このドラマ、OSTのラインナップで、
It's so Cool.
3割ましましです。

Thanksグッ


ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

ハピネス  해피니스

【Episode 8】 1/4

 

【D-3】

おお、今日は、いきなり、D-3から、はじまりましたね。

 

屋上に、なにか、バケツやら、たらいやらを持ち込んできた、警察・警特夫婦。

 

見るからに快晴な空を見上げるセボム。

セボム「ねえ、雨が降るってホントなの?」

イヒョン「ほんとだよ。 雨がふるかどうかに関しては、俺を信じろ。友達が、気象庁(기상청)に勤めてるんだけど、そいつが俺に天気を聞いてくるくらいなんだぞ。 そいつらより、俺のほうが断然、正確なんだからな」

関係ないけど、コマーシャルのひとコマくらいの爽やかさなんですけど。。。

 

なるほど、飲料以外の水を貯めるつもりなのね。

このドラマ、自粛生活の豆知識というか、啓蒙ドラマって、側面もあったの?


 

Happiness 8話

 

こんな、穏やかな始まり方が好きなんです。

 

 

屋上から、階段で降りて来たイヒョンとセボム。

セボム「ああ、雨がたくさん降りますように」

 

イヒョン「でも、いつになるかはわからないよな。」

セボム「・・・・・・?(あんた、降るのがわかるって言ってなかった?)

イヒョン「ああ、(雨がいつ、降るか)じゃなくて、もし、また、感染者が襲ってきたら、俺達が最初に降りていかないと・・・」


11階まで降りて来た時、ヨンオクの声が聞こえてくる。

ヨンオク「いくら、そうは言っても、他人の家に入るのは、よくありませんよ」

セギョンとムンヒに注意を与えているような雰囲気です。

 

ムンヒが、イヒョンたちを見つけ、「あの、お二人とも・・・すみません。私たちの話を聞いてくださいませんか?」

呼び止められ、仕方なく、近寄る警察・警特夫婦。

本当は、ヨンオクとはあまり、絡みたくないのが本音。

 

ムンヒ「2階は、あまりにも危険じゃないですか。ロビー階のすぐ上ですし・・・。それで、代わりのところに移りたいんです。この方に、大丈夫だって、言ってもらえませんか?」

ヨンオクを示すムンヒ。

何の話か、おおかたの予測がついたイヒョンなんて、そっぽをむいてます(苦笑)

 

セギュ「それに、どこかのバカが、1階に、生ごみを捨てたらしくて、臭くてたまらないんですよ」

ヨンオク「(そういうことは)棟代表の私と話せばいいでしょう」

むっとするヨンオク。

 

セボム「11階に移りたいんですか? 鍵がかかってるんじゃありませんか?」

余計な口を挟むな、と、これまた、セボムにもムッとしてるヨンオク。

 

ムンヒ「私たち、1102号室を掃除してから、そんなに経ってないんです。」

セギュ「パスコードは、まだ、8888のままなんですよ。」

ムンヒ「3日後に、ここを出る時には、また、掃除して出ますから・・・」

 

通りかかったヒョンギョンがそれを聞いている。

ん? なんで、ヒョンギョンが11階にいるの?

 

イヒョン「棟代表は、反対なんですか?」

ヨンオク「法的な影響がある可能性もありますし、何しろ、11階はロイヤルフロアです。掃除のスタッフが留まるというのは・・・あまりよろしくないように思いますけど。住民の方は、どう思われるでしょう?」

セボム「だったら、他の住人に聞いてみませんか? この棟の中には弁護士さんもいることですし・・」

完全に、やや前のめりに、メンチ切ってる妻を見る夫。(笑)

 

存在を消したまま、じっと、話を聞いてるヒョンギョンが気になります。

 

~201号室~

結局 住民会議です。

ヘソン「弁護士として、お勧めできませんね。所有者の許可なく、家に入るのは、不法侵入するのとおなじです。それに、2人以上で侵入したとなれば、罪状はより悪くなります。しかも、家宅侵入は、住宅の所有者の意志とは関係がないとされているので、例え、住宅所有者が寛大であっても、誰でも通報することができるんですよ。」

坦々と、法律家としての意見を述べるヘソン。

ま、そりゃ、そういうよね。

 

