変化に弱い | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

アスペルガー症候群の症状の一つに、「変化に弱い」というものがあります。
突然変わる、というのがダメなんですね。
急な予定変更ですとか、ルーティンの崩壊などは、相当焦ります。
自分の中に一体の秩序があって、それに則って生きることで不安と折り合いをつけているもんですから、その秩序が崩れるといきなり不安のまっただ中に放り込まれたような気がしてしまうんですね。

私がいつも読ませていただいている方のブログの中でも、息子さんが定期券を落としてしまい延々探し続けたためにちょっとした行方不明事件になってしまった、ということが書かれていました。(その息子さんには学習障害があるとのこと)
その気持ち、すごくよくわかりました。あるべきものがあるべきところにない、ということがどれほど恐ろしく大変なことか。それを解決するためには他の事情なんてどうでもいいというか後回しになってしまうんですね。

私も、何かをなくしたり、どこへやったかわからなくなったときにはすごいパニックになります。自分のものだけでなく、子どもがなくしたときも同じ。
頭の中は「どうしようどうしよう」の無限ループですし、見つかるまではずっとドキドキしっぱなしです。
最近こそ、いったん捜索を中断して他のことができるようになってはきましたが、でも見つかるまでは懸案事項として心にのしかかっていることには違いはありません。


そんな私ですから、パソコンのインターフェイスにも執着します。
最初に見た画面、最初に使った方法にこだわってしまうんですね。
しかし、ネットの世界では、アップデートがデフォルト。
常に変化し続けています。
完全に個人日記と化してしまったmixiも、ちょこちょこと仕様が変わります。
そのたびにまごつき、うろたえる私。
ツイッターも、最近ようやく慣れてきたんですが、インターフェイスが大きく変わりました。
そして今日。アメーバのマイページが完全様変わりしていました。

もちろんこれらは、事前にプロトタイプっていうんでしょうか、お試し版が提供されます。アメーバの新しいマイページも、「使ってみて!」なんて表示されてました。
私も一度は見たことがありますよ。でも、「うわ、使いづらそう」と思ってすぐにやめてしまいました。
それなのに。それなのに。強制転換とはあまりの仕打ち。
ある日学校から帰ってきたら、家と家族が全然違うものになっていた、くらいの衝撃。
あなたはだれ、これはなに、あれはどこにあるの……。
うろたえ、さまよう私の心……(笑)。

まあどうせ、無料の利用者の気持ちなんてどうだっていいんでしょうから、これに慣れていくしかないし、どうしても嫌なら辞めるしかないんですわねえ。
無料利用者をふるい落とす作戦なのかしら、もしかして。
だったら、必死で適応して生き残っていかねばなりませんわね。

ひとつ、すごく悲しい変更がありましたわ。
アクセス解析なんですけど、前はその画面にいかないとアクセス数がわからなかったですよね。だから「見るまでのお楽しみ」と思えたんですけど、新しい画面では実に非情ですわ。数字が出て、アップダウンの矢印までつけてくれちゃってる(_ _。)
あんなんいらんわ~~。マイページを開けるたびにグッサリやられます。
テンションダダ下がりですなあ。まったくなにをやらかしてくれるやら(とほほ)


ともあれ、これで1本記事が書けたので、ネタ提供だったと思って諦めます。
あの、そっけなくて見づらくてつまんない画面にも、そのうち慣れるでしょう。きっとね。
あー、そうか。必要ないときにアメーバに来る回数が減るから、ネット依存度が下がるかも? なんてねにひひ