このタグ、いいよね(笑)

#saehyun

 左右大事よね 😉


これは、2/4で~す 。

未読の方は、こちらからどうぞ。 

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

ハピネス  해피니스

【Episode 9】2/4

 

~地下 ジム 講師控室 ~

 

正常な意識を取り戻したボラム。

 

セボム「入るね・・・」

入口のドアのところで、一声かけるセボム。

 

毛布をギュっと握り締めているボラムが、顔を背けるように「早く出てください」と訴える。

ボラム「私、また、あんな風になるかもしれません」

 

セボム「心配しなくても大丈夫。あなたの症状は、もう収まってるから、もうしばらくは、あんな感じにはならないから・・」

恐怖心を抑えられず、すがるように、セボムを見つめるボラム。

単純かもしれないけれど、この子には、感情移入しちゃうなぁ。

 

セボム「重要な話があって来たの。イ・ボラムさんがどのように感染したのか、その情報によって、我々も対処の準備ができるんです。もしかして、ジムの人からなにか、薬をもらったりしましたか?」

ボラム「スーパーで感染したんです。他の棟の感染者たちが押し寄せてきて隠れようとした時に、足をひっかかれました」

レジ台の下に隠れている時、泣きながら、血を拭きとり、救急セットにあった軟膏を塗り、絆創膏を貼って、そのあとは、じっとしていたボラム。

 

ボラム「もし、本当のことを話したら、マンションに置いてもらえないかと思って・・・・怖かったんです」


セボム「ここに降りてこようとする人は誰もいないから・・・ゆっくり休んでいてね」

 

それだけ言うと、部屋を出ようとするセボム。

 

ボラム「あの・・・ありがとうございました。」

振り返るセボム。

ボラム「オンニ(お姉さん)がいなかったら、誰かを噛んでいたかもしれません」

我慢できずに、イヒョンに噛みつこうとした時、セボムが押さえつけたこと、わかっていたのかな。

 

セボム「そんなこと、誰にもわからないよ。誰の事も噛まずにいることができるかもしれないでしょ・・・」

ふと思いだしたように、質問を重ねるセボム。

セボム「緊急階段で血まみれのタオルを捨てたりした?ゴミ袋に入ってたんだけど・・・」

首を横に振るボラム。

ボラム「いいえ、私じゃありません」

 

そう・・・と、そのまま、無言で出ていくセボム。

そうか、その件もそのままだったんだっけ。何日か前の話だよね。

あれって、3階のソンシルのじゃなかったの?

 

ジムの入り口では、ガラス戸から廊下の奥を覗いているジョングク。

セボム「どうかしたの? だれか外に?」

ジョングク「外から、物音が聞こえたんだ。駐車場の非常ドアの手前あたりから・・・」

 

たしかに、ドン・・・ドン・・・と定期的なリズムが聞こえてくる。

 

ジョングク「あそこにいるのは・・・ナ・スミンさんだよな?」

 

~ゴルフ練習場~

ウチャンがゴルフクラブを握って、ボールを打ち込んでいる。

え? 音って、この音だったの?(怒)

それに、この人、さっき、1202号室での打ち合わせ中に、ふら~っと出ていったよね。

 

なんで、ゴルフなんてしてるの?

 

側で、しゃがんだままのスミン。 

手錠で繋がれてるからね。

スミンが隔離されてた場所は、インドアのゴルフ練習場だったのね。

 

ウチャン「5階の女性が感染していると思うのなら、言うべきだと思いますよ」

 

な~るほど。

ヨンオクは、セボムが狂人病だという証拠があるって言ってたけど、スミンに証言させる気で、ウチャンを下に降ろしたのね。

 

廊下のほうを気にするスミン。

 

ウチャン「どうかしましたか?」

スミン「なんだか、あっちのほうから物音が聞こえた気がしました」

ウチャン「感染者がいるエリアに、誰が降りて来たりしますか?」

鷹揚に笑うウチャン。

 

ウチャン「あ、そうだ。あなたもゴルフをされるんですか?」

スミン「ああ、時々、スクリーンゴルフをすることはあります」

ウチャン「そうですか。それなら、ここにいる間、練習できますね。シングルプレーヤーとしてここを出られますよ」

なにを呑気な・・・!