ハクジェ「それにだな、こういう言い方をすると、気分を悪くされるかもしれないが、お二人さん。おたくたちが、2階から移動すると、うちの家がこのマンションで最下層になってしまうんだ」

その、利己的な考え方に、くすっとわらうジュヒョン。

セギュ「なんで、我々が、ハラボジの家を警護する立場にならないとダメなんですか?」

ムキになって言い返すセギュ。

ハクジェ「ほ~、また、あんたは、そんな変な視線をわしに向けるんだな。わしだって、老妻と暮らしてるんだ。もし、あんたたちみたいな、若い人が、我々の下にいてくれたら、と思うのが、そんなに悪いことなのかね?」

興奮して、まくし立てるハクジェを後ろから、なだめるように、近寄るヒョンギョン。

 

セギュ「いいですか、うちらはね・・・」

ぱっと、セギュの腕を掴み、もうそれ以上言うな、と止めるムンヒ。

 

セボム「オ・ジュヒョンさん。あなたも、ここに渋々参加したんですから、なにかおっしゃることはないんですか?」

水を向けるセボム。

ジュヒョン「ん・・ここにとどまったほうがいいと思いますよ、あなたが番犬のように、ここを警護してくれたら、住人達はリラックスできて、みんな大満足でしょう」

また、金を払うとか言い出すのかと思っちゃった。。

 

セギュ「おい、あんた、今、なんて言った?おい、なんだと?」

ムンヒ「いいから、やめて」

必死にダンナを押さえるムンヒ。

間に入るイヒョン。

イヒョン「下がってください」

ムンヒ「落ち着いて・・・」

 

ジュヒョン「落ち着いて、掃除に戻ったらどうですか?」

わざと怒らせて、楽しんでいるようなジュヒョンを、アンドリューがじっと見つめている。

この子もまた、気になる・・・。

 

雰囲気、最悪。

 

ヨンオク「さぁ、そうは言っても、あと3日間です。もう少し、そこで我慢してみてください。みんな、苦労しているんです。あなた方だけを特別扱いすることはできません」

なんとなく、その言葉が結論という雰囲気になり・・・。

 

その時、ヘソンが「ごみはどこに置いたらいいですかね?」と別の話題を振る。

ヘソン「階段の吹き抜けにおいても、匂いがするんですよ」

それを聞き、振り返るヨンオク。

ヨンオク「まさか、あなたが、窓からごみを捨てたりされたわけじゃありませんよね?」

この迫力あるヨンオクの表情に、内心、あ、まずいと気づいたヘソン。

ヘソン「・・・・誰がそんなことを?」

ヨンオク「なさってなければいいですけど・・・」

完全に、疑いの目で、見ながら、部屋から出ていくヨンオク。

 

セボム「もっと、水を必要とする方は、屋上に、入れ物を出しておいてください。401号室の方には伝えましたが、今夜、雨が降るそうですよ」

入居者に呼びかけるセボム。

ああ、さっき、ヒョンギョンが上の階にいたのは、そのせいだったのね。

 

ヘソン「どうして、(雨だって)わかったんですか? インターネット、つながってるんですか?」

帰りかけたところ、わざわざ戻ってきて、問い詰めるヘソン。

セボム「ああ、うちの主人、人間気象庁なんです。本当なら、メジャーリーガーになれたのに、膝をケガしたもので・・・」

あきらかにがっかりしたように、溜息をつくと、無言で部屋を出ていくヘソン。

 

イヒョン「ま、メジャーリーガーじゃなかったかもしれないが・・・」 ← 急に弱気?(笑)

ハクジェ「アイゴー、まだお若いのに・・・気の毒なこった。いいかね、時々は、運動せなきゃだめだよ」

脚を高く上げて見せるハクジェ。

イヒョン「ええ・・・そうしないとですね」

笑って見せる警察・警特夫婦。

ハクジェが帰っていくと、「もっと、運動しないと・・・(笑)」と、イヒョンを揶揄うセボム。

イヒョン「お前もだろ・・・」

 

ヒョンギョンが深刻そうに近寄ってくる。

ヒョンギョン「あの・・・ちょっとお話してもいいですか?(小声で)うちの兄のことなんですけど・・・」

顔を見合わせるイヒョンとセボム。

 

