石田雅彦オフィシャルブログ -13ページ目
Sander van Doorn Studio Sessions 2.0

サンダー・ヴァン・ドーン
初めに見たときに、Doornの「rn」が「m」にみえて、サンダー・ヴァン・ドームと読んでしまっていました。世界的に有名なDJ、プロデューサーです。
去年のウルトラかな?スーパーマンのコスプレでDJしていたの強く印象に残っています。


セッション2.0

制作風景の動画のようです。
4つまとめて置いてみました。


Sander van Doorn Studio Sessions 2.0 - Episode 1: Kick & Bass Line




Sander van Doorn Studio Sessions 2.0 - Episode 2: Mastering




Sander van Doorn Studio Sessions 2.0 - Episode 3: Melody




Sander van Doorn Studio Sessions 2.0 - Episode 4: Composition



まだ、通してみていないので、感想は無し。


「ロマンチック・ハイボール」

監督:木下半太
出演:井上裕介(NON STYLE)、カルメラ、立山誉ほか  66min
音楽:カルメラ

(効果音響的)劇伴で参加させてもらいました。
オムニスフィアはこういうのに本当に重宝するよね^^


湖畔の映画祭
http://kohan-filmfest.info/film.html

BEATPORTには、ロイヤリティ・フリーの素材が置いてあります。
http://sounds.beatport.com/

久しぶりに見た時に一番売れていたのが「TOOLROOM」のものでした。

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Toolroom Academy - Essential Tech House
http://sounds.beatport.com/pack/toolroom-academy-essential-tech-house/14219

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Toolroom
私の好きなレーベルです。
このレーベルの低域に関して、何かしらヒントや気づきが有ったりしないかな?という期待のもと買ってみました。
$29.9(BEATPORTのサンプルはお手頃価格)

気づきが有ったかは、さておき、私が興味をもつような印象的なローを効かせているものがいくつかありました。

「ノリの要はやはりベース」
全体にそれを感じるサンプルでした。

今回はベースのノリを解析してみました。
聴いた感じは、クリアでファットなシンセベース、細かいことをやっています。

サンプルのkeyは「Am」16分音符で
(音程は)「B2」「B2」「#F2」「D3」「16分休符」「B2」「#F2」「B2」これが2回。

「キー、Amだよね?」と思いながら確認していましたが、おそらくはドリアンですね。


このWAVはまず頭がずれている。

0

キックのアタックとぶつかって始まる音がない。
解釈しにくいので、始まりをグリッドに合わせてみました。

1

8分ウラ、16分ウラ、全部遅れています。
2拍目の頭も遅れています。
「テンポ合ってないんじゃないの?」と不安になり確認しましたが、そこにミスはありませんでした。

グリッドの設定を「1/16」で16分音符の遅れを探り、
「1/8」にして8分音符の遅れを探り、
「1/4」にして2拍目あたまの遅れを探ります。

2

16分音符のスイング値は「33%」
8分音符のスイング値は「5%」
4分音符2拍目のスイング値は「2%」

3

精度的にどうなんだろか?
これを計算することに意味があるのかどうかは分かりませんが、
8分音符の「5%」の揺れは16分音符に換算すると「10%」でいいのだろうか?
仮にそれで良いとして、全部16分音符のスイング値で出すと
16分のウラは16分換算のスイング値「33%」
8分のウラは16分換算のスイング値「10%」
2拍目あたまは16分換算のスイング値「8%」
ということになりましょうか。

このサンプルのノリを(所々大雑把に)数値で表すと
16分のウラは16分換算のスイング値「33%」の揺れを持っていて
8分のウラと2拍目のあたまは、その3分の1ほどの遅れ
う~ん、スイング値33%に慣れた私ですが、体感できないな笑
聴いたまま、それしかないですね

ハウスでよくあるスイング値33%で、8分のウラと2拍目あたまをキツめの後乗りでやる。この位の感覚かな。
(表現が我流ですが、そのうちなにか良い表現が見つかるかもしれないと思っています)

