今回は裁判所からの調査なので対象者は不法行為を争っている相手方。

 

簡単に書くと不法行為が確定した後に現在の居場所(住民票がある場所ではなく)の把握する為の調査。

 

判決が出た後に逃げる輩はたくさんいるのでその為のリスクマネジメント。

 

裁判所からの調査は数多く行っているので、この横浜地方裁判所の特徴も頭に入っている。

 

対象者がどの交通機関を使うかによって調査員の対応も変わってくる。

一番厄介なのがタクシー。

 

横浜地方裁判所は出たらすぐ目の前の道路にはタクシーが流しており直ぐに捕まえることは可能。

 

タクシーに乗った後にはそのまま帰るのかそれとも横浜駅に向かうのか複数な行動パターンが予想される。

 

横浜駅に向かったときは国道1号沿いから入った脇道で降車することが多い。

この場所はバイクが進入禁止。

 

このような状況を踏まえて、クライアントと協議の末、車とバイクを用意し徒歩要因の調査員を含む4名で調査を開始。

 

裁判所に来たときは徒歩で来たのを確認が出来たので電車を使って来た可能性が高まった。

だが、帰りも同じ行動パターンと限らない。

 

裁判所から出た対象者は、目の前でタクシーを停め乗車する。

 

調査員1名が後ろから来たタクシーに乗車することに成功し、対象者の真後ろに着くことに。

 

バイクもすり抜けを使い、対象者のタクシーが尾行出来る位置につけた。

ただ、尾行用の車は遅れてしまい後追いになってしまう。

 

尾行用の車が遅れてしまうことは想定内でメインの尾行はバイクで行う。

 

後はどこに向かうかと気を引き締めて尾行をしていたが、想定内の横浜駅付近で降車。

 

バイクは進入禁止だったがタクシーに乗車していた調査員が問題なく後ろにつけている。

バイクを捨てて後から来る調査員にバイクを任せようと考えたがこちらも直ぐに到着。

 

ここからは3名が徒歩尾行。

3名もいれば問題はない。

(徒歩尾行は通常なら2名で十分と考えます。)

 

バイクに乗っていた探偵クロキは車を駐車場に入れて、バイクを邪魔にならない場所に停車して吉報を待つだけです。

 

1時間後に調査員から連絡があり、対象者の現時点の居場所が判明。

 

今回紹介したケースは通常の浮気調査とは違い、開始場所からの行動方法が不明だった為、調査員を増員して対応したケースです。

 

仮に対象者が徒歩で移動して電車を使った場合は車にバイク、更に調査員2名が不必要になりますがそこは致し方無いことです。

 

間違えなく尾行を出来ることを取るか、タクシーに乗車されたら途中で尾行が不可能になっても構わないを取るかどちらかになります。

 

浮気調査でも開始場所が不透明な場合はどう対応するかはクライアントの相談になります。

浮気調査の場合は浮気相手とは今後も会うことが考えられるので、別の機会に浮気の証拠を取ることも可能です。(情報収集に切り替え次の対応方法を考えても問題はありません。)

 

 

 

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