統計分析家・本川裕さんによる『社会実情データ図録』( http://honkawa2.sakura.ne.jp/index.html )に「平均寿命の歴史的推移(日本と主要国)」のデータが紹介されています。

 

 

これによると最古の推計でローマ時代の33-258年のエジプトで推計寿命が24歳とのこと。アンガス・マディソン著「世界経済」によると1000年頃の世界の平均寿命も24歳ぐらい。

 

また14~15世紀のイングランドが24歳、18世紀のフランスが25歳とヨーロッパ中世も20代の半ばの水準だったそうです。

日本では縄文時代で平均寿命14.6歳。5歳平均余命(5歳まで生きた人の寿命)が約22歳と推定されています。これが江戸時代には平均寿命が40歳を超えていき、平成に入って80代を超えてきます。

 

 

今を生きる私たちは、人生80年の中で数々のイベントを体験でき、地球上のあちこちに行けて、幾多の出会いを経験でき、世界中の料理を味わえ、ひとつの人生の中で大昔の人の2~3回分以上の人生を生きることができるといえるでしょう。

死という面倒な手間をかけずに2~3回生まれ変われると思えばどれほどのことが成し遂げられるのかと期待が膨らみますが、どうしても人は死を意識することなくのんびりと生きてしまい、気がついたら死期を迎えてしまうようです。

前世療法で過去の人生を思い起こし、それから様々な学びや気づきを得ることができますが、今のこの人生においても過去の20年、30年を振り返って、同様な学びや気づきを得ることも可能です。

 

そして、どこかのタイミングで一旦ご自分に死の儀式を与え、それから新生の儀式を経て、新たに人生を生き直すことをしてみてもよいかもしれません。

 

これからの20年、30年を、今からスタートする新しい人生として生まれ変わった自分を生きることもできるのです。