のっけのあたまも遅れているので、すべて後乗り。
頭以外の音は、ルーズになっていって、あたまで追いついてくる感じのノリ。
サンバなどにも近いですが、アフリカ系でよくある感じかもしれません。

とっても【トライバル】な感じですね。

面白い♪
次はキックでローを表現してるもので面白いのが有ったので、それを解析してみましょう。

※何書いてるかわからない人は「ノリをぬすむ」の「1」から見てみてください。それで分かる保証もないですが…
ノリをぬすむ(DAW)2

今回は『UMEK』
LoopMastersで売られているもので
”Umek Loops From Behind The Iron Curtain”
http://www.loopmasters.com/products/3083-Umek-Loops-From-Behind-The-Iron-Curtain

この商品ページのデモの中から”Demo Loop7”で使われているものを見てみます。
 ※サイト上で聴けます

2小節目の4拍目で音色は変わりますが、発音タイミングは同じなので、ココでは無視します。
 ※実際にLOOPを作るときには音色を変えるタイミングを真似るのはとても有効です。

LOOPの発音タイミングに合わせてWAVを貼り付けてみました。
16分のウラが全部遅れているのが分かります。
 ※画像は一拍分ですが、これ以後も同じだと思ってください。

SW0

スイング値を動かして32%あたりで近いところに行きました。

SW32

私の感覚では、スイング値0%はDTM感が強いので、そこを狙わないかぎり、避けることが多いです。スイング値30~33%の方がデフォルトと言っていいくらいです。

ということで
このループは、私にとって、およそ何の違和感も無いものです。

私が特殊なのかもしれませんが、クラブ系の音をよく聞いている人なら、このループに対して何の違和感もないのではないかと思います。

<スイング値を設定してグリッドを変える時の注意点>
スイング値ありをデフォルトとして使う人として、注意点をひとつあげておきます。
CUBASEの場合、16分でスイング値を設定していると、グリッドを他のもの(8分、4分等)にすると全部グリッドがズレます。小節単位でも変なズレが生じるので、グリッドを変える際にはスイング値をなくす方が無難です。制作途中でスイング値動かして、元の数値を忘れることはないとは思いますが、クオンタイズ・プリセットで管理するのが良いです。

SWP

このノリを出す他の方法として、トラックディレイでノリを出す事もできます。

TD

16分のウラに当たるパートのみ後ろにずらせば良いですが、手動でやってみた感じでは10~20msecくらいに思えました。

正直なところ、耳では判別しづらいです。
ということで、計算してみました

60sec ÷ 127(bpm) ≒ 472msec
BPM127の1拍は、472ミリセカンド

1拍の1/4の更に1/8(128分音符ひとつ)のずれ、くらいに見えます
(画像をアップしていませんが、グリッドを128分音符に変えて目視で確認した印象です)
472÷(4×8)≒ 15msec
確認してみるとかなり近いです。

トラックディレイでのノリの創出は、ループ素材を作るという特殊な場合にのみ有効な感じですね。曲を作る場合には、グリッドを16分のスイング値30~33%で作る。と覚えるほうが無難でしょう。

発音タイミングを真似るだけではダメです。
音の強弱、音色、音の長さ、すべて真似ないと全く違うノリになります。
アタック感も大事ですね。
※今回の16分のウラは比較的アタック感の薄いものだったので、重ねて鳴らしてもキレイに合っているのか判別しにくかったですね。

トラックディレイをもう少し
BPM127
4分 ≒ 472msec
8分 ≒ 236msec
16分 ≒ 118msec
32分 ≒ 59msec
※余談になりますが、ダブリングディレイなどでは64分音符くらいでやっているんだと再確認。

作らなくてもデジタルディレイの設定などで、どこかに落ちていそうだな、と検索したらありました。
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テンポ ディレイタイム換算表
http://www.cazastudio.com/delaytime.html

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テンポにもよりますが、トラックディレイに数値を入れる時に、音符をイメージしていませんでしたが、多少その感覚も持てそうに思いました。

