寒い❄️🌁⛄🌁❄️寒い
↓お正月らしくないけど、
これは、3/4で~す 。
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ハピネス 해피니스
【Episode 8】3/4
「これは、訓練ではありません。国民の皆さん、これは、訓練ではありません」
封鎖前の放送と同じく、けたたましいサイレンと共に、アナウンスが始まりました。
「本日、解除される予定であった戒厳令は、無期限に延長されます。もう一度繰り返します。本日、解除される予定であった戒厳令は、無期限に延長されます。」
・・・でしょうね。
失意のどん底に落とされる居住者たち。
「これは、訓練ではありません。もう一度繰り返します。国民の皆さん、これは、訓練ではありません」
ジュヒョンがなにかを企んでる!
まだ、放送が繰り返される中、皆、気持ちを落ち着けようと、口々に、飲み物を飲むことに。
(正確に言うと、飲んでない人たちもいる)
明らかに、飲んでいるところが映し出されているのは、セギュ、ムンヒ、ドクスン。。
まだ、皆が放心状態でいる間に、一人、ジムを抜け出すジュヒョン。
~バリケード前~
イヒョンとセボムも、同じく、放送を聞いている。
少なくとも、今、ここに、こうして立っていても、この扉ドアっくが開かれることはないのだ、と、バットを下ろすセボム。
~601号室 ジュヒョンの部屋~
先んじて、戻ってきたジュヒョン。
すると、リビングに、弁護士のヘソンがいて、ちょっとびっくり。
ヘソン「ウ・サンヒさんが、法的なアドバイスがほしいとおっしゃったので・・・」
明らかに、バツが悪そうなヘソン。
ジュヒョン「それで、彼女は今、どこなんですか?」
ヘソン「あれ、今、ここにいたのに。どこに行ったのかな?」
わざとらしくキョロキョロしていると、ドアが開き、サンヒが出てくる。
ヘソン「ああ、いらした」
サンヒ「戻ったのね?」
露出高めな服で、なおかつ、カーディガンの肩も落ちてるじゃん。。。
完全に、怪しむジュヒョン。
サンヒ「ここに閉じ込められてる間に、相当損失したでしょ。それを計算してほしくて・・・」
かすかに、息が上がっているサンヒ。
ジュヒョン「・・・・・そうか。放送を聞いたか?」
サンヒ「ああ、ホントに、驚いたわ。 (ヘソンに)ですよね?」
ヘソン「そうですね」
ヘソンに近づき、クンクンと匂いを嗅ぐジュヒョン。
ほんと、この男には、躊躇とか、人の目を気にするとか、そういう類のものが皆無!
ジュヒョン「もう済んだんですか?」
ヘソン「ええ」
じゃ、もう帰って、と、手で払うジュヒョン。
テーブルの上の手帳を手にとり、「もし、法的なご相談があれば、また、どうぞ」と言い、部屋を出ていくヘソン。
サンヒ「はい、お気をつけて」
なんとか、ヘソンをここから出せて、ホッとしたのか、ジュヒョンが持ち帰って来た飲み物に手を伸ばすサンヒ。
ジュヒョン「おい、それを飲むな!」
え・・・と、飲む直前で、動きをとめるサンヒ。
サンヒ「これ、あなたが、みんなにジムで配ろうとした飲み物の残りでしょ?」
ジュヒョン「俺達、ここから、出ることができなくなったじゃないか・・・」
不思議そうに、飲み物の匂いを嗅ぐと、そのまま、テーブルに戻すサンヒ。
ジュヒョン「楽しんだのか?」
振り返るサンヒ。
サンヒ「なにが?」
ジュヒョン「弁護士・・・。法律相談・・・」
サンヒ「ただ、普通だったわよ」
当然、2人の仲に勘付き、部屋に入ってしまったサンヒの後ろ姿をみて、ほくそ笑むジュヒョン。
一方、6階の廊下では・・・。
なんとか、サンヒとの逢瀬がばれずに、ジュヒョンの財産を横取りする目途もついたのか・・・やたら、上機嫌なヘソン。
変なステップ踏んでます!