 

スミンに近寄り、あ・・と少し下がってから、しゃがむウチャン。

ウチャン「あなたはきちんと治療を受け、無事に家に帰らないと・・・。もし、あなたが狂人病だったと、人に知られたら、家族も幸せにはなれませんからね」

家族のことを言われるのが一番辛いスミン。

 

ウチャン「5階の女性のせいなんでしょ?彼女が、警察特攻隊のSOUで働いてるからですか?私も軍にいたんですよ、KATUSA(在韓米軍管轄下に置かれた韓国陸軍兵) 。 アメリカのケンタッキー州の前線にいたんです。」

ちらっと、スミンの視線が動く。

視線の先は、背後から迫ってるセボム(笑)

 

ウチャン「・・見れば分かりますが、あの女性はたいしたことないですよ。」

 

セボム「たしかですか?」

腰を抜かすウチャン。(笑)


セボム「本当に軍にいらしたんですか?」

 

ウチャン「従軍聖職者でした・・・」

ふふっと鼻で嗤うスミン。

 

セボム「お部屋に戻ってください。 おそらく、奥様はショックを受けられてるはずですから」

 

いそいそと立ち上がり、出ていこうとするウチャンから、ゴルフクラブを取り上げるセボム。

 

セボム「これは、ゴルフクラブのものですよね」

ウチャン「はい・・・」

今度こそ、本当に出ていくウチャン。

 

これから、12階まで、階段を昇るのね。

 

~1202号室~

その12階では・・・。

 

イヒョン「部屋に戻られたら、他の方にも状況を伝えてください。くれぐれも注意してくださいね。人にあうときは、かならず、グループで会うようにしてください」

 

だらだらと出ていく一同。 ムンヒが、さも、はいはい、とめんどくさそうに答えていくなか、立ち止まり、「お疲れ様でした」と挨拶するソユン。

なんだろ、この中で、唯一、外面的には常識人として振る舞うソユンに、なんだか嫌な予感がする。。。

いや、一人くらい、そういう人もいないとね。。。

でも、相当、この人もストレスたまってるはずなんだよなぁ。

 

ほら、 これも気になるでしょう?

602号室 シン・ソユン ← 弁護士の奥さん

そして、 その上に、1202号室、ウチャンの名前もあったことも思いだしておかねば!

 

そのあと、ジュヒョンが出てくる。

イヒョン「感染しないように気を付けてくださいよ、オ・ジュヒョンさんも」

ジュヒョン「心配ご無用です。私はいつも気をつけてる」

イヒョン「家に帰ったら、パンツを取り換えた方がいいですよ、ちょっと濡れてるみたいだから・・」

ムカっとして、パッと振り返るジュヒョン。

本当は、こういう生理現象的なことでバカにするのは好きじゃありませんが、ま、今までのことを思えば、そのくらいのことは言ってもいいんじゃない?

 

扉をしめようと、ヨンオクが出てきて、イヒョンを睨みつける。

ヨンオク「どうか、あなたもお帰りください。一人になれませんでしょう?」

イヒョン「棟代表様も、今後はずっと家にいらしたほうがいいですよ。潜伏期間中かもしれませんからね」

ムカつきながら、ドアをバタンとしめるヨンオク。

 

~1202号室 洗面所~

暗がりの中で、懐中電灯のあかりを頼りに、髪をあらうヨンオク。

相当量の抜け毛にショックを受け、悪態をつきまくってる・・。(苦笑)

 

そこへ、ウチャンが飛び込んでくる。

ウチャン「ヨボ~、なにかあったのか?」

 

返答がない。

上着を脱ぎかけて、床にナイフが落ちているのに気づいたウチャン。

ウチャン「お・・!」

ふと、そのまま、視線をすべらせると、(イヒョンの)血の滴りが床に点々と・・・。

ウチャン「な、なんと・・・」

後ずさりしながら、テーブルの上のペットボトルの水を手にし、ゴクゴクと飲むウチャン。

 

