3話は、かなり、"京畿南部連続殺人事件"を追い続けるクライムストーリーがメインとなります。
楽しみにされていた方（？）、お待ちどうさまでした。
無線機での交信がない時でも、事件を通じて、ヘヨンの脳裏には、常に、ジェハンの行動が去来しはじめます。
当然、言葉どおりに受け止めれば、同時代ではない矛盾が生じるため、ヘヨンの混乱は最高潮に達しますし、否定しつつも、現実のほうが、ヘヨンの想定のはるか上を超えてくるのです。
とはいえ、
「ありない・・・こんなことがおこるわけがない」
受け止めるのは至難の業なのです。
その分、頻繁な現在と過去の場面切替によって、それぞれの視点で描くことになるので、同じことの繰り返し・・という感覚になるかもしれません。
あしからず！
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、（英語ができないくせに）果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
いつものごとく、本格的なネタバレ＆上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
シグナル 시그널 英題：Signal
(tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)
対象：15歳以上
脚本：Kim Eun Hee
演出：Kim Won Suk
※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、１話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。
極力、ドラマ上、「なるほど！！ この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。
余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。
前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。
【Episode 3-1】
※第1~2話の振り返りが入りますが、割愛します。
現在
～未解決事件捜査班 オフィス～
自分の目が信じられないヘヨン。
手にしていた写真の画が変わってしまったばかりでなく、目の前のホワイトボードの文字さえ、変わってしまっている。
未遂 イ・ミソン／25（歳）
マンガのように、頬っぺたを叩いてみても、見間違いではなく・・8番目の被害者は、1989年11月5日、ヒョンプン駅の線路上で殺されていないことになっている。
そこへ、悠長にコーヒーを歩き飲みしながら、ホンギが通りかかる。
ヘヨン「あ・・おおおおおお、チョ刑事さんがこれをしたんですか？」
呼び止められ、ホワイトボードを見るホンギ。
ホンギ「なんのことですか？」
ヘヨン「このイ・ミソンっていう被害者、まだ生きてるってなってるじゃないですか！」
興奮して聞きただすヘヨン。
平然と、「そうですよ。彼女、生きてますよ」と答えるホンギ。
足に力が入らないヘヨン。
そんなヘヨンを後ろから不思議そうにながめるホンギ。
何度も何度も、写真を見ては、うわ、うわ～～と、頭を抱えるしかない。
それでも、なんとか呼吸を整えると、荷物を掴み、署を出ていくヘヨン。
～通り～
落とした手帳を拾い上げたスヒョン。
当然、スヒョンの手帳も、8番目の被害者は、未遂に変わっていますが、こちらの時間軸では、それが正しいために、何の疑問も抱きません。
歩き出そうとした時、携帯がなる。
スヒョン「はい、どうしたの？」
相手は、もちろん、混乱中のヘヨンです。
ヘヨン「イ・ミソンって方ですけど・・・ヒョンプン駅の近くで亡くなった・・」