その時、ジムから戻って来たソユンとばったり。
ソユン「どこにいたの? あなた、家にいるって言ったじゃない」
ヘソン「ああ、ただ、お隣にね。 ここを出たあとのことを考えて、サンヒさんに、法的なアドバイスをしてたんだよ。」
大袈裟に、メモ帳を叩いて見せるヘソン。
ヘソン「でも、戒厳令は、延長されるんだろ。ああ、金にもならないことで、時間を無駄にしたよ」
この人はまだ、ヘソンのいう事を信じるふりをするのかな?
~ジム~
絶賛、立腹中のセギュが、水を飲みまくってます。
セギュ「どうすればいいんだ?」
宥めようとするムンヒ。
セギュ「ちょっと・・・ここを出ましょうよ。永遠にここにいるわけにはいかないじゃないですか」
ヨンオク「国が戒厳令を延長したんですよ。もし、あなたがここを出たら、その場で撃たれますよ」
ぴしゃり、と言われ、絶句するセギュ。
その時、「このマンションの中から、ドンドンと叩くような音がします」と、急に話し出すアンドリュー。
ヨンオク「外か、地下からのものでしょう」
やんわりと、話を止めようとするヨンオク。
すると今度は、突然・・・「それ、うちの母さんです」と声をあげながら、ドンヒョンが入ってくる。
ドンヒョン「母さんが、感染したようです」
ハクジェが、お前、なぜ、それを・・・と止めるような表情をみせる。
やっぱり、内緒にしておくつもりだったのかな?
ドンヒョン「背中にキズがありました。」
皆の前で、暴露しはじめたドンヒョンに、呆れるボラム。
ドンヒョン「スマホに、母さんが自分で撮った写真を見たんだ。」
もう、口、開きっぱなしのハクジェ。
ヨンオク「それは、本当なの?」
ドンヒョン「父さん! 母さんがおかしいって、知ってたんだろ?」
居住者全員の視線が、ハクジェに注がれる。
アタフタして、言葉にならず、それでも、必死で立ち上がると、「乾癬だ!」と叫ぶハクジェ。
ハクジェ「みんな年をとれば、肌が乾燥するし、時には、血が出るくらい、搔き壊すことだってあるんだ。」
必死に、訴えるハクジェを見て、辛そうに視線を反らすボラム。
そこへ、外から戻って来たイヒョンとセボム。
ハクジェ「わしが、母さんの背中に塗ってやって・・・ええっと、なんていうんだったっけ?ほら、こんな風に塗る・・・ 」
さするようなしぐさをしてみせるハクジェを見ながら、同じように、手を動かすセボム。
セボム「保湿剤?」
ハクジェ「おお、それだ、保湿剤!! わしが、母さんの背中に保湿剤を塗るのを手伝ったんだ」
その時、「私も見ました」と手をあげるボラム。
ボラム「ただの、肌が乾燥して荒れてるだけなのは、本当です」
孤軍奮闘するハクジェを庇うボラム。
それを聞き、「では、行って、確認しましょう」と宣言するヨンオク。
イヒョン「まずは、このひとたちの話を聞いてみましょう」
とヨンオクを止めるイヒョン。
ハクジェ「誰が、うちに入ってもいいと言ったんだ?外に出たいのなら、好きにすればいい。家内とわしは、どんなことがあっても、家から出ないぞ。まったく!」
ヨンオクを怒鳴りつけ、ジムを出て行ってしまうハクジェ。
ハクジェの興奮した様子を見て、心配になったボラムがその後を追いかける。
仕切り直すヨンオク。
ヨンオク「私たちは、2階にある食べ物と生活必需品についての、配給について話し合うことにします。それらを、分配する必要がありますから・・・」
それを聞いて、いきり立つセギュ。
セギュ「何言ってるんですか? だったら、俺達は何を食べるっていうんだ? 飢え死にしろとでも言うのか?」
ヨンオク「正直に言いましょう。 あれは、あなた方の物ではないんですよ。あなた方は、それをただ、持ってきたというだけです」
さすがに、その言い草に、ブチ切れるムンヒ。
ムンヒ「ちょっとあんた! 一体、よくもそんなことが言えるわね」
黙って、そのやり取りを聞いているイヒョンとセボム。
