#01人の育成

 


(大野市ホームページ・大野市議会令和3年6月議会動画)

 


令和3年6月議会でも議論した大野市ゼロカーボンシティ!国・地方脱炭素実現会議で「地域脱炭素ロードマップ」(案)が了承されるなど、動きが広がっています。
https://ameblo.jp/hysyrkz/entry-12679711617.html


○大野市ホームページ

 

 

令和3年6月大野市議会定例会一般質問は「脱炭素社会の実現と持続可能な都市づくり」をテーマに、大野市ゼロカーボンシティ宣言と改訂中の都市マスタープランへの反映、人口減少が一定期間続く見通しの中での持続可能な大野市づくりに、どのように取り組んでいくのか議論しました。動画が公開されましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。

 

(前提)

 福井県大野市は、年間の二酸化炭素排出量が32万1千トンであり、一方、森林面積から算出する推計の二酸化炭素吸収量は約19万トンとの答弁をいただいています。市域面積の87%を森林が占め、地下水の恩恵など「水」を大切にしているまちであり、農業や林業、それを生かした商工業のさらなる発展が、市外からの観光客を優しく受け入れ、外貨を獲得することで、自然を共生しながら、住み続けられる持続可能な都市、「誇れるまち大野市」になると思っています。

 その一つの方向性に向かってベクトルをそろえて都市づくりに取り組み、そこに住む人や関わる人による活発なまちづくりが展開されていく必要があることから、今回大野市が宣言した「ゼロカーボンシティ」が宣言だけに終わってしまってはいけない。そこに住む人や企業にメリットが享受されるよう行政運営していく必要があることから、質問をし、政策提案しています。

 

以下、主なやりとりは次のとおりです。

(各問の時間は、YouTube動画の該当箇所付近を示しています。なお、正式な議事録はまだ公開されていません。私の聞き取った範囲でお答えします。なお、議事録が公開され、修正が必要となった場合は書き換えます)

 

10分~15分<市長>

問 本年三月議会終了後の定例記者会見で大野市ゼロカーボンシティ(大野市ホームページへリンク)を宣言したが、市長の考える都市像とは。

答 都市マスタープラン(大野市ホームページにリンク)が計画の中間年を迎えたことから改訂作業を進めている。基本姿勢を踏襲しつつ、「環境にやさしい脱炭素社会の実現」など新たな要素を加えていく。

 

16分~24分<くらし環境部長>

問 改正地球温暖化対策推進法に基づく再生可能エネルギー促進区域を都市マスタープランに位置付け、脱炭素に向けた設備投資促進や企業誘致につなげてはどうか。

答 今後国から示されるガイドラインに合わせて検討していく。

 

27分~32分<くらし環境部長>

問 市街地や田園、山林の役割を生かした再生可能エネルギーの導入可能性を早く調整、検討していく必要があるのでは。

答 雪国での太陽光の実現に課題があること、稼働するバイオマス発電がある中で、さらなる立地は難しいことなどがあり、ガイドラインを参考にできるかどうか考えていく。

 

34分~36分<環境・水循環課長>

問 風力発電の設置を巡る環境保全対策審議会が開かれたと聞いているが、議会への説明は。

答 県への意見について、4月下旬に審議会に諮り、5月14日に県へ提出済み。6月9日に県の審議会が開催されることから、今議会で説明したい。

(その後、大野市ホームページで公開されています)

 

43分~48分<市長>

問 道の駅越前おおの荒島の郷敷地内にあるガソリンスタンド予定地をエネルギー安定供給の拠点と位置付けるなど検討が必要だが、担当課は。

答 再生可能エネルギーの担当課は環境・水循環課だが、連携してやっていく。ゼロカーボンシティを宣言したが、これは挑戦。環境基本計画を改定して、水循環基本計画の中で適応策を出してやっていこうとスタートに立ったところ。作るエネルギーや省エネなどある。市民意識の啓発から入っていきたいというのが今年度の目標。

 

48分~51分<市長>

問 二酸化炭素の吸収量が推計で約19万トンあるのは大野市の特長。間伐などを進める財源となる森林環境譲与税の都市部と農村部の配分割合を変えてもらうよう要望を。

答 市議会と一緒に取り組んでいく。

 

51分~53分<行政経営部長>

問 人口や世帯数が減ることは嘆くだけではなく、家庭におけるエネルギー消費量、一人ひとりの心掛け、取り組みによりプラスにもなる。大野市人口ビジョンに掲げる推計人口は何人か。

答 推計人口は2万6323人。

 



〔令和3年6月大野市議会〕議案の審査結果と概要を報告します


○会場に行けない方のためにライブ配信や当日配布資料の掲載もあります。