ティッシュペーパーを手に取り、いざ、床を拭き始めた時、動きが止まり、なんとか耐えようとしつつも、我慢できずに床に舌を伸ばしたその時、

ヨンオクが洗面所から出てくる。

 

アイゴー、やっぱり、ウチャン、感染してたんだ。

でも、ウチャンはジムに通ってたメンバーの中に、名前があったもんね。

さっき、すぐさま、血に飛びつかず、水を飲んで紛らわそうとしたウチャンの行動が、テソクの言ってた、喉の渇きをコントロールできる・・・っていうことなのかな。

ちょっと違うような気がするな。。。

 

ヨンオク「なにしてんの?」

ウチャン「血が落ちてたぞ」

ヨンオク「あの、5階の夫婦が、また、狂ったことをやりだしたんだよ。もう一度、居住者を集めないとならないね。今度こそ、感染してる奴らを全部、ここから追い出してやる!」

 

血を舐めたい気持ちを抑えながら、床を拭くウチャン。

 

~501号室 玄関ドアの前廊下~

ものすごい勢いで中から、セボムが飛び出してくる。

1202号室から戻って来たイヒョンと鉢合わせ。

 

地下から戻って来たセボムが、ケガの手当をして休んでいると思ったイヒョンが家にいなくて、慌てて、飛びだしてきたのがまるわかり。


思わず、あとずさるイヒョン。

 

セボム、仁王立ちです。

決まり悪そうなイヒョン、後ろを振り向いても、誰も助けてはくれません

 

セボム「どこにいってたの? 家でおとなしくしてろって、あれほど言ったよね」

イヒョンん「してたよ。手を高く上げて、安静にしてた・・・」

セボム「・・・・・・・・・・」

 

イヒョン「でも、俺、途中でいいことを思いついたんだ」

セボム「・・・・・・・・・・」

無言で一歩一歩近づいてくるセボム。

 

セボム「どれほど、いい考えだって?」

イヒョン「よく聞けよ。今、俺は出血中だから、感染者を見つけ出しやすい。」

セボム「それで、見つけ出せたの? 感染者を・・」

イヒョン「・・・・・いや。・・・喜ばしいことだよ」

 

怒りを抑えながら、バシっと、イヒョンの手を掴むセボム。

セボム「これは、喜ばしくないでしょ。」

イヒョン「俺の代わりに軟膏をぬってくれるだろ? 早ければ治りも早いし。さ、中に入ろう」

なんとか誤魔化すイヒョン。

 

そこへ・・・本日、最もいたたまれない風情でそこに現われたジョングクが、廊下の端からそれ以上すすめません。

セボム「そこでなにしてるの?」

ジョングク「ああ・・・お前と顔を合わすのが、あまりにも恥ずかしくてな・・・。俺はホントに騙されやすくて、そのせいで、お前に迷惑をかけちまった・・・。だから、2階か、ジムに行こうと思うんだ。ソユンにも合わす顔がないよ」

来た道を戻ろうとするジョングク。

セボム「ああ、もういいから、中に入りましょう。イヒョンの傷を手当てしないと・・・。」

もう、許したよ、と伝えてるセボム。


それでも、ぐずぐずしているジョングクをみずから迎えに行くセボム。

セボム「アジョシ・・・元気だしてよ。 これからは、なにか心配事があったら、私たちに打ち明けてよね。」


そう言いながら、ジョングクに銃を返すセボム。

セボム「もう裏切らないでね」

ジョングク「裏切るって・・・俺、誰かを裏切ったことなんて、初めてだったんだ」


セボム「あ~う・・・・」

髪を翻し、のしのし、と先に部屋に入っていくセボム(笑)

 一度許したら、それは許した、ということです。(笑)


イヒョン「さ、中に入ろう」

肩を抱こうとしたイヒョンの傷ついている左手が近づいただけで、ビビるジョングク。

ジョングク「おお、ありがとう。 ・・・あのさ、俺、(これからは)ちゃんとするよ」

黙って、頷くイヒョン。

 

