このブログ恒例、ヒスパニの楽曲解説シリーズ。
今回も書こう書こうと思いつつ、気付けば「 LIVE A LIVE 」発売から既に2ヶ月以上も経ってしまいました。早い。
元はと言えば半ば自己満足的に書き始めたこの解説記事なんですが、意外と多くの皆さまに読んで頂いているようで、
今回も「 ええから解説ブログはよ書けや 」とのあたたかい御言葉をたくさん頂戴しましたので、また長々と解説していこうと思います。( 本当に長いよ )
でも発売当初から全て説明してしまうよりも、ある程度それぞれ聴き手の皆様の中で自分なりの解釈して頂いてから楽曲解説をしたいなぁと思っていたので、実際このぐらいのタイミングで丁度良かったのではないかと思います。( と言う言い訳。 )
ちなみに、飽く迄もこの楽曲解説はボーカルである私 とも の視点と主観から書いているモノで、
他メンバーの意向などは余りよく知らないので そこら辺は予め御了承下さいませ( ˘ω˘ )スヤァ…
では、早速行ってみよー!!
Track 01 「 A:LIVE 」
その名の通り今作「 LIVE A LIVE 」の世界観を要約した表題曲的なナンバー。
今回の製作ではレコーディング開始直前ギリギリ、一番最後に滑り込みで完成したTACK朗渾身の一曲です。
この楽曲のテーマがそのまんま今作のアルバムのテーマにも直結するのですが、
「 生と死 」、そして「 ライブの瞬間こそが生きている事をイチバン実感出来る瞬間 」と言うモノ。
今では誰しもが ついつい日常的に「 死にたい 」などと口走ってしまいがち。
それが仮に比喩的な表現であろうと ガチであろうと、「 死にたさ 」の度合は違えど常に死にたがっている自分含む現代人。特に若者。
ひょっとしたらこれは自殺大国とも称される日本特有なモノなのかもしれないですが…🤔
しかし、そんな死にたい毎日に 時として一筋の光明となる「 ライブ 」と言う名の延命措置。
自論として「 音楽は人を救わない 」と過去に歌詞でも言っているのですが、それでも一時的な延命や痛み止めにはなり得ると思っているので、いつもそう表現しています。
週末にライブの予定が有るから生きられる、とか。取り敢えずあのライブまでは頑張って生き延びてみよう、とか。そんな感じ。
自分も昔ライブハウスに通っていた頃はそうだったし、やる側になった今もその想いは変わりません。
バンド側も1つ1つのライブを糧に、日々を生きています。生かされています。
ライブ、そのまんま英語に直すと「 LIVE 」ですが、読み方を変えると「 リブ = 生きる 」と言う意味にもなり、これが実に言い得て妙だなぁと思った訳です。
※ちなみに、ライブと言うのは本来ライブコンサートの略で、海外では「 ライブに行く 」とは表現しないそうです。これは日本独自なんだとか。
即ちライブとは、死ぬ事に前向きな 後ろ向き人間たちを一時的に生かしてくれる救済チャンス的ビッグイベントなんですが、
いざそれが始まるとなると、人が密集し 温度は上昇し いつ何が巻き起こるか分からないフロアでは一瞬たりとも気を抜けない。
安息の地、どころか戦場です。
※こう言ったジャンルのライブに限る
いつものように ぼんやりと「 は〜死にたいな〜(´へωへ`*) 」なんて悠長な事は言っていられません。
むしろ「 やべえ!酸素ねえ!水分ねえ!待って!死ぬ! 」と、逆に死の危険にさえ直面させられます。
あれだけ死にたがっていた人間が生きる事に必死になる。ならざるを得ない。
生きる糧として来たライブで死にそうになるってかなり滑稽ですね。
でも、たぶん、だから楽しいんだよね。ライブって。
なんだか生きている実感が湧かないような日々の中に、これ以上ないスリリングな刺激をくれる。「 生 」を感じられる。
心臓が高鳴って、呼吸が荒くなって、しんどくて、でもなんだかそれが気持ち良かったりして。
※本当に死んだらアカンで。怪我も気を付けてね🙅♂️
そんな日々「 死んだように生きている 」が、しかし実際にはなかなか死ねない「 死に損ない 」の「 死にたがり 」さんたちを「 Living Dead( 生ける屍 ) 」 = ゾンビに喩えまして、
Bメロ 〜 サビでは「 そんなに死にてえならゾンビ共全員ライブで殲滅させてやんよ!!!! 」と言った意味合いの歌詞になっております(⃔ ॑꒳ ॑*)⃕↝
永眠したいんだろ?OK!
