最新の科学、脳の研究で挑む 「意識」の存在証明 | ヒプノセラピーサロン Therapy Salon earth wings(アースウィングス) 東京・オンライン/ヒプノセラピスト明日香/潜在意識で本来の私に

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ヒプノセラピスト明日香のブログ【宇宙とのHarmony】ヒプノセラピーでは催眠下で潜在意識と繋がり、脳科学とスピリチュアルの両面から癒しと気づきをサポート。生きづらさからの解放をお手伝い。前世療法、年齢退行(インナーチャイルド)、悲嘆療法(グリーフセラピー)など。

「意識」というものについて考えると、

その疑問はつきません。

 

例えば、

赤ちゃんや動物も、恐らく「意識」を持っているけれど、

それは“私たち”(自分) と同じようなものなのか?

 

では「植物状態」とされている方は・・・?

 

「植物状態」にある方に意識は、

あるのか、ないのか、

それを確かめる方法は?

 

 

今回ご紹介するのは 、

本「生存する意識 植物状態の患者と対話する」

(エイドリアン・オーウェン 著/柴田裕之 訳)です。

 

 

筆者の神経科学者であるエイドリアン・オーウェン博士は、

特に植物状態の患に者関する研究を行ってきました。

 

植物状態は「グレイ・ゾーン」という曖昧な世界の一領域であり、

“意識があるかないか”の二分法では捉えられない世界です。

 

 

筆者は、約20年間に及ぶ研究において、

 

患者の意識を“見つける”ため、

斬新で、画期的なアイディアで、

的確な方法論を試行錯誤し、

 

植物状態の患者の意識を確認する、

という難題に挑んでいきます。

 

 

そこに、

“偶然”にも“奇跡”のタイミングで現れる、

意識をもった植物状態の患者たち。

 

その患者を支える

家族や周囲の人たちにも、

胸を撃たれます。

 

意識と脳科学

 

そして、筆者自身も、

この研究にリンクするような人生を歩んでいるのです。

 

自身も14歳の時に悪性リンパ腫のホジキン病を患い、グレイ・ゾーンを経験し、

 

また、母親を脳の癌性腫瘍で亡くし、

元恋人がくも膜下出血により植物状態に陥り、約20年ののちに亡くなるという、

患者としての経験や、看護の体験などをしているのです。

 

 

そういった人生のストーリーからも生まれる、

筆者の想いや使命感が

伝わってきます。

 

人間の脳を解き明かすという「科学」としての研究から、

やがて患者のために、「現場」のために、

グレイ・ゾーンから救い出すために・・・


 

生存する意識――植物状態の患者と対話する

 

 

 

著者が辿り着いた「意識」とは?を、

最後にご紹介します。

 

 

意識は、互いに向かって発火するニューロン間の結合に還元できると私は確信している。

とはいえ意識とは、その最も精緻な形態を考えた場合、人間であることのうちで、私たちが何より大切にする部分、すなわち自己である、行動主体性を持つ、何者かであるという感覚なのだ。

理解するのがこれほど難しいのも無理はない。
私はグレイ・ゾーンの研究を通して、意識は説明がつかないものでも、神秘的なものでも、超自然的なものでもないことを知った。
ひょっとすると、奇妙なのかもしれない。魔法のようでさえあるかもしれない。
どうやって自分自身からあふれ出て他者のに人生まで流れ込むのかを考えれば、なおさらだ。
意識はどんな人よりも大きく、私たちをたゆまぬ流れに乗せて目的地へと運んでいくのだが、誰一人その目的地を理解する手がかりさえ持っていない。

A・オーウェン  p.278

 

love,peace&hope

 

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