セギュ「いいですか? 俺たちは、あの食料を手に入れるために、命を危険にさらしたんだ。それを分けるべきだなんて、誰が言えるんだよ!?」
ボルテージがあがってきたセギュをみかねて、ウチャンが間に入ろうとします。
ヨンオク「あなた方は、ここに、タダで滞在しているんですよ。何にそんなに腹を立てているのですか?」
セギュ「うわ~! あんた、11階のことをロイヤルフロアだとかなんとか、バカげたことをぬかしたよな。俺達の呼吸にも、請求する気か? 酸素代を払えってか?」
ヨンオク「私たちの“思いやり”が裏切られたような気分ですわ」
セギュ「思いやりだと?」
ウチャンが必死に宥める。
ウチャン「さぁ、さぁ、落ち着きましょう。みなさん」
ヨンオクの背中に向かって、「そんない出たければ、出ていけばいいじゃないの!」と怒鳴りつけるムンヒ。
ウチャン「まぁ、まぁ、落ち着いて・・」
ムンヒ「うちらは、命がけだったんだよ!」
ギャーギャーわめいているセボムたちを尻目に、ずっとさっきから、成り行きをみているだけのイヒョンたち。
セボム「棟代表って・・・、いっつもこうなるよね。」
イヒョン「あの人はただ、騒動を大きくするだけだからな」
~3階 ~
階段で、3階まで上がって来たハクジェと、気になって追いかけて来たボラム。
部屋に入るまえに、振り返り、「君はもう、ここに居られないよ。どこか、他に行きなさい」と、いつになく、穏やかに声をかけるハクジェ。
ボラム「私には、行くところなんてありません。」
ハクジェ「501号室に行けばいい。あの人たちは、いい人だ」
ちゃんとわかってるんだね、ハクジェも。
ハクジェ「彼らなら、君の居場所を見つけてくれるだろう。じゃあな・・・」
泣きそうなボラム。
一方、部屋の中では、リビングのソファに腰かけているソンシル。
ん? 顔色も顔つきも、普通だね。
感染して、壁をドンドン叩くくらいになってる人って、どこか、普通にしてても、皮膚の感じとか、浅黒くなるから、わかるじゃん。。。
ドアが開く音がして、慌てて、立ち上がるソンシル。
ソンシル「あなた・・・なんで、みんな、集まったの?」
ハクジェ「なに、いつものくだらない話さ・・・。それにお前・・・。ああ、いいから、飯にしよう。腹減った」
ソンシル「ドンヒョンは?」
ハクジェ「あいつなら・・・(怒鳴ろうとして) マンションのどこかにはいるだろ・・・」
誤魔化すハクジェ。
ハクジェ「ところでな、スーパーの女の子、空き部屋を見つけたそうだ」
ソンシル「ああ、それならよかった」
心配そうに、ソンシルを見ているハクジェ。
~12階~
昇ってくるだけで、疲れ切ってるヨンオクとウチャン。
ウチャン「今日から、エレベーターが使えるようになると思ってたのに・・・」
ヨンオク「あの清掃会社の奴ら、我慢ならない。なんて、失礼な奴らだ」
ウチャン「だからと言って、追い出すこともできないだろ」
2人が部屋に入り、玄関をしまりかけたその時、ドアを止めようとして、腕を挟まれたセボムが悲鳴を上げる。
ちらっと、セボムの傷が目に入るヨンオク。
ヨンオク「なにか御用ですか?」
セボム「話があるんです」
ちらっと、イヒョンもいるのに気づいたヨンオクが「外で話しましょう」と玄関から出てこようとしたところを、すかさず、「ああ、ありがとうございます」とドアを開き、部屋に上がり込むイヒョン。
ヨンオク「ちょっと!」
イヒョン「なんですか? な~に、もう、既に中に入っちゃったんですよ。中で、ゆっくり話しましょうよ」
靴を脱ぎ始めるイヒョンたち。
家具もなく、どうみても、仮住まいな雰囲気の室内。
ヨンオク「まだ、掃除が終わってないんですよ」
掃除以前の問題だけどね。。。
セボム「あなた方、ここに、本当に住んでるんですか?」
そう言われたときの言い訳くらい、当然、考えてあるヨンオク。
ヨンオク「家具や家電はセットでオーダーしてあるんですけど、まだ、到着してないんです」