スヒョン「なに、言ってるの？その人は、唯一の、未遂だったじゃない。」
車を運転しながら、うわ～～、スヒョンまでそういう認識なのか、と愕然となるヘヨン。
つまり、以前の時間軸の記憶を保ったままなのは、ヘヨンだけ、ということになります。
ヘヨン「いや・・なんでそんなこと・・なにが未遂なもんですか！ イ・ミソンさんは亡くなったじゃないですか、間違いなく・・」
呆れるスヒョン。
スヒョン「パク・ヘヨン警衛・・・プロファイラーのくせに、（資料も）読めないの？ イ・ミソンさんは、襲われたけど生き残ったのよ、間違いなく」
それだけ言うと、電話を切り、歩き始める。
過去
前話のラスト（#2-4）で明らかになったように、イ・ミソンさんは、襲われ、さるぐつわをかまされ、両手両足を後ろ手に縛られ、放置されていたものの、その直後に、半信半疑ながらも（ヘヨンの言葉を受け）警戒して様子を見に来ていたジェハンによって、発見されたのでした。
ジェハン「な、縄をほ、解きますよ。あの・・・助けにきたんです。ちょっとそのまま、我慢してくださいね。もう大丈夫です。私は警察官です。」
安心させるよう、声をかけ続けながら、足の縛り目をほどこうとしたその時、う～う～と、目を見開いて、なにかを訴えるイ・ミソンさん。
視線は、ジェハンの背後です。
イ・ミソンさんは放置されてたわけではなく、ジェハンが近づいてきた気配に、一時的に、犯人が身を潜めた、ということのようでした。
さすが、ジェハン！！
鉄パイプを持った男の殺気を察知し、すぐに、振り向きざま、男を組み敷き、
足技をかけて、巴投げを決め、とにかく、ぶん投げた（笑）
倒されたものの、走って逃げていく男。
イ・ミソンさんに、「ちょっと待っててください」と言い置き、
男を追いかけるジェハン。
現在の刑事ドラマなどでは、こういうとき、犯人を深追いせず、人質なり、ケガ人なりの救護に重きをおくようになっているので、なんだか、子供の頃見てた刑事モノを思い出しますね。
細く曲がりくねった民家の路地を慣れたように、走り抜けていく男を追いかけ続け、
途中、妨害されたり、
大通りに出たところで、ようやく捕まえる。
馬乗りになって、殴りつけるジェハン。
停留所に停まっていたバスが出発する。
「待って、待ってください！ なにするんですか！」と騒ぐ男に手錠をかけるジェハン。
現在
～どこかの警察署通用口？～
スロープをあがってきたヘヨン。
「なにか御用ですか？」と対応した人は・・・制服の肩章を見る限り、巡警さんだよね。
ってか、あ、あの時の、ジェハンを怒鳴った刑事さんじゃん。← このシーン、完全に忘れてた！！（笑）
まぁ、すっかり、お年を召されたこと。。
会釈をするヘヨン。
ヘヨン「こんにちは。ソウル特別市警察庁のパク・ヘヨン警衛です。」
身分証を見せるヘヨン。
ヘヨン「"京畿南部連続殺人事件"を担当されていたキム・チャンス刑事さんですよね？」
じ～っと、ヘヨンを見つめていたか、と思ったら、慌てて、外に出ていくキム・チャンス。
ヘヨン「ちょっと待ってください。あなたに一つだけお聞きしたいことがあるんです」
キム・チャンス「帰ってくれ。話すことなどなにもない」
ヘヨン「ヒョンプン駅の・・・イ・ミソンさんは本当に助かったのは確かですか？ 当時、なにがあったんでしょうか。」
ヒョンプン駅・・と聞き、足をとめ、ゆっくりと振り返るキム・チャンス。
キム・チャンス「すべては、あの、イ・ジェハン巡警とかっていうクソったれのせいだ！龍山署のイ・ジェハン巡警！！」
ここで、ジェハンの名前が出てきて、固まるヘヨン。
ヘヨン「イ・ジェハンですって？」
キム・チャンス「あいつは、奴が受信した無線機のことで、わけのわからないことを言ってたよ。」
ヘヨン「・・・無線機？」
