生まれたともいえる。

ストフェス実行委員をもう1年続けるとも思ってなかったなあ。
最初に応募したときは、とりあえずやれることをやってみよう、っていう感じだったから、お呼びでなければすぐに退場するつもりだった。
でも、ストフェス当日のスタッフとしての関わりが、思いの外楽しかったんだよな。
アート方面のセンスはたぶんほとんどないとは思うけど、イベントを実施していく上では、事務的な能力も実は必要になる。そっちでなら、なんとか手伝えるかもしれないと思ったんだ。

今年はちょっとでも稼がなくては、と思って、調査員に登録した。
それの総会やら説明会やらが、月に一度くらいの割合であったので、新年度はあっという間。

もう一つ、読み聞かせグループの関係で、連合会的なところの世話人になったために、そっち関連の仕事もできたり。

そんなこんなを、シナリオ書いたり、学校で読み聞かせしたり、朗読会に出たりと平行してやってたら、まー、半年なんてあっという間だった。


子供の時って、先が見えない。それは、経験値が少なくて、時間を俯瞰的に見ることができないからなんじゃないかな。
言い換えれば、「子どもは常に現在を生きてる」
目の前のことだけしか見てないから、1週間先がものすごく遠く感じられる。
私も子どもの時は、来年のことなんて想像もできなかった。来月もわからないくらい。
だから、1年が長かった。
中学で苦しい毎日を送ってたときも、たった3年がとてつもなく長く感じられた。
永遠にこの生活が続くんじゃないかっていう気がして、絶望的な気持ちになったもんだ。

大人になってから見たら、3年なんて全然たいしたことない。
ちょっと我慢してたら過ぎていくし、うかうか過ごしたらなんにも起こらずに過ぎていく。

時間はみんな平等に流れていくのに、体感時間は年々短くなる。
たぶん、今年、残りの半年もあっという間に過ぎて、「えー、もう年末!?」なんて言うんだろうな。

年末にかけては、ストフェスも活動が本格化するし、芝居の稽古も本格化していくだろう。
忙しくしてると時は高速で流れて行くよ。

「矢のように早く」っていうのは慣用表現なんだけどさ。
現実には矢が飛ぶとこなんて見たことないよねえ。たぶんそれなりに早いんだろうけども。
弾丸の方が早いよね。あるいは、光通信の方が早くない? そういうことじゃないか(笑)