性格ってなかなか、変えられるものじゃないと思うので、やっぱり、これからも極限的な状況下では、揺れると思うんだよね、この人は。

でも、基本、小市民で善良で、優しくて、縁の下の力持ち的な役目が得意ないいおまわりさんだと思うし、元気でいてもらわないと困ります。

なにしろ、イヒョンセボムのキューピッドなんだからね。

 

イヒョン「さ、早く、家に入ろうよ」

声をかけるイヒョン。

そのことは、警察官になったころから、イヒョンが一番よく、わかってるんだと思います。


部屋に入ると、救急セットを出して待ち構えているセボム。

ソユンが心配そうに近づいてくる。

ソユン「アジョシ(イヒョン)、すごく痛い?」

セボムのことは、オンニと呼ぶのに、イヒョンのことは、オッパとは呼ばないね(笑)


イヒョン「え? いや~、ただ、ちょっとしたかすり傷だよ。・・・・それも、感染者からじゃなく、ナイフでね。誰かにやられたんじゃなくて、自分でやったんだよ」

と説明してる傍から、むんずと腕を掴んだセボムに、寝室に連行されるイヒョン。

 

一緒に、寝室まで入っていくソユンを、「ちょっと・・・」と慌てて、寝室から連れ戻すジョングク。

ジョングク「ソユナ・・・イヒョンは手当をしなきゃならないから、外に出ていような、さぁ」

ふふふ、同居してる若夫婦を気遣って孫の面倒を見るジジババみたいだ。。。(笑)

 

最後まで、お調子者ぶっていたイヒョン。

扉をしめられた寝室。

雰囲気、一変します。

 

不機嫌なセボムが、「そこにすわって」と、静かに命令する。 ← (笑)(笑)

ほら、やっぱり怒ってる~~~!と、しゅんと項垂れながら、観念したように、すわるイヒョン。

 

さて、ここから、いきなり、ヒートアップ!(笑)


セボム物申す「なんてことすんの?(怒) え?(怒) あんたは一見、まともそうなのに、なんで、こんなとんでもないことしでかすの!?」

ずっと、1202号室から我慢していた怒りを、ようやく解放するセボム。

 

イヒョン「じゃ、どうすればよかったんだ。ただ、お前が手を切るのを見とけって? で、よくやった、カッコ良かったぞ~って言えとでもいうのかよ?」

セボム「あんたと私が同じだっていうの? 私はね、ちょっとだけ傷つけるつもりだったの、(血が)1,2滴くらい出るくらい・・・。あんたは、あの人たちを怖がらせただけじゃない、あんなに血を噴出させて・・・」

イヒョン「俺って、心臓が丈夫だからさ、血がいっぱい出ちゃっただけなんだよ。ちゃんと静脈と筋肉は無事だぞ。ほら? そこまで、俺をバカだと思うのか?」

えらそうなイヒョン。

 

イヒョンの前にしゃがみ、止血していたタオルを取り去るセボム。

じっと、傷口を見つめ、イヒョンが言ったことを確かめる。

イヒョン「な? 大丈夫だっただろ?」

セボム「・・・・・・」

イヒョン「違うのか?」

やっぱり、わからずに切ってたか・・・(笑)

静脈や筋肉もそうだけど、深く切った場合、神経を傷つけるのとかも怖いんだよ。

 

イヒョン「もう二度と手が使えなくなっちゃうのか?」

極端だな。。。(笑)

 

有無を言わさず、無言で、消毒液をドバドバ吹きかけるセボム。

セボム「縫わなくてもよさそうよ」

タオルで、もう一度、出血をおさえるセボム。

イヒョン「・・・・うん」

 

セボム「二度と、こんなことしないでよ。あんたがケガしたせいで、全然、気分よくない。胃は痛いし、晩御飯が食べられる気がしない」

低く呟くようなセボム。

これ、何気にすごいことを言ってます。

 

イヒョン「俺だって同じだったんだ。 (あの部屋についた時)あそこにいた連中は、みんな、お前を睨みつけてたし、お前は、自分を傷つけようとナイフを構えてた。それなのに、俺が、そのまま、なにもせずにいられると思うか?」

 

もうすっかり、お互い、身内の感情です。

 