キム・チャンス「あの男が、全部台無しにしてくれたんだ。あいつのせいだ！」
深く恨みのこもった目つきと口調です。
ヘヨン「・・・・・」
キム・チャンスの権幕に圧倒されている、というよりも、ジェハンの名や無線機の話が出てきて、戸惑っている感じです。
過去
～オソン署～
連絡を受けて、署の前に飛び出してきたキム・チャンス他、強力班の刑事たち。
パトカーから降りてきたのは、イ・ジェハンです。
ジェハン「出てこい！ 早く！」
男「ああ、まったく、こんなの信じられない！」
パトカーから降ろされた黒いキャップの男が悪態をつく。
キム・チャンスが、男の襟首をつかむ。
キム・チャンス「こいつか？」
イ・ジェハン「はい、現場で捕まえました。付近で（この男に）襲われた目撃者もいます」
男「刑事さん、本当に私じゃありません！」
問答無用で、殴り飛ばすキム・チャンスを止めに入る刑事たち。
痛みに騒ぎ立てる男に、「静かにしろ、（他の刑事に）こいつを中に連れていけ！」と命じるキム・チャンス。
男「なにもしてないのに、なぜ、こんなことをするんですか！ これは、本当に不当すぎる！」
警察署の中に引っ立てられていく男。
キム・チャンス「お疲れ」
ジェハン「ありがとうございました！」
キム・チャンスにねぎらわれるジェハン。
犯人を検挙でき、笑みをこらえきれません。
現在
キム・チャンスのところから、戻ってきたヘヨン。
すでに、フロアには誰もいません。
強力班、今、事件なくて暇なのかしら？（笑）
未解決事件捜査班の上だけ電気をつけるヘヨン。
すぐさま、ホワイトボードを確認する。
思い返すのは、ジェハンとの最初（今のヘヨンからしたら・・という意味ですが）の交信を思い出す。（＃1-2）
ジェハン＜こちら、イ・ジェハン警査です。いらっしゃいますか？ パク警衛ニム？＞
＜キム・ユンジョン誘拐事件の容疑者ソ・ヒョンジュンです」＞
ヘヨン：ソ・ヒョンジュンは、2000年に死んでいるが、彼は、（あの時）死体だと言っていた。白骨遺体とは言っていなかった。
そして、先日の交信（＃2-3）では・・・
ジェハン＜・・・たぶん、これが私の最後の交信になると思います＞
ヘヨン：2000年・・・最後の交信・・・
ジェハン＜ですが、これが終わりではありません。また、始まります。その時、警衛ニムは、私を説得しなければなりません。おそらく、それは、1989年でしょう。その時のイ・ジェハンに・・・＞
ヘヨン：1989年のイ・ジェハン巡警・・
当然のことながら、直近の更新時の、ジェハンとの会話も、今日会ってきたキム・チャンスから聞いた話も、はっきりと思い出すことができます。（＃2-4）
ジェハン＜こちら、京畿龍山署22番 巡警イ・ジェハンです。どなたでしょうか？＞
ヘヨン＜いや、この韓国で、それを知らない警察官なんているんですか？ 7番目の被害者は、３号線沿いの葦原の中ですよ。8番目は、ヒョンプン駅の線路上でした。＞
変更された写真
今日の、キム・チャンスの言葉
キム・チャンス＜すべては、あの、龍山署のイ・ジェハン巡警とかっていうクソったれのせいだ！＞
パク・ヘヨンを探しに、オソン署を訪れ、キム・チャンスと面識ができたジェハン。
キム・チャンス＜あいつは、奴が受信した無線機のことで、わけのわからないことを言ってたよ。＞
ヘヨン「ありえない・・・こんなことが起こりえるはずがない」
すでに、ヘヨンの頭の中には、その“ありえない状況”が、具体的に形作られているのですが、言葉にするのも怖い感じです。
ジジジジ・・・と、いつもの無線機の音がかすかに耳に飛び込んできました。
時刻は・・・23：23
壁の時計を確認するヘヨン。
ポーチの中から、無線機を取り出そうとすると、すでに電源が入っており、
先に、ジェハンの声が飛び込んできました。