セボム「冷蔵庫も電子レンジも、随分、質素な感じですけど・・・」
ヨンオク「当座、ここで必要だったものですからね」
セボム「あるいは、ここに住むつもりはなかった・・・とか?」
さぁ、今度は、どんな言い訳を・・?と思った時に、急に、話を変えるイヒョン。
イヒョン「これは、あなたのものじゃありませんか?」
スンボムが控室を逃げ出した時、落ちていたタンブラーを見せるイヒョン。
ヨンオク「いいえ。」
すると、ウチャンが、「ああ、ここに、“ムル建設グループ 建設記念”とありますね。これは、この建設業者が、ここの建設施工が決定したと発表された際に、配ったものです。このマンションで、部屋を得たすべての住民が1つずつ受け取ったんですよ」と説明する。
ヨンオク「一般販売からの居住者のことですよ。賃貸居住区分の居住者ではなく・・・」
イヒョン「あなたが、キム・スンボムさんに、水を与えたのはわかってるんです」
ヨンオク「誰が、あなたにそれを話したんですか?」
イヒョン「あなたの仕事は、マンションの代表者になり、公的資金を使い込むことですよね? キム・スンボムさんは、あなたの助ける代わりに、ここでの仕事を得たんだ」
ヨンオク「なにか、証拠でもあるんですか?」
その言葉を聞き、特に何も答えることなく、顔を見合わせるイヒョンとセボム。
イヒョン「行こう・・・・」
帰りかけて、振り返るセボム。
セボム「奥さん、一つだけお約束しますね。マンションの代表・・・あなたは、絶対になれませんよ」
1201号室から出て来たイヒョンとセボム。
セボム「今日の質問の仕方は、なかなか高度なテクニックだったわ。今日は、かなりキマッてた!」
セボムに褒められ、ちょっと得意げなイヒョン。
イヒョン「見ただろ、隙なくぶつければいいんだよ。そうすれば、彼らは、ぐうの音もでないんだ」
ふふふ、セボムが、ヨンオクの想定外(冷蔵庫など)のことを指摘したあたりから、だいぶ、怪しくなったんですけどね。
セボム「そうよね~」
その時、ジョングクが12階に現われる。
セボム「おじさん?」
ジョングク「お前たちも、お祈りにきたのか?」
そんなわけないでしょ(笑)
セボム「私、無神論者だけど・・・」
ジョングク「ああ・・・」
会話、成立してるって言うのかな?(笑)
その時、「ソユンは?」と、目を見開くセボム。
ソユンを一人っきりにすることは、放送があったばかりで、今は特に厳禁です。
ジョングク「ああ、ボラムが少しの間だけ、うちに置いてくれって頼みに来たから、彼女に頼んできたんだ。どうやら、302号室を出されたらしくて、寝るところがないんだと・・・」
セボム「でも、ソユンは・・・」
イヒョン「だったら、そうしてやらなきゃ・・・」
セボムの言葉を遮るイヒョン。
ジョングク「すぐ戻るよ」
イヒョン「ああ・・」
セボム「でも・・・・」
ジョングクに、「また、あとで~」と声をかけるイヒョン。
姿が見えなくなったところで、「ボラムの件、どうする?しばらく、502号室にいてもらうように言うべきかな?」
セボム「まず、ソユニに聞かないと・・・。そんなことより、あいつらが詐欺師なのは、ハッキリしてるのに。。。おじさん(ジョングク)のことが心配だよ」
だからといって、いい大人のジョングクの礼拝を阻止もできないし。
ソユンのことも気にかかり、階下に急いで降りようとするセボム。
イヒョン「グクヒョンにも、なにか、頼れるものが必要なんだよ。俺がもう野球ができなくなった時、俺だって、同じだったよ」
セボム「あんたも、お祈りしたの?」
イヒョン「いや、別のものさ・・・」
意味深に笑うイヒョン。
~ 202号室 セギュ達の詰所 ~
セギュがドアを開けると、立っていたのは、ジュニョン。
ジュヒョン「ここに、ペットボトルの飲み物、あるんだよな? 私は、ハイカロリーのものは欲しくないんだ」
いきなりぶしつけな奴。。。
財布を出し、「これぶんの飲み物をくれ」と50000ウォン紙幣を出すジュヒョン。
