エンジェルカードなどで有名なドリーン・バーチューがキリスト教の洗礼を受けて、オラクルカードや占い、リーディングといった聖書で禁じられている活動を今後一切行わないと宣言してもう2年が経過しました。だがその余波はまだ続いているようです。

2017年1月7日に教会の礼拝に出たドリーン・バーチューはそこで長年奉仕活動を行ってきた女性が表彰されている場面を見ていました。するとそこにイエス・キリストが現れたというのです。

 

イエスに会ったというその経験によってドリーン・バーチューはエピスコパル(米国聖公会)教会の神父から洗礼を受けてキリスト教徒になり、今後一切、占いやリーディングやスピリチュアル的な活動を行わないことを宣言しました。この経験についてはこちらのビデオ( https://youtu.be/6qVnUxdXhkU )で紹介されています。

ドリーン・バーチューの2018年3月12日の公式ブログによると、彼女が2015年に「Loving Words From Jesus Cards」(邦題『ラビングワードカード ―フロムジーザス―』)を書いたときに福音書を読み直し、中にあるイエスの言葉をすべて読んだといいます。

 

しかし彼女の周りにいる人たちは、聖書は男性中心的だとか、イエスは神話であるとか、聖書は男尊女卑だとか、書き換えられている等々、聖書に否定的なことをいう者ばかりなので、イエスや聖書についての話はf封印していたというのです。

 

そして2015年にもっと聖書の勉強がしたくなりフォースクエア伝道教会へ通いだし、翌年にはエピスコパル(米国聖公会)教会へ移りました。

ドリーン・ヴァーチューはイギリスの老舗のスピリチュアル系出版社Watkinsが毎年発行している「スピリチュアル界に多大な影響力を持つ現存する世界の100人」のリストに2018年まで
毎年のように載り続けてきたスピリチュアル世界の大御所でした。

 

この転向・変節は彼女を信じて彼女の講習や講座を受けて開業している方や、彼女の書いた書籍を読んでスピリチュアルの世界に導かれた人たちはもちろんのこと、多くの精神世界の人々に多大な衝撃と影響を与えました。

彼女の2018年8月8日の公式ブログにも、「聖書を全編読み終えて、私たちが答えや助言が欲しければ神に直接訊くように神は望んでおられるのだと私はようやく分かりました。神は私たちがどんなサイキックワークをすることも望んではいません。ですので、私はリーディング(予言)や、カードやその他の占いの道具を使うことを今後一切いたしません。」と宣言しています。

人間は変化しながら生きるのはあたりまえのことです。彼女は自分の人生に起きたことを素直に受け入れて自分に正直に生きているものと思います。そのいさぎよい生きざまは認めざるをえません。

 

ただし、これまでに彼女はキリスト教以外のスピリチュアル世界で多くの人たちを巻き込んでスピリチュアルなビジネスをグローバルに展開しており、今回のことでネガティブな影響を被った人たちが多く存在することを忘れてはなりません。

 

世界的な知名度がなければ何を宣言しようが自分だけの問題で済みますが、ドリーン・バーチューほどの名声を持つ者はそう簡単にはいきません。自分の宣言が大勢の人を傷つけ、甚大な被害を与えうるのです。ダイレクトに正直に宣言することが美徳にはならないのです。

 

私の知人(プチ被害者)によると、今回のドリーン・バーチューの行動は、これまでのニューエイジ系スピリチュアル・ビジネスから離れるために、イエスとの邂逅という自らの神話を作り、自分が選ばれた存在であるとアピールし、したたかにビデオの中で自分が書いているキリスト教転向についての著作の宣伝を行い、今後はキリスト教世界という新しいマーケットでのビジネスを展開するためのマーケティング活動にすぎない、とのこと。

 

かなり手厳しい見方ではありますが、被害者からすればそのように見てしまうのでしょう。既にイギリスのサイト( https://thevirtues.org.uk )などではドリーン・バーチューが行った講習代金の返金請求を起こすなどの話題が掲載されています。

日本のドリーン・バーチュー公式サイト( https://doreen.jp/ )を管理運営するライトワークス( https://lightworks-study.net/ )では 、ドリーン・バーチューの名前のエンジェルカード、オラクルカードがいまだに販売されており、ドリーン・バーチュー認定講座のエンジェルセラピープラクティショナー、エンジェルイントゥイティブ、認定エンジェルカードリーダー、認定アサーティブネスコーチなどの受講生の募集も行われているようです。

 

しかもドリーン・バーチュー日本公式サイトとライトワークスのサイトにはドリーン・バーチューの転向・変節についての記述は一切ありません。ドリーン・バーチューがもう行わないと宣言しているカードを使った占いやリーディングについての商品や講習を販売するのであれば少なくともドリーン・バーチューが宣言している内容を見込み客や受講生に伝えるべきではないでしょうか。

 

それをしないでドリーン・バーチューがもう行わないと宣言している内容のものをドリーン・バーチューの名前を入れて販売するのは大きな問題を孕んでいると思います。