先日寝る前に、年に一度支払う市税みたいな請求がいつ来るのか調べる為に$1000以上の取引を見ていた所、こんな履歴を発見
同じ日に21万600円と18万4600円(合計39万5200円)使って、1万円以上の国際取引手数料を取られてる
意味が分からなくて私は1人でパニック
日付を見ると、こちらに書いた夫が新宿で終電を無くして朝帰りした日の午前4時と6時ごろ。
夫から聞いていた話は
明らかにこのシーシャバーやん!!!
でも私が夫の位置情報から確認していたシーシャバーの評価は高く、レビュー件数も多く。
そのビルには何店舗も入ってるだろうから、同じビルの違う店かも!!
きっと沢山の外国人観光客が被害を受けてるはず!!
私がこの履歴を見つけた時、夫は既に就寝していたので、起こして問い詰めようと思いましたが、寝てる所起こしてもまともな事情聴取はできないし、朝話す事に。
でも私はギンギンで全く眠れず。
- 私たちのクレカは銀行のキャッシュカードと一体になったクレカで、口座に入っている額以上は基本使えない。
- 普段カードで使える口座には$2000(約18万円)以上は入れないようにしている。
- しかも1日の使用上限は$3000(約27万円)のはずなのになぜ利用できたのか。
- 夫が終電を逃した時、もしも現金が足りない場合はオーストラリアのクレカはレートが悪いし手数料かかるから使わないで、渡してあるSuicaはクレカだからそれを使うようにと伝えていた。
- それで夫は私のクレカを使ったと言っていたけど、確かに私のクレカの使用履歴に何も出てこず不思議に思っていた。
- 日本のクレカを使っていれば手数料は取られなかったし、ぼったくり被害への理解があってお金の取り返しもスムーズそうなのに。
- そもそも終電を逃さなければこんな事は起きていなかった。
- 夫は金曜は終電が遅いと勝手に思い込んでいたから、夫の楽観的な性格を考慮して出かける前に終電の時間を念押しするべきだった。
- それにしても2ヶ月以上経過しているのに、何で今まで気がつかなかったか。
- むしろ、知らぬが仏で気づかなければよかった。
友人に愚痴メッセージしたり、ぼったくり被害にあったらどうするのか調べたりして、寝不足のまま朝を迎えました。
朝から責め立てても効果はないと思ったので、冷静に問いただしました。
夫はとにかく驚いて安全な日本でそんな事があるなんて一切思わなかったと。
日本人的には、歌舞伎町で勧誘された店に入ってそういう目に遭っても驚かないですよね。ちゃんと教育しておけばよかった。。。
夫にその日の事をもう一度詳しく聞くと
- 店の名前は覚えてない。
- 店の階数も覚えてない。
- 支払う時に金額を提示されたかどうか覚えてない。
- なぜオーストラリアのカードを使ったのかも覚えてない。
- 店は個室ではなく普通のよくある感じのバーで高級感は特になく、シーシャもあったけど誰も吸ってなかった。
- 店は最初自分たち以外に誰もおらず、朝まで数人来た程度だったと思う。
- ビールを飲んでいたけど、ワインを勧められたから「1番安いやつ」と言ってボトルも入れた。特に高そうなワインではなかった。
- 支払いは帰る前の一度だったと思う。
結局これじゃ何も分からない。
ひょっとしたら20万円の高級ワインを入れてる可能性もない訳じゃない。
ぼったくりについて調べると、基本的には証拠集めて民事訴訟起こすしかないみたいで、今回の件はぼったくられた事についての証拠ゼロだから泣き寝入りするしかないっぽい。
でも、40万円は何もしないで諦めるのにはデカ過ぎる額
今日私はダメ元でもできる限りの事をしてみよう。
——8:30頃——
旅行保険に入っていたので、約款を確認した所イマイチよく分からなかったので電話して問い合わせ。
医療とスーツケースとか携行品しか補償はなしなので今回のケースは該当しないと思う、でもクレームするのは無料だからクレームはしてみても良いよと言われる。
今度は日本の消費者ホットラインに電話するけど一切繋がらず。
銀行のアプリから取引の取消請求にトライしてみる。
AIとのチャットで申請できる感じだけど、今のカードを停止しないと進めない。事件は2ヶ月以上前で他に怪しい取引はなさそうだし、カードを止めると色々面倒くさいので後で電話で申請する事に。
——10:00頃——-