セギュ「あんた、まだ、わかってないようだな。ぶっとばすぞ。出てけよ」
閉めかけられたドアを掴むジュヒョン。
ここで、もう一枚、紙幣を追加し、「1万ウォンだ・・・。これでも、売らない気か?」と足元をみるジュヒョンに対し、「ペットボトル1つにつき、2万ウォンだ」と答えるセギュ。
笑い出すジュヒョン。
ジュヒョン「あんた、このマンションに住んでもいないくせに、ここの物資を売って、金儲けする気なのか?」
セギュ「なんだ? 俺が稼いじゃ悪いか? ここにいるんだから、稼ぐさ。あんた、俺を番犬って呼んだよな。 金、もってこいよ。ああ?」
セギュに本気で、すごまれ、 「ああ、わかったよ、もっと金をもってきてやる。くそったれ」と悪態をつきながら、帰っていくジュヒョン。
この二人で、いがみ合って、つぶし合ってくれないかな。。。
でも、ジュヒョンはそれだけ、ペットボトルの飲み物を手に入れたがってるってことだよね。
セギュ「あの野郎・・・。怖がって、逃げてったの、見てたか?」
ムンヒが睨みつけている。
セギュ「なんだよ? 俺がなにか、悪いことでもしたか? アイツが先に、俺の事を見下してきたんじゃないか・・・」
ムンヒ「違うわ。最近じゃ、みんな、大金を持ち歩かなくなってるから、貴重品も付けなけなきゃね・・・」
このムンヒの、自分の家族さえよければいい感、どんどん、磨きがかかってきたよね。
セギュ「ああ・・・そうだな」
黙って聞いているドクスン。
セギュ「棟代表とかは、たんまり宝石とか持てるはずだよな? 宝石をとりあげてやる」
ムンヒ「とにかく、何が起こってもいいように、できるだけ、金を稼がないと・・・。ソンフンの学費だって払わなきゃならないんだからね」
そう言いながら、水のペットボトルの残数を数え始めるムンヒ。
セギュ「おばさん、あんたもさ、棟代表のいう事を聞いたり、マンションの掃除なんかするなよ。この家を掃除しろよ。な? 俺達は、あんたに、高いパンや水をたべさせてやってるんだからな。だから、感謝しろよ」
無言で、パンを頬ばるドクスン。
おそらく、アンドリューも、今の話を聞いてるね。
いつもつけてるはずの、イヤホンしてないもん。
~1201号室 棟代表の部屋~
部屋の真ん中で、ウチャンから、お祈りを受けているジョングク。
ウチャン「不当に行う者は、ますます不正を行わせ、汚れた者には ますます汚れを行いなさい。正しい者には、いよいよ正しきことを行わせ、聖なる者には・・・・」
(ヨハネの黙示録2.11節あたり)
それを見ながら、じっと、先ほど、セボムが部屋を訪れた時のことを思い出しているヨンオク。
やっぱり、ドアが閉まるのを止めたとき、ハッキリ、手の平の脇の傷、見られてたんだね。
でも、傷だけで、狂人病と結びつけることが出来るのかな?
ハッと、なにかに気づいたヨンオク。
御祈りが終わったジョングク。
セボムについて聞きたいことがある、と近づいてきたヨンオク。
ヨンオク「彼女、大丈夫ですか?」
ジョングク「え?」
ヨンオク「私、彼女の手に傷があるのを見たんです。感染したんじゃないかと心配になって・・・。それに、彼女、以前、ここに来られた軍人の方と、なにかしに行ったように見えたんですけど」
この見下ろされてる体勢というのは、ジョングクにとっては、かなりの精神的圧迫姿勢のはず。。。
ヨンオク「大丈夫ですよね?」
ヨンオクとウチョンの圧に、耐え切れず、視線を反らすジョングク。
ヨンオクのねらいは、ジョングクの腰の銃。。。
~501号室 警警ハウス~
外から持ち込んだボストンバックの中から、お菓子をとりだすイヒョン。
セボムの喜ぶ顔が見たいだけです。
セボム「おお (笑)・・・」
イヒョン「閃光弾と・・・手錠もだな」
セボム「たくさんあるね」
お菓子はカモフラージュだったのかな。
いや、バッグ持ち上げたら、重さで絶対、わかるから、やっぱり、このお菓子は、セボム用だね。