セボム「私は・・・」

イヒョン「俺はしてもいいが、お前はだめだ」

セボム「なんで?」

イヒョン「なんでもいいから、やるなって言ったらやるなよ!」

 

セボムがすごい形相で睨むと、急に「あ~あ~」と声をあげて痛がるイヒョン。爆笑

あはは、セボムったら、イヒョンの手を握りつぶす勢いで、ギュっと掴んでたのね。(笑)

止血も万全!(笑)

セボム「まったく・・・」

 

傷口をあらわにして、フーフーと息を吹きかけるセボム。

 

なんとも、愛おしそうに、セボムを見つめるイヒョン。

 

どうも、男の人にとって、(女性にしてもらう)ケガの治療って、ただの治療じゃない感じするのは気にせい?

 

ご飯食べられないセボムも見てみたかったような気がしますが、たぶん、今晩の晩御飯、バクバク食べますね。(笑)

 

【D+2】

 

~地下 ジム~

また、ミーティング?

ヨンオクが召集かけたってことでしょう。

降りて来たのは、弁護士のヘソンたち。

 

ちらりと、控室で隔離中のボラムを見るヘソン。

ヘソン「あの子、感染者だろ、なんで、まだ、こんなところにいるんだ?」

ソユン「(小声で)騒ぎ立てないでよ!」

ヘソン「お前が、あの子が感染したって言ったんじゃないか」

ドアに近づくヘソン。

ヘソン「しかも、縛られてもいないんじゃないか?」

 

そこへやってきたイヒョン。

イヒョン「じゃ、あなたが移動させますか?」

 

すごすごと、ドアの前から去るヘソンたち。

 

控室に入り、ボラムに布をかぶせるセボム。

立ち上がらせ、控室を出ると、イヒョンに「外に連れ出すから、ここをお願いね」と頼み、ジムを出ていく。

廊下で、居住者たちとすれ違う。

まるで、ばい菌のように、ボラムとセボムをさける居住者たち。

 

セボム「(小声で)どこか、行きたいところはある?ゴルフ練習場のスペースがあるんだけど・・・」

ボラム「息が詰まります。どこか、開かれたところがいいです」

セボム「そうだね・・・」

ボラムの意向を考えながら、その場を離れるセボム。

 

~地下 ジム~

ヨンオク「ここにいる必要があるすべての人がここに集まりました。 15階の方は来ませんし、3階の御夫婦は家にいたいそうです」

イヒョン「牧師さんもいらっしゃいませんね」

ヨンオク「体調がすぐれなくて、家に居たいと言ってます」

イヒョン「牧師さんが感染していないことをチェックする必要がありますね」

ヨンオク「なんですって?」

ツカツカと歩み寄ろうとするヨンオクを、「ああ、止めましょうよ、落ち着いてくださいよ、みなさんも・・・」と止めるジョングク。

 

ムンヒ「掃除婦のおばさんもいないですね。もしかして、あなたのところにいるとか?」

ヒョンギョン「いいえ、うちには来てませんよ」

セギュ「地下の詰め所に行ったんじゃないか?たしか、地下に、スタッフの部屋があるって言ってたよな」

 

ヘソン「時間がもったいないから、とっとと始めましょう。(感染者は)血を見ると狂ったようになると言いましたよね。」

視線は、ドンヒョンに向けられる。

ソンシルのこともあるから、疑われてます。

ドンヒョン「ホントに、俺じゃありませんよ」

ヘソン「刑事さん、急ぎましょう」

 

ジョングクに、カップをもってきてくれ、と頼むイヒョン。

 

イヒョン「それでは、ククssi、あなたに名誉を授けましょう。ここにナイフがあります。尿を入れるように、あなたの血で、カップを半分ほど満たしてください」

 

ヘソン「こういうことは、警官がやる仕事でしょう。もうすでに、切ってるわけだし・・・」

ジュヒョン「そうですね、言う通りだ」

この二人、最低だけど、種類の違う最低さです。


イヒョン「あなた方は、私に、また、傷口を開いて、切るべきだっていうんですか?」

包帯で巻いた左手を見せるイヒョン。

 