~401号室 ヒョンギョンの部屋~

家に入るなり、手分けして、個室を確認するセボムとイヒョン。

え?と驚いたままのヒョンギョン。

 

ヒョンギョン「兄はいませんよ」

 

セボム「ですよね?・・・ですよね?」

・・・と言いつつ、噛まれてもいいように防御していた上着を外し始めるセボム。

セボム「ね、ただ、心配だったのよ・・・」

ヒョンギョンに気を遣うセボムに構わず、全部の扉を確認するイヒョン。

 

その様子に、失意を隠せないヒョンギョン。

こら!っと、イヒョンを連れ戻すセボム。

 

ヒョンギョン「オッパが連絡してきたんです。昨日、それ(インターホン)使って、停電になる前に・・・」

ちらりと、後ろを振り向き、インターホンを見るく二人。

ヒョンギョン「平気そうに見えました。うちのオッパ、子供の頃から、自己免疫が強いほうなんです。滅多に風邪を引かないし・・・。もしかして、感染しない可能性とかはあると思いますか?」

セボム「・・・・・・・」

イヒョン「・・・・・・・」

 

自分の傷を見るセボム。

セボム「そうだといいですよね」

今は、それしか、何も声をかけられないセボム。

 

 

~501号室 警警ハウス~

寝室。

夜中、眠れないセボム、外の雨音が激しくなったのに気づき、窓から外を見上げ、にっこりする。

イヒョンの言う通りになったからね。

 

同じころ、リビングでは、布団をたたんだイヒョン。

 

セボム「いよ~! 人間気象庁 グッ

イヒョン「グッ

パン、と自分の膝を叩き、「な? 言った通りだろ。 お前は寝てろよ。俺が、急いで戻してくるから」と、ますますダンナの鑑。

 

セボム「平気よ。どうせ、起きてたし・・・。早く行って、水を取ってこようよ。 トイレを流さないと・・・気がすまないもん。 コンテナとかも回収してこれるでしょ。また、いつ、雨が降るか、わからないでしょ?あ・・・・いつ、雨になるの?」

平気で聞くセボム。

イヒョン「いま、振ってるじゃないか!」

 

その時、「悪霊退散!」

寝言を言うジョングクに、びっくりするセボム。

 

イヒョン「はぁ~、びっくりさせるなよ」

ジョングクに近づいて、様子を窺うセボム。

なにかを胸元で、握り締めているジョングク。

セボム「これ、なに?」

イヒョン「最近、宗教にこってるんだ。寝る前に御祈りとかするくらいだぞ」

溜息をつくセボム。

セボム「ちゃんと、祈ってるのかしら?」

イヒョン「ま、いいだろ。行こう」


あら、セボムったら、お茶目さん。(笑)

セボム「悪霊退散!」

呟くセボム。

 

こういう奥さんがいると、退屈はしません。

 

~602号室 弁護士夫婦の部屋~

PCを見ているヘソン。

 

窓から外を見るソユン。

ソユン「雨だわ。。少しでも、水を集めるべきかしら?」

ヘッドホンをはずし、「重金属、細かいほこり、汚染物質。雨水を飲むなんて、とんでもないぞ。それと、浴槽の水もな。どっちにしろ、3日後には、解消するんだ。一体、なにを気にしてるんだよ?」と、めんどくさそうなヘソン。

ソユン「あなたには、わからないわよ」

呟くソユン。

ソユンは、この人の本性に、狂人病騒ぎの今になって、気づいたんだろうか。

それとも、ずっと、我慢してきたんだろうか。

 

~401号室~

真っ暗な中で、ろうそくをつけて、ソファに座っているヒョンギョン。

 

テソクにもらった睡眠剤の袋を手にもっているヒョンギョン。

あの時、セボムが飲ませたはずだから、薬は空だよね?