この人は、セボムにお菓子をわたすだけなのにどうして、こうも幸せそうなんだろう。。
バッグの中から、無線機を取り出すイヒョン。
セボム「ん? それなに? 無線機?」
イヒョン「中佐曰く、俺に銃を渡すわけにはいかないからって、その代わりにこれをくれたんだ」
セボム「どうやって使うの? ねぇ、電源入れてみてよ。 外で何が起きてるのか、わかるじゃん」
その時、部屋から出て来たソユン。
セボム「ああ、来たね。お菓子あるよ」
食べながら、テーブルの上の武器を目にするソユン。
なんだか、このソユンの視線、フラグっぽい。
開錠音が聞こえ、ジョングクが帰って来たことに気づくと、「あとにしよう、これを見たら、ヒョン(ジョングク)がまた、不安に思うだろ・・・」と言って、あわてて、片付けるイヒョン。
セボム「おいのり、どうでした?」
じっと、セボムを見つめるジョングク。
ジョングク「・・・・お? おお」
そのまま、黙って、バルコニーに出ていくジョングク。
ジョングクを心配して、お菓子を持ちながら、一緒に、バルコニーに出るセボム。
セボム「外に出られなくて、心配?」
お菓子の袋を差し出すと、「いや、そうじゃないんだ・・・」と答えるジョングク。
ジョングク「この間、ハン・テソクと一緒に、外に行っただろ? 血液を採ったんだよな。大丈夫なのか?どこか、痛くないのか」
セボム「ええ。」
セボムの手のケガに目を向けるジョングク。
ジョングク「これ・・・これ、いつケガしたんだ?」
セボム「ああ、これ? だいぶ前に、友達にひっかかれたの」
ジョングク「ああ、寮にいた時のか?それなら、だいぶ経つんじゃないか。」
セボム「すぐには直らないみたい」
無言で見つめるジョングクに、「心配しないでよ」と話すセボム。
セボム「もし、なにか変だな・・・って感じたら、ちゃんと言うからね。まさか、私が、おじさんやイヒョンに、噛みつくとか、考えてるの?」
なんでもないことのように言われて、少し、拍子抜けするジョングク。
ジョングク「ん、、ん・・・」
部屋に入っていくセボム。
中から、楽しそうに、手遊びをするイヒョンやソユンの声が聞こえてくる。
それでも、気鬱が晴れないジョングク。
そして、こも部屋にいなかったボラムのことが、とても気にかかる私。
【D+1】
うわ~、カウントアップだ。。。終わりの見えない日々の始まりです。
~202号室 ハクジェ一家の部屋 ~
夜更け・・・というか、明け方、家に戻って来たドンヒョン。
今まで、どこにいたの?
寝室の前に、椅子を出し、座りながら眠っているハクジェ。
その様子を見たドンヒョンが、キッチンの戸棚から、備蓄してある食べ物などを取り出し始める。
~201号室 セギュたちの詰所~
言いなり、ドンドンドンドン、と201号室の扉を叩くドンヒョン。
寝ぼけ眼で、出て来たセギュ。
息を荒くしたドンヒョンが立っている。
セギュ「何事だ? 何時だと思ってるんだ?」
ドンヒョン「代表ニム。お願いですから、ここに置いてもらえませんか? うちの母さん、感染してるんです」
掌返しで、「代表様(ニム)」だって。
セギュ「俺たちが、お前のこと、信じられると思うか?よそにいってくれ」
必死で、ドアを押さえるドンヒョン。
ドンヒョン「俺、ホントに、感染なんかしたくないんです。いいでしょ? 一日中、外にいたんですよ。そしたら、これを見てくださいよ」
懐中電灯を当てて、自分の白目を見せるドンヒョン。
ドンヒョン「本当に、大丈夫なんです。ここに置いてもらえれば、掃除もしますし、家事全部やります。それから、これも持ってきました。うちにあった食べ物全部です。お二人がいい人なのは、よく知ってるんです。お願いです。お二人は、心が広いでしょう。助けてください」
食べ物だけじゃなく、水とかもそんなにたくさん、、持ってきちゃって、と~ちゃんやか~ちゃんはどうする気なの?
見捨てる気?