ベラ子の朝の昼寝時間。安眠の為に普段は授乳して抱いたまま寝かせるんだけど、電話する為に寝てから置いたら即覚醒。
あぁごめん。アホなダディのせいであなたの大切な昼寝を台無しにしてしまった
ベラ子が完全に起きてしまったので銀行に電話。
カードの名義人本人じゃないと申請はできないので、20時までやってるから夫に電話させるように言われる。
そしてカードの停止をしないと手続きはできないからって、オッケーって言ってないのに勝手にカードの停止手続きをされる。
——11:00頃——
カードが停止されたので電話申請する必要もないので、アプリでさっさと取引取消申請。
この支払いの承認をしましたか?の質問にNoとして進めた。
——12:00頃——
昨日あんまり寝てないから急激に眠気が。
ベラ子も眠そうだし、お昼ご飯の前に1時間くらいベラ子と一緒にお昼寝しよう!とベラ子を連れて寝室のベッドへ。
ベラ子はすんなり入眠。
ところがベラ子が寝た瞬間激しいにわか雨。
1日中晴れの予報だったので洗濯物思いっきり外に干してるし!慌てて中に入れに走ったら睡魔は完全に去って全く眠れず。
でもベラ子は珍しく1時間半眠り続け、ランチが遅くなってしまう。
——14:00頃——
日本の消費者ホットラインに繋がるまでかけ続ける。
——15:30頃——
消費者ホットラインにやっと繋がる。
言われた事は、カード名義人が成人していて、暗証番号が使われて決済されている場合、カード会社から返金して貰うのは難しいとの事。
お金を取り返すのは無理でも、警察に連絡して同じような報告が多ければ犯人の逮捕に繋がる可能性はある。
でも捕まっちゃうと余計お金は戻ってこないと。
これだけの金額だと暗証番号は絶対必要なので完全にオワタ。
お金は戻って来なくても、日本の安全性を信じて酩酊してる外国人をターゲットにしてだます奴らは許せないし、取り締まって欲しいから警察に電話。
最初被害届を出したいって言ったら、恐喝された訳ではないから被害届は出せないと。そもそも被害届は電話口でもオンラインでもできず。出向かないといけないらしい。
ただ、事例を記録しておけば今後何かに繋がるかもしれないから、協力してくれるなら詳細を聞かせてくれと言われ、詳しく話す。
警察の人と話しながら、「もう諦めるしかなく、犯人が逮捕される事を願うしかないんだな」と覚悟を決めた。
やれる事はやった。
もう夫は2度と日本に入国させないし、ホリデーにも行かせてやらん。
電話に集中しちゃって目を離してる隙にベラ子が絵本を食べていた。
ごめんベラ子
この時点で17:00近く。
この日はもう夕飯の支度をする気分にもならず、夕飯は買う事に決めて、日本のテレビでも観ながらのんびりしようとiPadを手に取り。
ふと夫のメールをチェック。
(夫はメール管理をせず大事なメールを逃す事があるので私もチェックしている。)
11:56に銀行からメールが来ていたので、取引の取消申請の受付メールだろうと思って開くと
返金が進行中
あなたの取引取消申請について調査が完了したので返金します。
3日以内に口座に返金確認できるでしょう。
取引に関わる手数料も一緒に返金します。
えええ?
アプリのチャット画面で
何の証拠も出さず
支払いの承認をしていない
と告げただけで
1時間もかからず
返金手続き完了
絶対調査なんかしてないじゃん!!!
海外取引で額が多くて怪しいから即詐欺と認定?
オージーは面倒くさがり屋だから、調査に時間かけるよりも返金しちゃえ的な??
日本のクレカを使っていたら泣き寝入り決定だったけど、オーストラリアのクレカを使ってたから、こんなにあっさり取り戻せたみたい
ってか、夫のメールをこまめに確認しておけばよかった。
私のこの日の午後の努力はいったい何だったんや
ちなみに翌朝口座に全額着金していました。
オージーのくせに仕事速っ!!
私のこの心労を思うと、夫にすぐネタバレはしたくないので、帰宅した夫には、私がやった事や聞いた事すべて説明し、お前が悪いと植え付け。
夫もショックだったみたいで、普段私の話は大抵聞き流すくせに、真剣な顔で聞いてるもんだから笑いを堪えるのが大変でした。
少しは反省したか??
でも私は返金される事が嬉しくて嬉しくて、この喜びを分かる人と共感したくて、その晩にネタバレ。
夫の反応は
「え?じゃ、この日の飲み代は無料になったってこと?イェーイ!」
お祝いだと言ってビールを次々開けました。
誰カ夫ニツケル薬ヲ処方シテクダサイ