今年は花粉症の症状が出ていません。花粉症とは高校生の頃にアレルギー性鼻炎と診断されてから、かれこれ50年のつきあいですが、今年が50年で一番楽な春といっても過言ではありません。

 

枕草子の「春はあけぼの」の様子は花粉のかすみに違いないと確信するほど、春を楽しめない自分の半生に大きな転機を与えてくれたのが、2018年11月に順天堂大学の『オメガ3脂肪酸のアレルギー性結膜炎への改善効果を発見~亜麻仁油が花粉症患者を救う?~』という論文でした。  (https://www.juntendo.ac.jp/assets/NewsRelease20181105.pdf)

 

オメガ3脂肪酸の食事摂取がアレルギー性結膜炎(花粉症)を改善させるメカニズムの解明に成功したという内容でした。ブタクサ花粉を用いてアレルギー性結膜炎のマウスを作成し、オメガ3脂肪酸を豊富に含んだ亜麻仁油を4%含有する餌を2か月間与えたマウスと通常食(亜麻仁油を含まない)を与えたマウスとで比較した結果、亜麻仁油を与えたマウスの花粉によるアレルギー性結膜炎の症状改善が確認されたというのです。

 

これを読んだのが2019年の花粉シーズンの終わり頃でしたが、すぐさま自分の体で実験することを決意して、5月頃からオメガ3を50%ほどを含む亜麻仁油、えごま油、しそ油を毎日摂取してきました。

 

私の一日の平均食事摂取量を2000グラムとして、食事摂取量の4%を亜麻仁油にするには一日に80グラムの亜麻仁油の摂取が必要となりますが、これだけの量を取るのは無理です。精々20グラムが無理のない摂取量と考えて昼と夜の食事に大さじ1杯約10グラム(合計約20グラム=食事摂取量の約1%)ずつ摂取することを目途とし、マウスの餌の摂取比率に比べて4分の1なので期間を最低でもマウスの4~5倍、つまり8~10か月は続ける計画でスタートしました。

 

ちょうど2020年2月で10か月目となりました。通常の年では1月頃から軽い症状が表れ、2月、3月と悪化して、4月に入って少し落ち着き、5月の連休あたりで終息というサイクルなのですが、今年の1月は全く何もなく、2月に入っても全く症状がなく。3月に入って、看板やプランターボックスが吹き飛んだ突風の日に右目が一日だけ赤くなりましたが、一晩で回復しました。くしゃみ、鼻水、鼻づまりは花粉によるものはありません。

 

もう一つのありがたい変化があります。それは皮膚・肌の状態が改善されたことです。靴下のかぶれ(接触性皮膚炎)と冬の乾燥肌による肌荒れやかゆみ(乾燥性皮膚炎)がなくなりました。石鹸で体を洗ったあとシャワーで流すと皮膚にたくさんの小さな水玉が残ります。

 

まだシーズン途中であり、この現状の楽さ加減が亜麻仁油等のオメガ3によるものなのかは確認のしようがありませんが、11か月目の今でもオメガ3の摂取は続けています。

 

この方法が万人に同じような効果をもたらすとは限りませんが、今のところ私には効果があったと思えます。今年の5月までも同じ調子で来年の春もまた快調で、オメガ3の効果をさらに確信できることを期待しています。

 

この方法を試される方は信頼できる医師に相談してから行うことをお勧めします。