ハンググライダーは
飛んで降りるもの
と思っている方が多いのですが
実際は
飛んで上がっていくもの。
トンビがくるくる回りながら
空高く昇っていくのと同じ。
上昇気流をつかまえて
その直径を回りながら
雲まで飛んでいく。
経験を積んでいくと
太陽の角度を見て
いつどこから上昇気流が出るのか
わかるようになるので
そこに向かって飛んでいきます。
大会では
3000m、4000mまで上がり
100kmほど飛行。
3500mぐらいまで上がると
地平線がうっすら見えてきて
地球が丸いことを実感できます。
私のつかまえた上昇気流に
鳥たちが「混ぜて」って飛んできたり
私が「入れて」っていくと
鳥たちが快く迎えてくれたり
一緒に回りながら
高く高く上がっていく
それは
とても心豊かになる時間です。
風向きや雲の位置などの
気象条件はもちろん
どこに誰がいるか確認しながら
全身の感覚を研ぎ澄ませる
ハンググライダーで養った
その感覚は
ヒプノバーシングにも
通じるように感じます。
野生のカンというか
なぜかお産のタイミングがわかる
というのも
どこか同じであるような。
流れに逆らわず
ありのままを受け入れ
いつも自然体である
それが
私のベースになっているのかもしれません。
鳥のように大空を飛び
山々を超えていく…
初めてハンググライダーを目にした
4歳のあの日、
私の心に想い描いていた景色は
想像以上に美しく
私にとって
自然と一体になれる幸せを
全身で感じられる時間です。
まだまだ語りつくせない
ハンググライダーの魅力。
続きはまたお話ししますね。
筑波山での2人乗りのタンデム飛行。