浮遊する夢 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

お昼の「いいとも!」が最終回を迎えましたね。
32年間も放送してたのかあ、と感慨ひとしおでございます。
ここ何年もずっと、「いいとも」ばなれしておりましたが、閉店セールに群がるおばちゃんさながらに、今週はずっと「いいとも」を見ていました。

「いいとも」の放送開始時、私は大学生でした。まだ寮に住んでたころじゃないかなあ。
なんとなく、初回の放送を、寮の食堂のテレビで観たような記憶があるんですよ。
後からの合成記憶かもしれませんが。
前の番組「笑ってる場合ですよ!」がけっこう面白くて楽しみにしてた覚えがあるんですね。
で、それが終わるということになって、「ええ~~~」って思ってました。後番組はタモリさんの司会で、「笑っていいとも!」だって。なんだそりゃ、と思いました。
新番組ってそんなもんですよね。
友達を紹介していく「友達の輪」とか、ふう~~んって思ってたんです。

「いいとも!」とは付かず離れずの付き合いでしたが、他局の昼番組へ行ったことはなかったなあ。私、けっこうフジテレビ好きなんですよね(笑)
タモリさんが司会っていうのも大きかったかも。

まだ「密室芸人」とカテゴライズされ、マイナーな存在だったころ、「オールナイトニッポン」のパーソナリティをやっているころ、私はタモリさんが好きでした。
あのころまだ30代でしたもんねえ。色気に満ち溢れた年代じゃないですか。
「オールナイトニッポン」も毎回楽しみに聞いていました。

まだ夜のグランドフィナーレがありますが、もうお昼に、タモリさんのあの脱力しきったひょうひょうとした姿を観ることもないのかと思うと、ちょっとだけ寂しいです。
いつもそこにいるから見ない、っていうのと、もういないから見られない、っていうのは、似ているようで全然違うものなんですね。


                   UFO


はい。ということで、夢の話をします。

先週末、怒涛のお出かけデイを過ごして、若干疲労がたまったせいなのでしょうか、空を飛ぶ夢を見ました。
正確にいうなら、空中に浮かんでいる夢。
重力を全く無視して、実に気持よくふわふわと空中に浮かんでいました。

そして、夢の中の私の意識は完全に男性でした。
こういうことがよくあることなのかどうかわからないんですが、私は初めての体験でしたね。
うーん、なんていうか、男性アイドル系の人だったなあ。
で、歩きながらダンスの振り付けを考えてるんですね。
「ここで前宙したらどうかな」とそばにいるらしき人に言って、ふわっと前方宙返りするんです。このときの体感がすごくリアルで。
そのまま、空中に浮かんで、ふわふわと移動していました。
気持ちよかったなあ。
現実的に考えたらあるわけないんですけど、なんだか空中浮揚ができるんじゃないかと、本気で思ってしまいました。こう、感覚として、当然のように浮き上がれるような感じ。

夢占い的には、「低いところを飛ぶ」っていうのはあんまりよくないらしいですが、夢を見ている私の気分がとてもよかったので、まあ、よしとしましょう。

桜や藤の花がきれいに咲いて、雲の切れ間から夕日が差し込んでいる川岸を歩いている、という場面も見ました。カラーでした。


                桜


他人の夢の内容って、「どうでもいいこと」ベスト3に入りますよね(笑)
失礼いたしました。
疲れが見せたものにしては、あまりにもめでたい感じがしたもんですからね。


明日からいよいよ4月。
消費税も上がって、生活はいよいよ厳しくなります。
それを考えると暗くなっちゃいますが、まあいろいろ引き締めて、なんとかやってくしかないでしょう。
来年度、私は県民劇団に参加することにしました。
今年の2月に「赤鬼」を上演した県民劇団で、今回は野田秀樹の「Right Eye」を上演するとか。役がつくかどうかはわかりませんが、本格的に演劇に関われると思うととても楽しみです。

いろいろ不安材料はありますが、とりあえず、行けるとこまで走っていこう、と決意を固めた3月末日でありました。