いつのまにか、起きて来たムンヒと、無言で目を合わせるセギュ。
ムンヒが、セギュを掴み、家の中に引き入れる。
セギュ「ちょっと待ってろ」
玄関先で、声を潜めるセギュとムンヒ。
ムンヒ「食べ物は多いにこしたことはないわ。ここにどれだけ長く、いなければならないかわからないんだから」
セギュ「だが、奴をどこで寝かせるんだよ? 予備の部屋なんかないぞ。 真夜中に、あいつが噛みついてきたら、どうするんだよ?」
その時、「あの・・・私が出ていきます」と、声をかけてきたのは、掃除婦のドクスン。
ムンヒ「どこへ行くっていうんですか?」
ドクスン「とりあえず4階に行ってみます。もし、だめでも、他の部屋にいってみます。でも・・・その代わりに、食べ物を分けてくれませんか?」
ドクスンの姿が見えなくなってから、しめしめ・・と、喜ぶセギュとムンヒ。
ああ、胸糞悪い、とはこのことだよね。
明るくなってから、荷物を持って、201号室を出て来たドクスン。
アンドリューが追いかけて出てくる。
アンドリュー「待ってください、アジュンマ」
呼び止められ、立ち止まるドクスン。
アンドリュー「大丈夫なんですか? 他の部屋の人は、おばさんのこと、入れてくれないかもしれませんよ」
ドクスン「もし、いれてくれなければ、地下の控室に行くことにするよ。そこで、一人のほうが気が楽だと思うからね・・・」
もう201号室で過ごすのは、うんざりというふうに、笑って見せるドクスン。
アンドリュー「気を付けてください。他人はみんな意地悪だから・・・」
そういって、ドクスンの持ってる箱の中に、リンゴを一つ、入れてあげるアンドリュー。
思いがけないアンドリューからの好意に、にっこりわらうドクスン。
ドクスン「ありがとう」
ドクスンの後ろ姿をじっと目で追うアンドリュー。
どうなの?
でも、この間のアンドリューは怪しかったよ。。。
~1201号室 玄関前~
ドンドンドンドン。
1201号室の扉を乱暴に叩くジュヒョン。
ドアを開けるヨンオク。
ヨンオク「どうかされたんですか?」
ジュヒョン「あるものを見つけたんですよ。棟代表も、知ったら、きっと気に入ると思いますよ」
ヨンオクを、11階につれてきたジュヒョン。
ヨンオク「こんなところで、何を見つけたって言うんですか?」
ジュヒョン「今、あなたが、必要jとしているものですよ」
1101号室の前に連れてくると、開錠番号を訊ねるジュヒョン。
ヨンオク「8888です」
ジュヒョン「やはり、あなたの協力があると、物事がスムーズに運びますなぁ」
ヨンオク「で、中に何があるんですか? パスコードさえご存じないのに、ここになにがあるのか、知ってるんですか?」
ジュヒョン「だれかが、ここに内密に、なにかを運んでるのを見たんですよ」
ヨンオク「2階の人? ここに、食べ物をかくしてるんですか?」
部屋を覗き込むヨンオク。
いちいち、こういう俳優さんたちに対して、演技云々を言うのは僭越すぎて、申し訳ないくらいですが、ホント、こういう一つ一つのセリフや動きが、ピタとハマる。。。
さすがです。。。
ジュヒョン「見たら、きっと驚かれますよ」
~ 回想 ~
ヒョンギョンのもとに、スミンが連絡をしてきたあの晩、1階ロビーの様子を、ジュヒョンは盗み見してたのね。
1102号室の室内にズカズカと入って来たヨンオク。
ジュヒョンは、玄関のところから、入ろうとはしません。
ふりかえるヨンオクに、奥の部屋を指し示すジュヒョン。
つっかい棒をされている部屋発見。
ヨンオク「中にいるのはどなたですか?誰にもここで生活することはダメだと言いましたよね?」
トントントン、と強めにノックし、つっかい棒を外すするヨンオク。
ガチャリと、ドアを開け、「あなた、どなた? 顔を見せてください」と声をかけるヨンオク。
全て、自分の手を汚さず、人にやらせるオ・ジョンヒョン!!
しばらくして、つんざくようなヨンオクの悲鳴。。。
★『ハピネス』8話3/4 雑感★
なんか、いや~~なムードが全般的に漂っていて、救いがないです。。。
実際、小説だったり、ドラマや映画だと、「人間の闇を描く」とかって、絶賛されたりするんですよね。
ま、この程度では、「闇」とは言わないと思いますし、うーん、と唸る部分でもありません。
だからこそ、そこがポイントなのかな、とも思います。
なにもなければ、普通に、暮らしている人たちの、見なくてもいい嫌な部分を見せられるのは、正直、いい気分じゃないですもんね。
まだ、8話といえば8話ですけど、おそらく、最終回に向けて、反転が用意されてると思います。それが、誰を意味するのか、想定外が何名になるのか、楽しみです。