 

窓ガラスの外を眺めるヒョンギョン。

外にいるスミンが気になるのね。

 

懐中電灯を持って、思い立ったように、立ち上がる。。

 

~1階ロビー~

外の様子を、目を凝らして、見ているヒョンギョン。

 

ドアのすぐそばにしゃがんでいるスミンを発見する。

ヒョンギョン「オッパ!!」

スミン「おお、びっくりした」

ヒョンギョン「オッパ!! オッパなの?」

スミン「ヒョンギョンか? おい、なんで、こんな下に降りて来たりしたんだ?いいから、上に上がれ。」

入口から離れようとするスミン。

ヒョンギョン「ちょっと待って。行かないでよ。話、しようよ」

ゆっくりと近寄ってくるスミン。

びしょ濡れのスミンを見ながら、「(傷は)ひどいの?」と訊ねるヒョンギョン。

さっと、噛み傷を手で隠すスミン。

ヒョンギョン「感染したっていうのは、確かなの?」

スミン「俺にはわからないよ。ただ、少しだけ、変な感じがするんだ」

ヒョンギョン「ごはんは? なにか食べたの?」

もう、完全に、確執などなかったように、兄を心配するヒョンギョン。

やっぱり、兄妹だよね。。。

 

【D-2】

とうとう、D-2です。

夜が明け、昨晩の雨は止んでます。。

 

ルーフバルコニーにおかれた、バケツやら様々な容器。

それを、水筒を持ちながら、見下ろしているアンドリュー。

 

水を飲んでいるところに、容器をもって、上がって来たイヒョンとセボムがあらわれ、あわてて、水筒の蓋をしめ、身を隠そうとするアンドリュー。

イヒョン「おい。それ、うちのだよな。 自分のところに、水はないのか?」

アンドリューから、水筒を取り上げると、中身をそのまま、こぼすイヒョン。

イヒョン「こっちに、いいかどうかも、聞きもしないで、勝手に・・・」

 

セボム「いいじゃない。雨水だもの、誰のものでもないわ。もし、飲みたかったら、どうぞ」

そう言われても、気まずくて俯いたまま、後ろをむいてしまうだけのアンドリュー。

 

イヒョンですら、こういう時は、「自分のもの」に、こだわるようになるんだよね。

よく、災害時の避難所で、1日2日はみんな協力的で、「いいですよ」と気前良かったものの、長引けば長引くほど、神経すり減らす・・・って聞く話ではあるよね。

 

すると、ボトルを持ち上げると、いきなり、飲み始めるセボム。

イヒョン「おい、そんなの飲んじゃダメだ!」

慌てて、止めるイヒョン。

セボム「あ~、平気よ。私なんて、訓練の間は、泥水だって飲むような人間よ」

ぐびぐび飲んでるセボム。

 

そこへ、防護服を着こんだセフンがタンクをもって、上がってくる。

 

タンクに、名前をばっちり書いてあるセフン。

セボム「それなら、少なくとも、あなたのを盗ろうって人はいないわね。ねぇ・・・あなたでも、雨水なんて飲んだりするの?」

セフン「浄化してからですよ。浄化用のタブレットを持ってます。必要だったら、寄ってください。・・・でも、事前に、ダンナさんにちゃんと言ってきてからにしてくださいね」

ちらっと、イヒョンの様子を見るセボム。

 

帰っていくセフンの後ろ姿を見ながら、

イヒョン:ムカ・・・(笑)

 

イヒョン「あいつのところには、俺が行くからな。絶対に、一人で行ったりするなよ」

こっちもかい!(笑) ← たまに、筋追いを複数やってると、内容が被る時、あります(笑)

誰かさんは、奥さんが借りた服を、自ら返しに行くんだよね(笑)

 

セボム「心配いらないって・・・。あの人は、飲む前に雨水を浄水するような人なのよ。ジムなんかの薬なんて飲んだりするわけないよ」

 

そうじゃない!!

