BITTER フリーVSTプラグイン・ビットメーター | 石田雅彦オフィシャルブログ

今流れている信号のビット数を見るもの

 

STILLWELL BITTER
mac/win  32bit/ 64bit
http://www.stillwellaudio.com/plugins/bitter/

 

GYOKIMAEさんの書籍「とーくばっく」の中に載っていたもの(下記リンクはWEB)
http://pspunch.com/pd/article/dithering_new/

試しにダウンロードしてみました。

 

上の画像は

Vengeance Metrum に Bitter ⇒ Sakura Dither ⇒ 再びBitter の順でインサート

(普通はマスターバスなどに挿して使います)

 

メトラムの出音は32bit、サクラディザーで16bitに設定したので、パキッと16bitに収まっています。

当たり前なので、何がどうということもないのではありますが。

 

普通のDAW作業でディザーが必要かどうかビットメーターで確認する必要もないのですけれども

ビットメータで見ると「おぉっ」と納得します 笑

 

DAWで作業すると内部的にはすべて32bitfloatなので、

ファイルを書き出すときに、32bitfloatで書き出す以外は必ずディザーが必要になります

 

ノーマライズしても必要ということか、あまり考えたことなかったけど、そうだよね。


16bitのWAV素材を貼っただけの場合は無用?

エフェクトプラグインを使えば当然必要です

フェーダーを0.01db動かしても必要です

僅かでも加工をすれば、そのWAVは32bit処理されるので「必要」という認識です。

(全く何もしていないなら無用でしょうけれども、それで書き出すことは無いよね)

 

「このくらいの処理でそんなにかわるもの?」

そういう時にビットメーターを見ると迷わずディザーを使う気になれるでしょう。

 

私の場合、ディザーと言えば

Cubase付属の「UV22HR」、iZotope OZONE, fabfilter Pro-L2, SlateDigital FG-X

WAVES製品にはディザーがついたものが山ほどあったりします。(手持ちでの例です)

Studio Oneの場合は、環境設定の中に書き出し時にディザーを使うかどうかという項目があります。

 

ディザーはいろいろありますが、A.O.M.「Sakura Dither」の評判を聞き、

使ってみて良い印象なので使い込んでいます。

 

ディザーは(最後に一度だけ)忘れず入れておきましょう。

「あれ、書き出したら音が変わったな…」

というのは、なくならないと思いますが、ディザーがある方が結果は確実に良いです。

 

(途中の段階で、何度もディザーを使わないということも忘れずに)