ここからは、いつものごとく、過去と現在の同時交信が始まります。
ジェハン「こちら、龍山署22番 イ・ジェハン巡警です。あなたは、どなたで、どこにいらっしゃるんですか？」
無線機を手にしたヘヨン、完全に、恐怖にかられてます。
自分が導き出した想定どおりだなんて、信じられないからです。
ヘヨン「あんた・・誰だ？」
０
ようやく応答があった、と 普通に名乗るジェハン。
ジェハン「パク・ヘヨン警衛ニム？ええ、イ・ジェハンです」
ヘヨン「だから、本当は何者だ？ 一体、私に何がしたいんだ？」
声を荒げるヘヨン。
びっくりするイ・ジェハン。
今までのヘヨンとは、全く口調が違い、別人のようです。
なにしろ、ヘヨンからの情報で、犯人を捕まえられた、とウキウキしてたジェハン、出鼻をくじかれます。
ジェハン「あの・・なにをおっしゃろうとしてるのか、わかりませんが・・・実は私、ヒョンプン駅の線路上で、殺人犯を捕まえたんですよ。すべては、パク・ヘヨン警衛ニムのおかげです。ですが、気になるのでお伺いしたいんですけど、ヒョンプン駅の線路上のこと、どうやってお知りになったんですか？」
ああ、もう、頭が爆発しそうで、無線機を外し、乾いた笑いをこぼすヘヨン。
ヘヨン「あんた、こんなときに、俺に冗談を言おうとしてるのか？ あんた、今、どこにいるんだ？ 今すぐそこに行くから、場所を言え！ どこにいるんだ？！」
仮にも、上の階級の人間から激高されて、ビビるジェハン。
ジェハン「ほかのどこにいるっていうんですか？ オソン署の前ですよ。チェ・ヨンシンを引き渡したばかりですから」
ヘヨン「・・・・・・・」
絶句。。。
すぐさま、ホワイトボードを見るヘヨン。
容疑者逮捕 チェ・ヨンシン
ヘヨン「あんた、本当に・・・チェ・ヨンシンを逮捕したのか？」
ジェハン＜ええ、チェ・ヨンシンを逮捕しました。無職のガキでしたよ＞
ヘヨン「・・・・・・」
動揺が激しくて、声が出ません。
ヘヨン「あんた、本当に、そこが1989年だと言ってるのか？」
ジェハン「あ～、なんなんです？ さっきからどうしちゃったんですか？ どっか具合でも悪いんですか？」
ヘヨン「・・・・」
否定しなかった (´;ω;｀)
冷静になろうと努めるヘヨン。
ヘヨン「あなたがなんでそこにいるのか、私にはちっともわかりませんが、もし、あなたが本当に1989年にいるのだとしたら、チェ・ヨンシンは死んじゃいますよ！」
ジェハン「・・・・？」
～オソン署～
両脇を抱えられ、階段を昇らされているチェ・ヨンシン。
チェ・ヨンシン「まったく、あんたたちときたら、ああ、おかしくなりそうだ！ 刑事がこんなふうに市民を扱っていいと思ってるのか？」
その時、ぐっと足に力が入らなくなる様子を見せ、視線は天井に向いている。
不自然な呼吸をはじめているのに、犯人だと決めつけているキム・チャンスはじめ、刑事たちはまったく気づかない。
チェ・ヨンシン「け、刑事さん、ちょっとだけ待ってください」
チャンスに襟元を掴まれ、引きずられるようにして、進むチェ・ヨンシン。
～オソン署前～
無線を続けるジェハン。
ジェハン「一体、なんの話ですか？ チョ・ヨンシンがなんで、死んだりするんです？」
ヘヨン「チェ・ヨンシンは殺人犯なんかじゃないんですよ！ チェ・ヨンシンが死亡している間に、8番目の被害者が、オソン洞のスーパーの前で被害にあうんです！」
場面は、どことなく警戒しながら夜道を歩く女性と
・・・その背後の黒装束の男。
ヘヨン「あなたが、本当に、1989年の刑事なら、あなたは、これを止めなきゃならない！」
振り向きざま、背後から襲われる女性。
ジェハン「一体、何の話をしてるんですか？・・・・あ・・もしもし、警衛ニム？ 警衛ニム？」
切れた！
なにがなんだか、わからないながらも、オソン署の上の階を見上げるジェハン。。
～署内～
