今日は義祖母の25回忌の法要でした。
あの日からもう24年…忘れられない日
忘れてはいけない日
祖母との初対面
私は人生最大の衝撃を受けました
主人の実家に初めて行き
部屋に入っていきなり私に祖母が発した言葉は
「座って(正座)挨拶せんか！」でした
私は驚きとショックで顔が強張り必死に涙を堪えたのを忘れません。
若くて至らない事もたくさんあり
その後も祖母からは度々叱られました。
でも、私に面と向かって叱るけど、決して私のことを他の人に悪く言ったりはされませんでした。
今思えば、祖母から注意されたことは
どれも有難い教えでした。
結婚した後は祖母は親戚の前で
どんな小さな事でも私を誉めてくれました。
いつも私の味方でした。
主人の実家に行けば「皆には内緒にしときなっせ」とこっそりエプロンのポケットにお小遣いを入れてくれる事も度々
怖いお婆ちゃんは時が経つにつれ
大好きなお婆ちゃんになりました。
長女が生まれた時、杖をついて病院まで会いに来てくれた姿は忘れられません。
時が過ぎ…子供の成長とは反対に祖母は年老いて体も弱っていきました。
祖母の死は突然でした。
寒い冬の夜
誰にも看取られずに
朝、義父が部屋を覗くと
もう冷たくなってました。
お別れの日
庭の梅の木に小さな可愛いらしい花が
咲き始めてました。
いつかまた会えるかな
久しぶりに再会したら話したいことがたくさんあります。
おばあちゃん有り難う
おばあちゃんのお陰で幸せです。
おばあちゃん…
いつか空の上で会えたら
今度はちゃんと正座して挨拶するね
主人の実家近くの道から見た九州山地
うつすら雪化粧とたくさんの天使の梯子
息子のお嫁さんと買い物に行きながら
祖母から沢山叱られた話
言葉遣いや気遣いで注意された事
そして、私も年を重ねた今
それがとても有り難い事だったと気付いた事
色々話しました。
祖母を知らないお嫁さんにも
祖母を感じて貰えたらうれしいんだけど