死体だらけにさせちゃろけ?
全員DyingでLookingだ in da 楽園
逝っておいで!
死にたいんだろ?OK!
死体だらけにさせちゃるけん
Everybody くたばれ!
ミ・ナ・ゴ・ロ・シ ( DIE! )
そして楽曲終盤、$EIGOが歌うCメロではそんな非現実的な夢の世界から現実へ引き戻される悲哀を歌っております。
ショウが終わればいつもの日々へまた…
で、また振り出しに戻っては毎日 虚無感を感じつつも、辛く厳しい憂き世を渡っていく訳ですね。
毎週毎週こんな感じの繰り返し。
ちなみに このイントロ 〜 Aメロはずっと「 きょっきょ〜きょ きょきょっ 」と歌っているのですが、音の響きは同じでも歌詞中では微妙にワードが変わっていく所がミソですね。
死んだように生きているゾンビ仲間の皆さま、ライブハウスでお待ちしております😇😇😇✨✨✨
Track 02 「 ガチ恋ダークネス 」
今作のリードとなったヒスパニ流 究極のラブソング。
恋愛をテーマに歌詞を綴った楽曲は幾つか過去に有ったものの、( うそつき。とか オトナのオモチャとか Holographとか )
どれもネガティヴで後ろ向きなモノばかりで 直球な恋愛ソングが無いな〜と思って作ってみたらすごくド変化球なラブソングが誕生してしまいました。
ヒスパニらしいと言うか 自分らしいと言うか やはり一筋縄では行きませんでしたね。てへ ( ◠‿◠ )
1曲目の「 A:LIVE 」もそうなんですが、今作からヒスパニのギター&ベースのチューニングが大幅に下がった為、歌詞の内容的にも サウンド的にも2つの意味で「 重たい 」ラブソングになっております。これぞラウド系ラブソング。
やはり自称J-POPバンドとしては恋愛ソングを歌っていかないと!と思いまして。売れたい。
歌詞の内容的には 読んで頂ければ分かると思いますが、最初は微笑ましかった愛情が 楽曲が進むに連れ 段々と拗れて様子がおかしくなっていきます。
冒頭で「 究極のラブソング 」と形容しましたが、「 究極の愛とは何か? 」と考えた時に 相手の存在を取り込んでしまう事ではないのかと思い このオチに辿り着きました。( サイコパスじゃないですよ )
一般的に「 カニバリズム 」と呼ばれる行為・嗜好で( 全然一般的じゃない )、世の中には実際に恋人を食べてしまった人たちも実在するそうです。
※ 良い子の皆はゼッタイに食べちゃダメだよ🙅♂️
即ち この楽曲ではアルバムテーマである「 生と死 」の「 死 」の部分へフォーカスを当てている事になりますね。
コレ絶対に大人に怒られるんだろうな〜と思いながら歌詞を提出したら案外アッサリと審査通ってビックリしたのはここだけの話。
歌詞的なコダワリとしてはサビ終わりの「 そのハートいただきます! 」と言うフレーズが1サビでは「 心を奪う 」と言った意味合いで歌っていたのに対し、
ラスサビでは同じ言葉でも「 心臓を食べる 」と言う意味に代わるダブルミーニングになっている所とか。
落ちサビの「 あなたが死ぬほど好きでした 」と言う如何にも有りがちなフレーズも、
「 アナタが死ぬ 」ほど好きでした。
と、歌詞の表記の仕方次第でゾッとする意味に代わったり。
同じ落ちサビの「 もう二度とハナサナイ もう二度とハナセナイ 」が片仮名表記になっているのは独り占めして「 離さない 」と言う意味と、
殺してしまったが故の 物理的に「 話さない 」と言う意味を掛けている為、とか。
ここら辺のニュアンスは耳で聞き流しているだけでは気付きにくいと思うので、歌詞カードを読んで初めて ハッ😳 としてくれると嬉しい部分だったりします☺︎
更に細かい部分で説明していくと、ブレイクダウンパートに有る「 〜阿鼻叫喚タイム〜 」と言うフレーズ。
最早 歌詞でも何でも無いような気もするんですけど、これは、