 

アンドリューですら、気づくというのに、なぜ、この人には気づかないのか?(笑)

全視聴者の同情をあつめたイヒョン。

 

~階段~

水の入った容器を持って降りて来たイヒョンと、セボム。

セボム「晩御飯、何にしようか? 」

イヒョン「食べたばっかりだろ」

セボム「え~、私なんて、お昼ごはん食べてるとき、明日は、何食べようかな~って考えるよ。次の食事への期待感が、ご飯をますますおいしくしてくれるのよ。」

イヒョン「うわ~お」

並みはずれた妻の心身のタフさと、食欲旺盛さに、感心するしかない旦那さん。

5階に降りて来たところで、廊下を掃除している、掃除婦のドクスンと目が合う。

 

イヒョン「こんにちは」

ドクスン「・・・はい」

セボム「まだ、働いていらっしゃるんですか?」

ドクスン「部屋でじっとしてるのは、気詰まりですから・・・。それに、棟代表からも、お給料がほしければ、働き続けないと・・・って言われましたし・・・」

イヒョン「(心底あきれた様子で)あのおばさん・・・マジでひどいな」

 

ドクスン「ところで、ちょっと、変なものを見つけたんですけど・・・」

イヒョン「それって、どんな・・・」

 

掃除用具入れのコンテナから、血の付いた布のようなものを取り出すドクスン。

一瞬にして、雰囲気が変わるイヒョン。

イヒョン「これ、どこで見つけたんですか?」

ドクスン「ゴミ袋です」

 

 

<階段の途中に置かれたゴミ袋をあけて、中を確認するドクスン。>

 

ドクスン「そのゴミ袋は半分しか入ってなくて、たぶん、家にゴミ袋がたくさんあるに違いありません」

イヒョン「そのゴミ袋はどこで見つけたんですか?」

ドクスン「3階と4階の間の階段のところです。」

通常のごみ置き場は閉鎖されてるから?

それとも、もともと、ここに置くようになってるの?びっくり


 

~401号室の前~

早速、聞き込みにきたイヒョンたち。

 

セボム「(ヒョンギョンは)昨日までは、平気そうだったよ」

イヒョン「そんなふうに、決めつけるな。俺は、ここに刑事として、彼女に聞きにきたんだ。俺の、卓越した捜査方法を見せてやる」

こういう、気負ってるときのイヒョンは、要注意なの。ゲラゲラ

 

セボム「・・・優しくね。彼女、まだ、ショックを受けてるはずだから・・・」

イヒョン「心配するな」

ノックするイヒョン。

なかから、ヒョンギョンが出てくる。

ヒョンヒョン「(イヒョンたちだとわかり) ああ、こんにちは」

そのまま、部屋の中に招き入れるヒョンギョン。

セボム「なにか、必要なものとかあります?」

ヒョンギョン「まだ、大丈夫です。ところで、どうして、いらっしゃったんですか?」

セボム「ああ、ゴミの件でここに来たのよ」

イヒョンに、あとは、あんたの番よ、と、目で合図を送るセボム。

 

無造作に、袋の中から、血の付いた服を取り出して見せるイヒョン。

イヒョン「これを捨てたのは、あなたじゃないですか?」

ヒョンギョン「い・・いいえ。私、ケガなんてしてません。 嘘なんかつきません。本当です。ほら、ほら・・」

自分の腕をまくったり、首元を見せたりして、傷がないと主張するヒョンギョン。

セボム「ええ・・・あなたは大丈夫です」

ヒョンギョン「ホントに、噛まれたりなんてしてません」

頑なに否定するヒョンギョン。

ヒョンギョン「ホントに、感染なんてしてませんから・・・」

疑わしそうに、ギロリと睨むイヒョン。

 

401号室から出て来たイヒョンたち。

セボム「あれが、卓越した捜査方法?アイゴー、まったく信じられないわ」

イヒョン「こういうのは、率直に言ったほうがいいんだよ」

立ち止まるセボム。

セボム「私は、ナ・ヒョンギョンさんは捨てたりしていないと思う」

むつかしい表情で、401号室を振り返るイヒョン。

イヒョン「彼女の兄貴だっていうことか? 彼は、今、どこにいるんだ?」

 

~地下~

懐中電灯片手に、地下に点検に来たイヒョンと、ジョングク。

ジョングク「なぁ。セボムと一緒に来るべきだろ。なんで、俺に頼んだんだ?」

イヒョン「ヒョンが、俺達に銃を貸さないって言ったからだろ」

ジョングク「ああ。悪い。銃がないと不安でたまらないんだ」


首からぶら下げたクルス(十字架)。。

イヒョン「だろ。だから、俺達がやるべきなんだよ」

平然と、駐車場のほうに向かうイヒョン。

あとから、不安そうについて歩くジョングク。

 