引っ立てられてるチェ・ヨンシンの顔色が真っ青になり、足もとがおぼつかなくなる。
その様子に、腹を立てて、後頭部を殴り飛ばすキム・チャンス。
そのまま、突然、チェ・ヨンシンが痙攣し、泡を吹いて、意識を失ってしまう。
驚くキム・チャンス。
どうしたんだ？と、一旦、廊下に横にさせる刑事たち。
そして、同じころ、やはりヘヨンの言葉が気になったジェハンが、署内に駆け込み、
階段をかけあがる。
現在
切れた無線機をもったまま、ホワイトボードを振り返るヘヨン。
しばらく、ボードの前に仁王立ち。
オソン洞 テソンスーパー前
死亡推定時刻 22：40
8番目の被害者の項目に、記載された文字に変更なし。
～オソン署～
階段を駆け上がるジェハン。
～スーパー前～
そして、現場とされたテソンスーパー前に、横たわる足を縛られた女性。
一人の男が近寄り、息を呑む。
～オソン署～
そして、オソン署の廊下で、ジェハンが見たのは、チェ・ヨンシンに必死に、心臓マッサージをするキム・チャンスの姿でした。
ジェハン「どうしたんですか？ なんですか、どうしたんですか？」
ジェハンの問いかけに答える人は誰もいません。
周囲の刑事たちには、もう、手遅れだ、ということがわかっています。
ジェハン「だめだ、死んだらダメだ！」
必死に声をかけるジェハン。
～スーパー前～
その頃、倒れている女性に更に近づく一人の中年男性。
男性「み、ミンジュ・・」
どうやら、知り合いのようでした。
～オソン署～
そこへ、一人の刑事が駆け込んでくる。
刑事「別の被害者が発見されました！ オソン洞のスーパーのあたりで・・8番目の被害者です」
動きをとめるキム・チャンス。
8番目の被害者と確定的に言うからには、単なる殺人による死亡事件発生ではなく、同じ手口の犯行だと確認されているという意味なのです。
つまり、さきほど、ヘヨンから聞いていた通りになってしまったのです。
ヘヨン＜チェ・ヨンシンは、殺人犯なんかじゃないんですよ！ チョ・ヨンシンが死亡している間に、8番目の被害者が、オソン洞のスーパーの前で被害にあうんです！＞
ジェハン「・・・・・・！」
現在
日付が変わっても、ボードの文字は変わりませんでした。
がくりと、机に腰を下ろすヘヨン。
ここで、切ります。
★『シグナル』EP.3-1 雑感★
当然、こんな非現実なこと、すぐさま、納得がいくわけがない。
受け入れるのには時間はかかります。
タイムワープとか、異世界転生とかの小説内の世界であっても、基本、みんな時代劇やら、映画のセットなんだろう、自分だけに仕掛けられたドッキリに違いない、と思うくらいなのに、この場合は、無線の交信ですもん。
ヘヨンが、違う時間軸になっても、記憶が改ざんされてなかった、というのが、とても大きいポイントで、フライングネタバレをするならば、おそらく、このドラマは、どちらかと言えば、目的のために時間を超える「タイムリープの変異種」なのかなぁ。
ただし、本人自らが転生するのではなく、過去や未来のその時々の時代に生きる人に代理になってもらう方式ですよね。
ヘヨン「あなたが、本当に、1989年の刑事なら、あなたは、これを止めなきゃならない！」
今回の展開で、例を上げるなら、これです！
ほんのちょっとした言動やら意図的な言動によって、そのあとの展開も変わってきてしまい、違う時間軸へと移行する、というタイムパラドックスが、このドラマの醍醐味の一つでもあります。
すみません。
SFとか、用語自体、あまり耳慣れてない方もいらっしゃるか、と思いますが、わかりやすく例えるためのものだとお考えいただき、スルーしていただいても構いません。
実際、よく言う「歴史の修正力」とやらも働くんですけど、どっちが良かったか、なんて単純には比較できないくらい、結構、そっちのほうも辛いというか、キツイんですよね。