よくブレイクダウンパートで「 何言ってんのか分かんねえ 」とか「 これゼッタイ歌詞通り歌ってねえだろ 」とかファンの方から突っ込まれるので
んじゃもういっそのことここは「 阿鼻叫喚タイム 」と言う括りにして、歌詞とかそう言う概念は面倒臭えから全て取っ払ってしまおう と言う斬新(?)な発想と、
実際 歌詞の内容的にもこのセクションが修羅場と言うか何と言うか 殺害現場になるので、楽曲のストーリーとも上手くリンクしている為 そう表記しました。
加えて、よく「 ヒスパニをカラオケで歌ったぞ! 」と ブレイクダウンパートでシャウトをしているだけの謎の動画を投稿している人たちをよく見るので、
今後カラオケで皆が歌って 必死にシャウトしている際、画面に「 〜阿鼻叫喚タイム〜 」と表示されていたらすごくシュールだなと思ったので そう言う遊び心(?)的な背景も少し有ったりします。
( ちなみに、今回ラップパートがとても難しいので酔狂な方は是非トライしてみて下さい。 )
あとまた歌詞で言うと ラスサビの「 超ずっきゅん!( 僕ら )身を焦がれ 」と言うフレーズは
僕は恋愛で( 精神的に )身を焦がれ
君( 遺体 )は火葬場で( 物理的に )身を焦がれ
と言う意味で「 僕ら 」と表記しています。
その後は雲の上で見守っててね だの、( 遺体を焼いたから )味付けしなきゃダメだね だの好き勝手な事を言いまくって終わるんですけど。笑
最早ここら辺は自己満の世界なので こうやって説明しない限り気付かれもしないとは思うんですけど、
このブログまで読んでいるマニアックなファンの皆さんは何とな〜く そう言う意味なんだなと雑学程度に知っておいて頂ければ…( ˘ω˘ )スヤァ…
最後に。
MVでアイドルちゃんたちが「 しゅきしゅき〜 」と手でハートを作って踊っているAメロのアレは、
昨年 大ヒットした星野源さんの「 恋ダンス 」ならぬ 通称「 ガチ恋ダンス 」と勝手に命名して俺も踊っているので
MVを繰り返し見て、振り付けを憶えたら 是非ライブで一緒に踊りましょうっ(。ӧ◡ӧ。)💕
Track 03 「 月曜日が始まんで〜 」
$EIGOが作曲、リードボーカルを取るドラマティック且つエモーショナルなナンバー。
最初 デモでこの楽曲が上がってきた時に メンバー間では「 メインリフがゲームミュージックっぽいね〜 エモいね〜 」なんて話していたのですが、
それもあってか? 個人的には「 ナニカと闘っている時のBGM 」的なイメージが強くて、そこから着想し 最終的に辿り着いたのが「 月曜日と言う強敵に挑み続ける社会人 or 学生の戦闘曲 」でした。
「 LIVE A LIVE 」のテーマである「 生と死 」で言う所の「 生 」の部分、働きたくなくても生きていく為に人は死ぬまで労働を強いられる訳です。
我々 日本人は特に、かもしれませんね。
その逆、「 死 」の観点から見ても 月曜日は他の曜日に比べて圧倒的に自殺率の高い曜日なんだとか。
歌詞にもある「 月曜日よりの死者 」と言うのが当初の楽曲仮タイトルで、これは言わずもがな ザ・ハイロウズ大先輩の「 日曜日よりの使者 」のオマージュ。曲調は似ても似つかないけど。笑
「 A:LIVE 」の解説で書いたゾンビとはまた別のタイプの、死んだように青ざめた顔をしながら通勤・通学するゾンビたちが満員の電車に揺られているイメージで歌詞を書き始めました。
ライブでは通勤ラッシュをモジった「 通勤モッシュ 」を朝の満員電車並みにカマして頂いて
( どちらも痴漢はアカンで🙅♂️ )
あとはもうサビで思いっきり中指おっ立てて デカい声で「 FUCK! 」と、月曜日へのヘイトを叫び散らかしましょう。
今回のリリースツアーは特に土日が多いので 会場の一体感も凄い事になる事でしょう😇
ヒスパニとしては珍しい、最早これは全国民への応援ソングと言っても良いレベル。