ドアを開け、懐中電灯であたりを照らしてみても、怪しい気配はない。

ふと、入り口の脇に目を落とすと、食べかけのお弁当が落ちている。

 

そういえば、おとといの晩、スミンに会いに、駐車場にきた人物は一体、誰だったんだろう。(7話のラストね)

ヒョンギョンじゃないってことは、昨晩(雨の夜)の会話で判明したよね。

 

ペットボトルの水に“NEXT”を仕込んだ時、ジュヒョンが、お弁当を見てたのが気になるなぁ。

 

イヒョン「俺達が配った奴だぞ。なんで、こんなところに?」

キョロキョロ見回すイヒョン。

ジョングク「戒厳令下だろ。ここには、感染者がいたるところにいるってことさ」

イヒョン「それがなにか?」

 

ジョングク「なぁ、この建物で、何が起きてるのか、全部、捜索しなきゃならないのか?」

イヒョン「感染者がもっと中に入り込むかもしれないだろ。」

さも当然のように、理由をあげるイヒョン。

 

ジョングク「じゃ、どうするんだ? もし、もっと感染者がいたりしたら? 俺達で、どこにそいつらを閉じ込めておくんだ? 俺達だって、閉鎖中だっていうのに・・・」

周囲をうかがうイヒョン。

ジョングク「イヒョナ・・・。俺達、2日後には、外に出られるんだよな。なぁ、捜査の名のもとに、物事をひっかきまわすのは止めよう。な?」

この言い方・・・・。

もしかして、牧師やヨンオクの入れ知恵?

 

別に、ひっかきまわしたくて、こんなことをしてるつもりはないイヒョン。


イヒョン「俺は、ただ、(みんなが)安全にいられるようにしたいだけだ。もし、だれかが噛まれて、もっと感染者が増えたら?」


ジョングク「俺のかみさんは・・・今、具合がかなり悪いんだよ。」

ようやく、ずっと気にしている奥さんの病状について、打ち明けるジョングク。

 

ジョングク「俺達、再発を疑って、乳がんの検査を受けたんだ。病院から連絡を受けたところだったんだ。もう、ガンは治ったと思ってたのに・・。だからこそ、かみさんと餅屋をひらいたんだ。イヒョナ。俺は、かみさんの元になんとしても戻らなきゃならないんだ。お前も知ってるだろ、彼女がどれだけ辛い目に合ってきたか・・・な?」

そう言われて、言葉が出ないイヒョン。

 

★『ハピネス』8話1/4 雑感★

 

15分の間に、【D-3】 【D-2】と進むなんて、なんだか、ここにきて、サクサク感があります。

 

韓国のアジョシたちにとって、ケンカ腰は挨拶で、女の人が、ひどくならないうちにそれを止めるっていうのがお約束なの?

毎回やんなきゃダメなのかな?


しかし、ジェラシーイヒョンはいつ見ても可笑しい!

 最後にセフンが、なぜ、セボムには親切なのか、謎は解けるのかな?(笑)


アンドリュー、気になるわ~。

ジュヒョンのこと、半ば殺意すら漂わせて見てたよね。

怪しげにみせて、実は(そうでもない)・・・は、セフンの役割だと思うから、そうなると、本当に怪しいってこと?


ジョングクが、ヒーロータイプの刑事さんではないことはよくわかってます。

出世とも全然、縁がなくて(目の前の事件で手一杯で)、気が小さくて(慎重で)、人を押しのけられなくて(優しいし)、命じられるままに(真面目に)職務にあたってきたんでしょう。

 

奥さんの病気がきっかけだったんだろうけど、警察官としての人生に見切りをつけ、奥さんと第二の人生を歩もうとしてたんだよね。

その矢先に、再発・・・(の疑い?)。

そういう時って、藁にもすがりたくなるし、変な話、いろいろと付け込まれる隙も生まれるっていうし・・・。

 

あの十字架、ヨンオクたちに、かなり、まるめこまれてる感、あるよね。

 

時系列的に、だいぶ、ショートカットされてるぶん、なにかが意図的に隠されてる気がします。


 

★『ハピネス』8話2/4レビューに続く★