イヒョン「私は、ここに献血をするためにいるわけじゃないんですよ、あなた方も自分たちでボランティアしてください」

ナイフをヘソンやジュヒョンに向けるイヒョン。

イヒョン「誰か? 誰もいませんか?」

 

その時、突然、アンドリューが近寄り、ためらいなく、ナイフで、自分の腕を切り、

ぽたぽたと、コップに血を入れ始める。

目を背け、席を立つ居住者たち。

 

アンドリュー「このくらいでいいですか?」

頷くイヒョン。

十分です。

イヒョン「早く止血してください」

 

振り返るイヒョン。

イヒョン「いいですね」

セギュのほうに近づくイヒョン。

イヒョン「さぁ・・・もし、ここに、感染者がいたら、これに反応するはずです」

 

そんなふうにして、手前の人たちにコップを向け、一周し終えるイヒョン。

 

皆が、疑心暗鬼になって、お互いの様子を見回している。

そのうちに、まだ、終わってないドンヒョンに視線が集中する。

 

ドンヒョン「ああ、まったく・・・」

 

イヒョン「こっちにきて」

ドンヒョンを呼び寄せる。

ジュヒョン「気を付けろよ」

イヒョン「コップをよく見るんだ。平気だよな?」

ドンヒョン「・・・はい」

大きく溜息をつくドンヒョン。

 

サンヒ「ということは、ここには、誰も感染してる人はいないってことですよね?」

 

イヒョン「ええ・・・」

ちょっと忌々しそう。。

 

ヘソン「だったら、配給について話し合いましょう。2階のあなた、我々を脅そうとしてるんですか?何でも、法外な金額を要求していると聞きましたけど・・・」

セギュ「どこが、法外だって? 需要と供給だろ。資本主義を知らないのか?」

ムンヒ「こんな素敵なマンションに住んでいるあなた方が、そんなに余裕がないんですか?」

 

ジュヒョン「それは失礼じゃないか!礼儀もないのか?」

セギュ「我々は、ちゃんと礼儀正しくしてるじゃないですか」

ジュヒョン「あんたたちは、今、うちらを見下したじゃないか。あんたが一体、資本主義の何を知ってるって言うんだ?」

 

程度の低い言い合いに、頭を抱え、

天を仰ぐしかないイヒョン。

 

★『ハピネス』9話2/4 雑感★

ボラムに引き続き、ウチャンが感染者だと、視聴者には明かされましたね。

本当は、舌が床についてるJustの瞬間もあったのですが、キャプチャーはしませんでした。(苦笑)

血がポイントだったりするドラマなので、避けてばかりだと、程度が実感できないという弊害はあるものの、アンドリューの腕を切りつけるシーンも、え?って感じでした。

この子は、顔色一つ変えず・・・← いや、マスクとゴーグルで、顔色すらわからないんだけど(笑)

平然と、自分の腕を切りつけることができるって、またまた、怪しさアップです。

なんか、慣れてたし。。。

 

潜伏期間から考えても、他にも(感染者が)これから出てきそうな気がしますが、いかにも怪しそうというより、なんでもない人のほうがそれっぽく見えちゃうんですよね。

しかし、まぁ、最後の話合いなんて、わざわざ血を用意してまで、首実検するって、ちょっと、無理ありすぎじゃない?(苦笑)

 
それぞれのキャラが誇張されているとわかっていても、よくもまぁ、ここまで、面と向かって、好き勝手なことが言えるものだと感心します。

 

 

なんと言っても、今回の見せ場は、セボムとイヒョンの手当シーンということになるんでしょうか。

まんま、運動部のエースとマネージャーの、ラブコメみたいでした。飛び出すハート

マネージャーといっても、エースより全然、腕が立つっていう、おまけ付きだけど(笑)

 

感覚は、18歳の頃のまま・・・・でも、どう見ても、確実に、お互い好きじゃん、な「男前な二人の恋愛」なので、あまり、不安なく見守ってます。

 

イケメンで出来る男ではあるけれど、パーフェクトすぎず、それでもどこか余裕があって、飄々とコミカルにこなす感じが、シクの持ち味でもあるので、そういうの、もっと見たいんだけどなぁ。。。