うだつの上がらない月曜日の朝、通勤・通学の際には是非 聴いて欲しい一曲ですね。
…と、ここまで解説しておいてなんなんですが、正直 バンドマン的にはそこまで月曜日FUCKでもないんですけどね。ぶっちゃけ。
( むしろ土日がイベントで稼働しているから月曜日はお休みである事が多いくらい )
Track 04 「 Head Bang! 」
4曲目は初のおかっち作曲 ゴリゴリミクスチャーテイスト満載な「 Head Bang! 」。
楽曲タイトルは頭を振るヘッドバンギングの略称「 ヘドバン 」と、サビの一節にも有る「 (ピストルで)脳天をブチ抜くようなサウンド 」と言った意味のダブルミーニングになっており、アルバムテーマの「 ライブ 」×「 生と死 」にも直結しております。
過去にも「 i scream 」や「 GOSSIPS 」などミクスチャーっぽい作品は有ったものの、こと「 Head Bang! 」に関しては最早俺のソロ音源かってくらい 50小節以上にも及ぶラップ地獄( たのしい )がひたすら続く訳なんですが、
歌詞の中には私お得意の伝わりづらい小ネタたちが散りばめられているので この解説記事ではそこら辺をピックアップしてみようかなと思います。
「 コメカミには拳銃 」… OZROSAURUSさんの楽曲「 星を願う 」からオマージュ的なサンプリング。フリースタイルダンジョンでもR-指定さんとスナフキンさんのバトルで引用されていましたネʕ•ᴥ•ʔ
「 脳震盪ならばスグにノーシン投薬で治しとこ 」… 頭痛には株式会社アラクスさんのお薬、ノーシンが効果的です。脳震盪にまで効くかは分かりません。
「 二丁拳銃でロックオン Like a ブラック・ラグーン 」… 小学館 月刊サンデーGXにて連載中 広江礼威先生によるガンアクション漫画「 BLACK LAGOON 」の事。ヒスパニのメンバーもディレクターも大好きな作品。いつかアニメの主題歌とかやりたい。
「 ブローバック・ドラゴン 」… 漫画「 遊☆戯☆王 」のデュエルモンスターズに登場するカード( モンスター )の名称。似たようなモンスターだと僕ら世代的にはリボルバー・ドラゴンと言うヤツが居ましたね。いつかアニメの主題歌とかやりたい。
「 ガンガンガン速 」… 知る人ぞ知る、夜中の通販番組でよく紹介されているパソコン向けのソフト。インストールすると処理速度が格段に早くなるらしい。これ歌詞カードを読んだだけでピンと来た人はどれくらい居るんでしょうか。。。笑
「 早射ちマック 」… 知る人ぞ知る、1959年から1962年までアメリカ合衆国で放送されていた西部劇をモチーフにしたコメディ・アニメ…と言うのは建前で、ここで言う「 早射ちマック 」とは数年前 関西にて19〜71歳の女性が若い男に精液をぶっかけられる連続事件が発生。後に犯人である当時18歳の少年が逮捕されたのだが、捜査関係者曰く「 とにかく早い。すぐに出る。被害女性が振り向いたら出ていたと言うケースもあった。 」と、その特異過ぎる事件背景から 警察やネット上では「 早射ちマック 」の異名で広く知られる事となる。あの変態番付にも名を連ねる猛者。
「 危うくイっちまうからストップ!寸止め成功 Let's Go! 」… 射精を引き延ばす男性の寸止めオナニーのし過ぎは勃起不全・射精障害へ繋がる恐れが有るらしいので気を付けましょう。
「 上下 八の字 扇風機 」「 折りたたみ 」… ヘドバンの種類。ただただ頭を振るだけでも色々とやり方が有るのです。お好きなスタイルでどうぞ。
…と、こんな感じで この楽曲に限らずですが、ヒスパニの歌詞には細かすぎて伝わらない小ネタたちがたくさん存在します。
ただの遊び心なので元ネタに気付かれなくても全然良いのですが、昔から分かる人には分かる、ニヤリと出来るフレーズをこそっと忍ばせるのが好きなので それ等を探してみるのも面白いかも??(◜◡‾)