雨ニモマケズ
風ニモマケズ
赤蟻より低く地を這い、シャーマン将軍の木よりも高く空に触れ、マリアナ海溝より深く呼吸をしたと思えば、エベレストよりもその頂を崇高な物とする。
右手を最北とし、左手を最南とすれば、気付くと体は西を向く。
沈む夕日に瞳を潤ませたと思えば、肩を叩く静夜に心は弾み、お気に入りの毛布と靴下とで、来る朝の前に来る夜に備える。
路地裏から広がった3D空間は端から端まで360゜× ∞。
好き好きに浮かぶ多種多様な球体と何ら相違はない。
そんな手のひらの上にある世界。
街の片隅にある世界。
地球上にある世界。
宇宙の中にある世界。
宇宙自体が世界。
そんな世界で苦しくも揚々と生きる。
決して楽観主義でもなく狂信的でもなく被虐愛でもなく。
雨ニモマケズ
風ニマケズ
サウイウモノニワタシモナリタイ。