エンジニア的ではありますが、ノリをDAWのスイング値で表す以外にも時間(msec)で数値化することも出来る、ということです。

今回のものは、16分のウラを15msec程度遅らせると近いノリになる。
またはスイング値を30%程度にする。

繰り返し書きますが、これは発音タイミング。
音価、強弱、こういったものが本当に重要です。
出来れば、その感覚を身体で覚えてください。

私もまだまだですが、雑ではいけません。
出来るところまで厳密にやる人が上手くなってゆくのだと思います。

グリッドからずれた音はテンション感の強い音ともいえます。正確なリズムに戻ることによって緊張~緩和の流れを生み出したり、時にはリズム的なフォワードモーションを感じるものもあります。
クラブ系の16分のウラのタメには、そういった快も有ると思うのですが、「ずれてる」としか思わない人にはただの不快な音ですよね 笑

話がどんどん脱線していきそうです、このへんで^^

Techno Samples - Umek Loops From Behind The Iron Curtain


UMEK & Groovebox - Cause And Effect (Original Club Mix)
この曲はよく使ってました。
今でもシンプルなハウスリミックスを作るときに、バランスのリファレンスとして聴き比べる曲のひとつです。


(追記20170923)
ミリセック感覚は理論としてはありですが、不要かなとは思います。
今時はそこを意識しなくても大丈夫でしょう。
入力デバイスでリアルタイムで打ち込むのが一番良いとは思いますが、入力デバイスに熟達していないとこんな細かいことはできません。色々難しいですが、そこをクリアするとレベルは一つ上がるでしょう。(自分に向けて書いているな笑)

本文中でも繰り返していますが、知識として知っていることよりも、体感が重要、というかすべてです。
自分の感覚として持っていないものは使えません。
使ったとしたら、それはウソです。
と書きつつ、はじめはそれでいいです。(どないやねん)
ただ人前には出したくないですね。
ノリをぬすむ(DAW) 1

Criminal Vibes
https://soundcloud.com/criminalvibes

私の大好きなDJです、BEATPORTで自らのサンプルを発売しています。

Criminal Vibes: House Pack Vol.1
http://sounds.beatport.com/pack/criminal-vibes-house-pack-vol-1/7832


単発の音とループが入っています。
そのままDJの素材として使う用途のものです。

この中のループのひとつのノリを真似てみます。

このループには気持ちの良いノリを出す音が、16分のウラで2箇所入っています。
似たような位置にWAVを貼り付けてみました。

まずは均等なグリッドで見たもの。

1

スイング値を操作して、置いた音がグリッドに(ほぼ)合うところを探します。

2

およそ92%で近いところに行ったように思います、
が、100%の方が近いでしょうか^^
このループに関してのノリを数値化したことになります。

3

スイング値「100%」とはどういうことか、といいますと


こういうことですね♪

下記はグリッドを三連系(6連符)にしたものです。
80年台に流行った「NEW JACK SWING」と呼ばれるあのノリでもあります。



2拍目の16分音符の4つ目と3拍目の16分音符の2つ目にスイング値100%で音を置くことでこれに似たノリのものを作ることが出来ます。
カッコイイものであるためには、音がカッコイイものであることも必要です^^

数値化して書いてみましたが、体で覚えることが一番大事です。

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キックを走らせたり、ウラのハイハットを走らせたりすることもよくあります。
重なるはずの音が正確なグリッドから外れると独特のノリが生まれるばかりでなく、同時に鳴る音が減ることにもなるのですが、スッキリする場合と逆にごちゃっとする場合があります。
デュレーション(音価、鳴っている長さ)にも注意すれば、大きなミスはないでしょう。

ビートの有る曲の場合、リズムが垢抜ければ、かなりサウンドに深みが出ると思います。出音が仕上がってなくてもデュレーションが適正であれば、それなりに聴けると思います。

研究する時は良いですが、ココに時間をかけ過ぎないことも大事なことです。

シリーズ化?を思いタイトルに「1」を付けましたが、やるのかな笑